私たちの取り組む課題
最期は家で…誰しもがそう願います。ただ、様々な事情で、それが難しくなる人たちがいらっしゃる。その一方で「施設は嫌だ」と思う当事者も多いでしょう。それは、施設が介護をサービスとして提供するだけでなく、住まいとしてのあり方を問われている証なのではないでしょうか。私たちが運営する施設が、そんな皆さんの住まいとして「ここなら悪くない」と思っていただけるよう、高齢者事業では「施設はどこまで住まいになりうるか」をテーマに取り組み、地域の皆さまが住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らすことができるよう、在宅サービスと施設サービス両面からサポートしてまいります。
そして、子どもにとって集団生活の第一歩となるコミュニティーが保育園です。学校の前段階の場として、単なる託児だけが目的ではなく、幅広い年齢層の乳幼児たちの心身の健やかな成長をサポートする役割を担っています。また保護者の就労環境の変化による仕事と子育ての両立を支える環境が不可欠になったり、虐待問題や母子家庭の増加などの福祉ニーズが高まっていることも現代の社会的な課題と捉え、その課題を解決する役割を担ってまいります。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの活動により、施設も悪くないと思っていただけることで、入居・利用していただく皆さんが安心して穏やかに過ごすことができる。そのことが、これまで当事者を支えてきたご家族の手助けにもなる。家族介護によりいつの間にか少しずつ悪くなってしまっていた関係性を、そうでなかった頃のように取り戻すことができるようになる、それが私たちが活動を続けている理由です。
そして、時代とともに変化してきた保護者の就労環境や家庭環境、今後もさらに多様化していくなか、世間ではまだまだ待機児童の解消ができずにいます。ここに通ってよかったと思っていただける場所になれるように、これからも様々な活動にチャレンジしながら、保育士の育成にも力を入れていかなければいけないと考えております。
寄付金の使い道
高齢者事業(特別養護老人ホーム国津園、特別養護老人ホーム美里ヒルズ)
- ご入居者やご利用者の皆さんの生活の場の環境整備費
- 皆さんの生活の質の向上を目的に導入する福祉機器の購入
- 地域貢献事業として実施している「いきいきセミナー」や「認知症カフェ」の運営費
- 地域のケア職やケア職を目指す人たちのための交流事業の活動費
保育事業(名張西保育園、比奈知保育園、滝之原保育園)
- 乳幼児の過ごす環境整備費
- 園児の健やかな体作りのための遊具等の設備費
- 園児の豊かな感性を育て創造性の芽生えを培うさまざまな活動費