
事業の目的

架け橋となって、障がいをもつ人と社会を安心につなげます
障がいをもつ人の短期入所というと、「ご家族の休息のため」「急な用事での一時的な預け先」といった利用がよく知られていますが、色えんぴつではそれにとどまらない、より広い意味での活用を提案しています。
①親元と社会をつなぐ「ステップ」として
ご家族に何かが起きてから慌てて施設やグループホームを探すのではなく、ご本人が若く、対応力のある今のうちから「自宅以外で泊まる練習」をしておくことが大切です。その第一歩として、短期入所を利用することで、将来的な住まいの選択肢が広がり、親御さんもご本人も心の準備がしやすくなります。
②夜から朝にかけての「暮らし方」の理解
私たちが特に大切にしているのは、夜間や早朝の「プライベートな時間帯」の過ごし方を知ることです。
• 就寝前の習慣や「儀式」
• お薬の種類・飲み方
• 入浴や身支度のタイミング・好み など
こうした情報は、ご本人の安らぎやQOL(生活の質)に直結しています。これらを、親御さん以外の支援者や事業所も理解・共有しておくことは、将来的な「いざという時」の支援の質やスムーズな移行に、大きく関わってきます。
③ 情報は大切に蓄積し、必要時に共有
短期入所の結果、色えんぴつにご入所いただくことが目的ではありません。ご利用の中で得られたご本人の生活情報や気づきは、大切に記録・保管し、必要に応じて共有いたします。私たちが目指すのは、短期入所施設としてだけではなく、「親元」と「社会」を結ぶ中継地点として、ご家族と社会のつながりを支える拠点であることです。
これまでの活動
・これまでに1名の方の短期入所を行っています。少しずつ親元から離れる暮らしを継続して様子を見るチャレンジをしています。
これまでの事業成果
・まだ始まったばかりの事業です。親元を初めて離れるチャレンジをしている利用者さんを応援してください!