事業の目的
2017年4月、川崎市内では初めての「暮らしの保健室」が始まりした。
「暮らしの保健室」は、一言でいうならば、「学校の保健室のような役割をもつ場所」です。
「なんだか体のことで気になることがあるけど、病院に行くべきかしら?」
「家族が、がんと診断されたのだけど、どうしていけばいいかわからない…」
などといったときに、みなさんは誰に相談をしようと思いますか?
親? 兄弟? 友人…?
「知り合いに医療関係者がいればいいな」と思ったことはありませんか?
そんな時に、ふらっと立ち寄れて気軽に医療者とつながることができる場所―それが暮らしの保健室です。
これまでの活動
これまでこのような相談にお答えしてきました。
・大切な人が大きな病気になり、目の前が真っ暗。このつらさを誰に相談していいかわかりません。
・病気での休職が長くなり、復帰しても役に立たないのではと心配。
・親が癌と診断されたのですが、孫にまで遺伝するものでしょうか?母として心配になって。
・闘病2ヶ月め、食欲なくて食べられません
・会社いきたくなくて涙が出るんです。気がつくと疲れたって言ってて。
・癌になってしまったのですが、「○○療法が良いよ」と人から勧められているのですがどう思いますか?
・引っ越してきたばかりで、よい病院わからないので紹介していただけませんか?
・大切な人を病気で喪ってしまい、もう1年たつのですが未だに涙が出ます。私はおかしいのでしょうか?
これまでの事業成果
2017年から暮らしの保健室を武蔵小杉や武蔵溝ノ口などで週1~2回のペースで開催し、毎年300人~400人前後の相談にお答えしてきました。2020年からは元住吉の「となりの.」というコワーキングカフェとも連携し、カフェ内でスタッフとして参加しながら、相談を受けるスタイルで週3~4回のペースで地域の方々の悩みにお答えしています。
事業の必要経費
主に、相談スタッフの人件費に使用します。