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◆「わいわいガヤガヤ」自分らしくいられる居場所が身近にある社会 ◆ 頼り頼られる人間関係が日常にあり、親だけが子育てを抱え込まないでよい社会 ◆ 家族が子育て・望む生き方どちらもあきらめなくてよい社会

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私たちの取り組む課題

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【私たちの活動もグラデーション。すべてがつながり重なり合っています】


ひまわりが活動を始めたのは2005年3月


3歳の幼稚園入園まで地域で子育てをする姿が多く見られました。


ところが今の子育てひろばを見てみると、3歳の子どもの利用はとても少なくて、0歳から1歳前が中心となっています。


親の社会復帰の早期化が進み、子どもたちの多くが1歳の誕生日前後に保育所に入所しています。


地域で親子いっしょに、濃厚に子育てに浸る時間が短くなっています


子育て支援をしている側からすると少し寂しい気持ちもありますが、決して悪いことではありません。


女性も男性も 子どもがいてもいなくても 自分の生き方も子育てをあきらめないでいいって素敵なことです。


ただそれを実践することは言うほど簡単なものではありません。


やらなければならないタスクが増えても、1日にある時間、自分のエネルギーには限界があります。


「一日50時間あればいいのに」


そんなことを思って頑張りすぎたら体も心も悲鳴をあげてしまいます。


そうならないための生きる術みたいな子育ての基礎体力を育む経験や気づきが地域で子育てをしている間に出会ってほしい。


明確な「術」=スキルとはいかなくても、よい加減というか、程度を知ること


それが子どもが接着剤になる「子育てひろば」というコミュニティではできるのです。


また、そんな時間を通して得られる「心地よさ」「安心感」はいつしか心の開放、バリアフリーにつながります。


「ちょっと困った」「心配」を普段から当たり前に話ができることって実は案外難しいもの。


小さな困りごとの種は放っておくといつしかがどんどん大きくなって、絡み合って 次第に解決困難になってしまいます。


心のバリアフリーの切り替えスイッチを手に入れておくことが子育てひろばを卒業した後の子育ても助けてくれることでしょう。


大人も子ども自分らしく、無理せずに周囲とつながりながら生きていくための基礎体力を育む親子支援


2024年度のひまわりも「地域子育て支援拠点(子育て広場)」と「利用者支援事業(相談支援)」を2本柱として取り組んでいます。


その中のコンテンツは サークル活動、妊産婦支援、多胎児支援、NICU親子の会、発達相談、ダブルケア、子ども食堂、自然体験、ひとり親支援など実に多様です。


「ひまわりさんの活動は本当にたくさんだね」


そんな言葉をよくいただきますが、


一見バラバラのようなその一つ一つはすべてがつながり、重なり合っています。


なぜなら、子育ての悩みに明確な境界なんてないからです


悩みや親子の現状を課題別に切り取るのではなく、目の前の親子の今をまるごと受け止め、できるところからやさしく手を添えていきたい


そんな思いで15名のスタッフと心ひとつに取組みを進めてまいります。



【地域子育て支援拠点事業 ひまわりはうすとことこ】


高松市の門前町 仏生山の小さなハイツの2部屋がひまわりの活動の本丸です。


この場所にある「ひまわりはうすとことこ」は子どもの遊びや育ちを見守り、子育てを通じた出会いを育む親子ひろばです。


とことこにはとことこルームとまめの木ルームの2部屋があり「交流の場の提供」「子育て情報の提供」「講座やイベントの開催」を行っています。


NPO法人全国子育てひろば連絡協議会が2015年に行った調査研究では自分の生まれ育った町から離れた場所での子育て=アウェイ育児という言葉が生まれました。


子育てひろばの利用者の約7割がそれにあたるとの結果は私たちの団体でもまた等しいものでした。


転勤族が多いエリアであることから、全国各地から移り住んできた子育て家庭が高松での子育てを通じたつながりを求めて訪れています。



【やっぱり対面がいい 子育ては密で】


コロナ禍を経験し 私たちは様々なつながり構築の手段を獲得しました。初めは苦手だったオンラインのコミュニケーションにも慣れました。


その一方で確認したこと・・・それは「やっぱり対面がいい」ということ。


相手の息づかい、ふとした時の表情、心の温度があがるようなやりとりを肌で感じられることが子育てにとってはやっぱり必要です。


なぜなら


子育ては一人ではできないから。


個の時代が進行している現代社会の中で、子育ては今も昔も変わることなく、関わりが必要です。


1歳~6歳の幼児を持つ母親の調査研究(ベネッセ教育総合研究所調べ2020年より)では「新型コロナ流行前より人とのつながりを大切にしたい」回答した母親は82.7%となっています。その一方で母親の約 2~3 割がコロナ禍がきっかけで「つながりをもてない」と回答しています。


