私たちの取り組む課題
記念事業の実施に伴う費用の確保(記念誌発行、招待試合の開催など)
日立一高野球部の80年の歴史をまとめた記念誌を制作します。過去の成績や写真、エピソード、指導者・OBからの寄稿などを収録し、伝統の継承と記録の保存を目的としています。印刷費用に加え、関係者への配布費用がかかります。
これらの事業は、単なる記念にとどまらず、部の歴史を次世代に伝え、支援の輪を広げる重要な契機と捉えています。
老朽化した練習設備の整備・更新
現在、日立一高野球部が日々の練習に使用している設備の多くは、長年にわたり使用されてきたものであり、経年劣化が進んでいるため、現役部員の練習環境の改善が急務となっています。
選手たちが安心して全力で取り組める環境を整えることは、競技力の向上はもちろん、「野球が楽しい」と思える土壌づくりにもつながります。
部員数の減少に伴う活動資金の確保
日立一高野球部は、少人数でも一人ひとりが主役として輝き、地域に誇れるチームであり続けたいと願っています。
そのためにも、部員数の多寡に左右されずに安定した活動ができる環境の整備が不可欠です。
保護者やOBへの情報発信とつながりの強化
日立一高野球部は、これまで多くの保護者・OB・地域の皆様の支えによって成り立ってきました。
しかし近年、社会環境の変化や世代の移り変わりにより、現役部員とOB、保護者同士のつながりが希薄になってきていることが課題となっています。
80周年という節目を機に、次のような取り組みを通じて、人と人のつながりを再構築し、強化することを目指しています。
1. 情報発信の体制づくり
・記念事業や野球部の活動報告を定期的に発信するため、SNSの活用を進めます。
・活動報告や現役部員の様子を伝えることで、OBや保護者が“今”の野球部を身近に感じられる機会を増やします。
・記念誌や会報による紙媒体でも情報共有を行い、幅広い世代にアプローチします。
2. OB・保護者との交流機会の創出
・OB戦や懇親会、見学会などを通じて、現役選手とOB、保護者の直接的な交流を促進します。
・世代を超えたつながりを作ることで、指導・支援の輪を広げるとともに、野球部への誇りと帰属意識を高めます。
野球部を支える「人」の輪を再び広げ、継続的な応援が自然に生まれるようなつながりを築くことは、部の未来にとって非常に重要です。
80周年を起点に、単なる記念事業にとどまらず、“つながる部活動”としての土台を整えてまいります。
皆さまのご理解とご協力を、心よりお願い申し上げます。
なぜこの課題に取り組むか
80年という節目は、単なる記念の年ではありません。
それは、「これまで」を振り返り、「これから」に責任を持つべき時だと、私たちは考えています。
私たちOBは、それぞれの時代で、日立一高野球部のグラウンドで汗を流し、悔しさや喜びを仲間と分かち合ってきました。厳しさの中にあった「人としての成長」は、今も人生の基盤になっています。
しかし、野球部を支えるべき“つながり”も、時代とともに薄れつつあります。
かつては自然と保護者とOB、地域が関わっていたものが、いまや情報の行き違いや距離感から、サポートの輪が広がりにくくなっています。
私たちは今、この80周年という「節目」を「起点」に変えたいと考えています。
過去を称えつつも、現役の部員が胸を張って野球に取り組み、次世代の部員へとバトンをつないでいけるように。
そのために、これまで野球部に関わってきたすべての人とともに、もう一度「一高野球部のこれから」を作る挑戦を始めています。
寄付金の使い道
皆様からお寄せいただいた寄付金は、以下の用途に活用させていただきます。
(1)記念誌の発行
(2)記念式典・祝賀会の開催
(3)招待試合の実施
(4)環境整備の実施
(5)野球部支援基金の設立
※寄付金は、オンライン決済サービス「シンカブル」を通じて受け付けており、決済手数料(5%)が差し引かれた金額が実行委員会に送金されます。