私たちの取り組む課題
【課題①】理工系学生が安心して学びに専念できる環境の不足
理工系分野は社会の発展を支える重要な領域である一方で、学費や生活費の負担、研究環境の格差などが、学びの継続を難しくしています。
経済的な理由で学ぶ機会を諦めることのないよう、奨学金支援を通じて学生が安心して挑戦を続けられる環境を整えています。
【課題②】全国に広がる理工系学生同士のつながりの希薄さ
志をもって理工系を学ぶ学生は全国各地にいますが、学校や地域を越えて交流し、学びを共有する機会は限られています。
当財団は、財団生同士が互いに刺激し合い、将来社会を支える仲間として成長できるよう、全国的なコミュニティづくりに取り組んでいます。
【課題③】理工系研究を支える資金支援の不足
工学・理工学分野においては、特に若手や地方の研究者が研究資金や発表機会の面で不利な状況に置かれることがあります。
当財団は、学びだけでなく研究活動も支援する仕組みをつくることで、次代の科学技術を支える研究者の挑戦を後押ししたいと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
日本の未来を支える理工系人材の育成には、学びを支える経済的基盤と、共に学び合う人的ネットワーク、そして挑戦的な研究を継続できる環境のすべてが不可欠です。
当財団は、奨学金による「個の支援」と、全国の仲間をつなぐ「コミュニティ支援」に加え、理工系の研究者を対象とした「研究助成」にも取り組み、理工系分野の発展を支える若者たちの可能性を最大限に引き出します。
こうした多面的な支援を通じて、教育・研究・産業・社会をつなぐ新たな循環を生み出していくことを目指しています。
支援金の使い道
奨学金支援として
寄附金は、全国の理工系学生が経済的な不安を抱えることなく、学業や研究に専念できるよう奨学金として活用しています。
学生一人ひとりの挑戦を支えることで、未来の産業や社会を担う人材の育成につなげています。
コミュニティづくりとして
全国の財団生がつながり、学びや経験を共有し合うための交流会やオンラインコミュニティの運営にも活用しています。
地域や分野を超えたネットワークづくりを通じて、理工系学生の成長と協働の輪を広げています。
研究支援として
大学や高専で工学・理工学分野の研究に取り組む若手研究者への助成にも寄附金を活用しています。
資金面での不安を和らげ、次代を担う研究者が継続的に挑戦できる研究環境の実現を支援しています。

