私たちの取り組む課題

オンラインカウンセリングは、深刻な悩みや症状が生じてから利用する特別な支援だけではありません。気持ちや考えの整理、自己理解、ストレスへの早めの対処、心の健康の維持・増進のためにも活用できる相談手段です。
日常的な選択肢として、まだ広がっていません
カウンセリングには「つらさが限界に達した人が受けるもの」というイメージが根強く残っています。そのため、悩みの有無や深さを問わず、日常的に利用する文化はまだ十分に広がっていません。
相談を希望していても、次のような事情が壁となり、利用につながりにくい方もいます。
- 住んでいる地域によって、利用できる相談先が限られる
- 仕事、育児、介護などで、相談へ出向く時間を確保しにくい
- 体調や障害などにより、外出が難しい
- 対面で話すことに、心理的な抵抗がある
安心して選ぶための情報が不足しています
オンラインカウンセリングには、こうした壁を低くする可能性があります。一方で、中立的な立場から次の情報を分かりやすく伝える機会は十分ではありません。
- 利用方法や、対面相談・医療との違い
- サービスの選び方、相談員の資格や専門性
- 料金やプライバシーへの配慮
- 安全性や、緊急時に対応できる範囲
提供する側にも、共通して整えるべき課題があります
オンライン特有の倫理と安全への配慮、個人情報保護、緊急時の対応、医療・福祉・公的支援との連携などは、提供する側が業界全体で共有し、整備していく必要があります。
JAPOCは、普及啓発、正確な情報提供、調査研究、利用者・支援者・事業者との連携を通じて、オンラインカウンセリングを誰もが安心して日常的に選べる文化と、健全に発展するための基盤づくりに取り組みます。
なぜこの課題に取り組むか

心の健康は、病気や深刻な悩みが生じてから回復を図るだけでなく、日頃から自分の状態に目を向け、維持・増進していくことが大切です。
誰かと話しながら気持ちや考えを整理することは、自分自身への理解を深め、小さな変化に気づき、ストレスを抱え込みすぎないための機会になり得ます。
大きな悩みがなくても、相談してよい
大きな問題を抱えていなくても、次のようなときに相談を利用してよいはずです。
- これからの生き方を考えたいとき
- 物事を別の視点から見つめたいとき
- 心の状態を整え、日々の健康を保ちたいとき
- 自分自身への理解を深めたいとき
相談を遠ざけるイメージを変える必要があります
しかし、カウンセリングに対する「特別な人が受けるもの」「相当つらくなってから利用するもの」というイメージや、相談することへのためらいが、早い段階での利用や日常的な利用を妨げています。地域や生活上の事情によって、対面相談を利用しにくい方もいます。
選択肢を広げ、安全性と信頼性も同時に育てます
オンラインカウンセリングは、対面支援や医療に代わるものではありません。それらと適切に連携しながら、人々が選べる相談手段を広げるものです。
悩みの有無や深さにかかわらず、心の健康を整えたいとき、自己理解を深めたいとき、生活をよりよくしたいときに、誰もが自然に選べる選択肢として社会に根付かせたいと考えています。
利用を広げるだけではなく、安全性、信頼性、正しい理解を同時に育てる必要があると考え、この活動を始めました。
支援金の使い道

いただいた支援金は、オンラインカウンセリングの普及、心の健康の維持・増進に関する啓発、正確な情報提供、調査研究、安全で健全な利用環境の整備など、JAPOCの目的を実現するための活動に活用します。
主な活動
- 一般向け公開コンテンツ、啓発資料、教材等の制作
- 実態調査・分析、報告書・白書の作成および公開
- 講演、研修、セミナー、イベント等の企画・開催
- 利用者、支援者、事業者、専門職、研究者、関係機関との連携
- 広報、情報発信、安全性・倫理に関する資料や仕組みの整備
- オンラインカウンセリング事業および関連する公益的活動への支援
活動を継続するための基盤
活動の質を高め、継続的かつ円滑に実施するため、次の費用にも活用します。
- 資料・書籍等の購入、研修受講、人材育成
- 外部専門家への監修費、講師謝金、業務委託費
- ウェブサイトや情報発信システムの整備・維持費
- 会場、通信、印刷、機材・備品、保険、決済、事務局運営等の費用
- 調査、会議、連携、普及啓発、イベント等に伴う交通・移動・運搬手段の確保
- 活動に必要な設備・資産の取得、賃借および維持管理
透明性を大切にします
具体的な配分は、寄付額、活動状況、公益上の必要性および優先度を踏まえて決定します。支援金は、特定の個人、会員または事業者の私的利益のためには使用せず、広く社会へ還元される活動と、その継続に必要な範囲で活用します。
実施した活動と主な使途は、可能な範囲で公表します。

