私たちの取り組む課題
現在、日本の難関大学やSTEM分野の大学における女性の割合は低く、進路選択におけるジェンダーギャップが大きな課題となっています。この状況を改善するための1施策として、女子中高生が多様な情報を得て、社会や保護者の固定観念に影響されず、自分の意志で進路を決定できるよう、進路選択支援を行っています。
具体的には、Slackを活用したオンラインコミュニティ「Icholab」を運営し、女子中高生と女性大学生のロールモデルが双方向に交流できる場を提供しています。女子中高生は、難関大学やSTEM分野で活躍するロールモデルと直接対話し、進路に関する具体的な情報やアドバイスを得ることができます。また、定期的にオンラインイベントを開催し、進路に関する講演やディスカッションを行っております。これにより、女子中高生が自分の進路に自信を持ち、具体的な目標を持って学習や進学活動に取り組むことをサポートしています。
なぜこの課題に取り組むか
日本の難関大学やSTEM分野の大学における女性比率の低さと、女子中高生が進路選択時に直面するジェンダーギャップに強い問題意識を持ち、これを解決したい。特に、女子中高生は身近にロールモデルが少なく、進路に関する情報も限られているため、進学に対するモチベーションが低下しやすい状況があります。また、社会や家庭の固定観念により、難関大学への進学や浪人という選択肢が否定されることも多い中で、こうした状況を改善し、女子中高生多様な選択肢の中から、主体的に進路を選択できるよう支援するために、オンラインコミュニティを立ち上げました。
現在、日本におけるD&Iの実現と、特に日本の難関大学に進学する女性比率増加と、STEM(理工系)分野に進学する女性比率増加の2つをKGIに掲げ、社会人と学生の30名体制で活動しています。
2021年の設立以降、主催イベントには女子中高生累計400名、オンラインコミュニティには200名が参加し、
女子中高生が、その出身地や出身校によらず、多様な分野に進学・就職する様々な女性ロールモデルの話を直に聞き、自分が興味を持つ学問領域について大学生メンターと共にじっくり考え、将来の進路の解像度を高めることができる濃密な時間を届けてまいりました。
「なんとなく周りと同じような進路を選ぶ」のではなく、「自分が興味のあること・ワクワクすること」に自信を持ち、それらを深く学べる大学・学部を自ら選択し、大学生活を送り、そして実際に社会で活躍する生き方に対し、憧れや身近さを女子中高生に感じてもらっています。
寄付金の使い道
ご支援頂いた寄付金は、以下の用途で利用いたします。
現在、第1ステップとして年間25万円の確保を目標としています。2025年までには年間160万円を確保することで、1000人の女子中高生へサポートを届けることを目指しています。
資金使途:
- オンラインコミュニティ運営におけるITツール・デザインツールの費用 年間15万円
- イベント開催に関する諸経費(印刷費、登壇者謝礼金、交通費など)年間10万円