子育て家庭の身近な場所で、いつでも気軽に立ち寄りができる、つどいの場の必要性が高まっています


ひまわりはうすとことこは親子のもうひとつのおうちというコンセプトでいつでも、だれでも迎え入れる気持ちを大切に開所しています。


毎年 平均350世帯を超える親子の利用登録がある高松市でも大変利用の多い施設です。


2024年4月からは利用登録料もなくなり、予約不要・出入り自由であることから より一層利用しやすくなりました。


初めてでも大丈夫 ひとりでも大丈夫


この場を通じてあたたかな人間関係、つながりを育みながら、大人も子どもも一緒に育っていこう。


そんな思いで活動をしています。



【ひとり親家庭の支援 ひとり親パートナーズ】


ここでコロナ禍をきっかけに強化した活動のひとつを紹介します。


それはひとり親やプレシングルさんの子育てや暮らしの応援活動「ひとり親パートナーズ」です。


一般的にひとり親家庭における相対的貧困率(世帯の所得が可処分所得の中央値の半分に満たない状態のこと)については50 %と言われています。


子どもが小さいうちは子育てと仕事の両立が難しく、非正規雇用となるケースが多く、家計が不安定になりがちという事情が背景にあります。


コロナ禍においては、就業環境の悪化がひとり親家庭の家計を圧迫しました。


さらに現在の物価高、電気代の高騰・・・ コロナ以上にしんどいとの声も多くあります。


苦しい現実に追い打ちをかけるように、ひとり親家庭への偏見的な声も多く、困りごとや不安を抱えていても「助けて」と言いづらい状況があり、ストレス過多になる親も少なくありません。

特に子どもが小さい間は働き控えをしたり、非正規であることから生活が安定しなかったりとなにかと不安が多くなりがちです。


現在公式LINEの登録は900を超えました。


こうした世帯と配布会を通じてつながり、顔の見える関係ができたのはコロナ禍の唯一よかったことかもしれません。


チャットを通じて24時間SOS発信することは可能ですから、私たちはそれらのニーズを拾いながら状況の改善に向けた個別支援を行っています。


そうしたところに手を添えながら、それぞれが望む暮らしの実現に向けて歩みを進めていけるようにお手伝いをしています。



◆主な活動◆

食品等の無料配布会

子どもの体験活動

サークル支援

おとな講座、子ども講座の開催

相談支援・ニーズ調査

なぜこの課題に取り組むか

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【子育てには地域のつながりが不可欠】


すべての親子にとって開かれた場所をつくりたい。


活動を始めたのは今から22年前  


法人代表である有澤は当時はごくごく普通の乳幼児の子育てする一人の子育て当事者でした。


24時間365日子どもと向き合う生活・・・


子どもが小さく、外出しづらい状況において抱いた絶望感


それは社会から切り離されたような気持ち目に映る景色はモノクロでいつも曇り空のようでした。


自分の手帳なのに 自分の予定はなにひとつなく、自分の存在はなになのか思い悩む日々でした。


そんな時 転勤先の埼玉県で、社宅の子育て仲間や親子サークルに出会いました。


小さな所属ができたことで、目の前に風景が彩られて見えました。


自分の身近に「安心安全な場所」「豊かな人間関係」があれば、子育てがずっと楽しくなることを知ったのです。


【子育て家庭の課題の多様化】


令和の時代 子育て家庭の課題はますます多様化しています。


私たちの調査研究では核家族、共働き世帯核の割合が8割を超え、夫婦とも実家が県外である割合も5割近くという結果となりました。


更に、定年延長で祖父母世代が働いており、多くが家族の支援が身近にない現状が見られる中、子育て世帯を支える身近なサポートが少なくなっています。


社会との接点を持たないことで親子が孤立すると


「ちょっとお願い」が言えなかったり、自分一人で子育てを完結しようとするなど抱え込み、負担感が高まったり


ストレス疾患、育児放棄、離婚、虐待など課題が重なり合ったりする危険が高くなっています。


はじめから完璧な親などいません。


だから、頼り頼られる関係が身近にあることがとても大切です。


また、先に紹介した「ひとり親パートナーズ」の活動では仕事と子育てを一人で担う中で、家族や友人などの人間関係が一般的な家庭より希薄であることを感じています。


そうしたつながりの希薄さ、ソーシャルキャピタルが足りないことが課題を大きくしていきます。


課題が大きくなるとますます孤立が進行し、地域から見えなくなることにより、新たな課題が生まれやすくなります。


また、昨今は物価高、電気代の高騰などが深刻で、今までなんとか回っていた世帯が少しずつ苦しくなっていることも感じます。

とりあえず「なんとか回っている」場合は公的支援の狭間である場合が多いです。


こうした課題の隙間をうめる支援の構築や多機関が連携することで見守りというセーフティネットを広げることが必要になっています。

寄付金の使い道

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いただいたご寄付で通常の活動から一歩強化した取り組みが実現します♡


〇ひとり親家庭の支援活動 公費で保障されるものではないので資金が足りません。長期休業前や進級進学の時期の活動を強化します。

〇親育ち子育ち講座の開催 託児付き親向けの子育て講座や親子いっしょの体験活動を開催します。

〇理解を広げるためのニーズ調査など調査研究費用を行い、親子のニーズを広く発信していきます。


子育て家庭の応援にコミットしていただけることをスタッフ一同 心よりお待ちしております!!!

〒7618077

香川県高松市出作町382-1酒井ハイツ110

0878167700

http://himawarinet.c.ooco.jp/

代表:有澤陽子

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