
事業の目的



こどもも大人も「一人じゃない」と思える社会を目指し、地域に根ざした安心できる居場所づくりの実現に向けてー
・子育て世帯の孤立、不安の増加
・発達障がいや不登校など多様なこどもの支援不足
・地域とのつながりの希薄化による子育て家庭の孤立化
これらの子育て家庭を取り巻く社会課題を解決すべく、多様なこどもたちの包括的な居場所づくりに取り組んでいます。
これまでの活動
・こども食堂1号店の運営(週1回/川越市旭町3⁻17⁻19)
・こども食堂2号店の運営(隔週1回/川越市旭町1⁻8⁻12)
・こども食堂入間店の運営(月1回/入間市宮前町1-10)
・学習支援および個別支援(発達障がい・不登校児童への支援)
・保護者向けおしゃべり会や相談会(月1回)
・季節イベント(夏祭り、ハロウィン、クリスマス会など)
・地域と子育て家庭を結ぶ屋外イベント「ラストサンデーマーケット」開催(毎月最終日曜日/川越市産業観光館小江戸蔵里)
・来場者約1万人第4回こども食堂びより開催(2025年4月26日・27日/ウニクス川越にぎわい広・ウェスタ川越交流広場)
・川越ナイトマーケット開催(2025年7月25日・8月29日/ウニクス川越にぎわい広場)
・ルンビニ幼稚園での保育受託業務(満三歳児クラスの運営月/火/木/その他行事)
これまでの事業成果



①産後の不安や孤独を感じていたお母さんの笑顔が戻った
こども食堂で出会った人との関わりの中で、「ありのままの自分」でいられる居場所を見つけた母親。
表情が柔らかくなり、こどもにもその変化が現れました。こどもの笑顔が増え、家庭内の雰囲気が明るくなった事例です。
② 支援が届きにくい家庭への継続的な寄り添い
複雑な家庭状況や子育ての悩みを抱える保護者にとっても「敷居の低い居場所」として、こども食堂や座談会に通うことで心を開くことができました。
行政や専門機関には相談しづらくても、行政相談の前段階として、安心して気持ちを話せる居場所となっています。
日常的な場で安心して話せることで、最悪の事態を回避し、継続的な支援につなげることができました。
③ 発達障がいへの偏見の排除や自然に交流する機会を創出
放課後等デイサービスとの連携で、異なる背景を持つこども同士が交流。
特性のあるこどもたちとさまざまなこどもが自然に交流する中で、お互いを理解し合う経験が生まれています。
互いを理解し、すぐに仲良くなるこどもたちの柔軟性に大人も学ぶ場となりました。
差別や偏見なく関われる未来の社会をつくる、小さな一歩が生まれています。
④ 孤独な食事から「一緒に食べる喜び」へ
共働き家庭で夕食を一人で食べていたこどもが、こども食堂で友だちや地域の大人と食事を楽しむように。
「誰かと一緒に食べる安心感」を経験し、孤独感が軽減された事例です。
⑤ 不登校のこどもが「居場所の一員」に
学校に通えなくなっていたこどもが、こども食堂の手伝いをすることで、「役割」や「人とのつながり」を感じ、活き活きと過ごすようになりました。
“学校だけがすべてじゃない”と本人も親も気づくきっかけとなっています。
私たちの活動を通して、こども食堂や各種イベントを「子育て家庭やこどもが主役」として開催することができました。
特に、こども食堂という“居場所”の存在を地域に広く周知できたことは、意義深い成果のひとつです。
親御さんが人とのあたたかい関わりや繋がりの中で、幸せな子育てを実感できるようになる支援を行ってきました。
親御さんの笑顔や心の余裕は、こどもの幸せに確実につながっています。
事業の必要経費
1. こども食堂運営費(週1回100食×年間40回想定)
項目 単価・計算式 年間金額(円)
- 食材費 8,000円 × 40回 320,000
- 弁当容器 30円 × 2個 × 100食 × 40回 240,000
- おかずカップ 5円 × 2個 × 100食 × 40回 40,000
- 箸・スプーン・フォーク類 10円 × 3種 × 100食 × 40回 120,000
- 消耗品(ラップ・ゴミ袋等) 500円 × 40回 20,000
- 会場費・光熱費(借用費込) 2,000円 × 40回 80,000 小計820,000
2. イベント経費
イベント名 単価・回数 年間金額(円)
- こども食堂びより 1回あたり30万円(想定) 300,000
- ラストサンデーマーケット 2万円 × 12回(毎月) 240,000
- 川越ナイトマーケット 10万円 × 2回(7月・8月) 200,000
- 季節イベント(夏・秋・冬) 各5万円 × 3回 150,000 小計890,000
3. 人材育成・運営系費用
項目 単価・内容 年間金額(円)
- スタッフ研修費 年間研修費 50,000
- 謝礼費(講師・協力者等) イベント・研修等で随時支払 100,000
- スタッフ交通費 各店舗・イベント等 100,000
- 水道光熱費 会場利用、調理等に関連 50,000
- 広告宣伝費 チラシ、SNS広告、デザイン等 100,000
- 備品・器具購入費 調理器具・テント・机椅子等 150,000
- 保険料 ボランティア保険、検便検査等 30,000 小計580,000
4. その他活動に係る費用(学習支援・相談会等)
項目 単価・内容 年間金額(円)
- 学習支援・相談会用教材等 文具、資料、印刷費等 50,000
- 会場費(保護者向け座談会) 2,000円 × 12回 24,000 小計74,000
年間必要経費(概算合計)
区分 金額(円)
- こども食堂関連 820,000
- イベント関連 890,000
- 人材・運営費用 580,000
- 学習支援等 74,000 総合計2,364,000円