私たちの取り組む課題
育児に不安を感じながら、どうしていいか分からず孤独に子育てをしているママやパパがたくさんいらっしゃいます。
私たちは産後のママ達の支援や、子どもたちの遊び場づくりを通して、孤独な育児による不幸な家庭を減らし、この地域に住む子育て家庭が、ゆとりと笑顔で毎日を過ごせる地域を作ることを目指しています。
なぜこの課題に取り組むか
事務局の上山です。
私は2年前、新型コロナウイルス感染症が広がり始めたころに第一子を出産しました。
妊娠中や出産直後は、待望の子どもを授かり幸せで一杯でした。
ですが、退院して家に帰ると、待っていたのはハードな育児の日々。
毎回激痛を伴う授乳や原因の分からない子どものぐずり。
夜中ずっと抱っこであやして腕は腱鞘炎。
やっとこどもが寝ついても、呼吸が止まっていないか不安になって数分おきに様子を確認していました。
また、コロナ禍で子育て支援施設は一斉に休止・閉館。
子どものことを相談するところも、子どもと一緒に出かけられるところもありません。
コロナが怖くて家族や友人に助けも求められず、夫は仕事で育児ができる時間が少ないためほぼワンオペで育児をする日々。
不安と緊張とストレスの連続で、「この子を窓から放り投げられたら、どんなに楽になるか…」とふと考えてしまい、そんなことを思ってしまった自分に自己嫌悪していました。
その後子どもが1歳になり、保育園へ預けて仕事復帰しました。
仕事と育児の両立はまた別の大変さがありましたが、保育園の先生方の支援や、家庭以外で人とゆっくり話ができること、子育てから離れ仕事に集中できる時間があることで、以前よりもゆとりを持って育児ができるようになりました。
そうして少し考える時間が持てるようになったころ、ふと思い返すのはあの辛い1年間のことでした。
「私のように辛く孤独な育児をしているママさんが他にもいるはず。自分と同じ思いをしてほしくない、もっとみんなが楽に育児ができるようになれば…」
そこで色々な人に相談してみたところ、同じ思いを持ったママさんや、共感してくれるシニア世代の方に出会うことができ、「少しでもママさんが休める場所をつくり、ゆとりを持った育児ができるようにすること」、そして「親だけが育児をするのではなく、色んな人がもっと子育てにかかわり、みんながみんなでみんなの子どもを育てていく地域を作っていくこと」を目指し、くぷくぷを立ち上げ活動することにしました。
まだまだできたての団体ですが、この地域に住むママやパパ、子どもたちのために、ネットワークを広げながら活動を展開していきたいと思います。
寄付金の使い道
現在は産後のママたちをケアするサロン「ぐ~たらママ」と親子が自由に過ごせる遊び場「あそび~の」を月1回ずつ開催しています。
いただいた寄付金は
・産後のママをサポートするための専門家(助産師、カウンセラー)をお呼びする資金
・子どもたちに様々な体験をしてもらうための資金
・地域ぐるみで子育てができるような環境を作るための講座・研修の開催費用
に使わせていただきます。