私たちの取り組む課題
北海道は面積が広く、専門的な治療を行う病院は札幌に集中しています。そのため、遠方から札幌の病院へ長期入院することになったお子さんは、外泊できる状態になっても、簡単には自宅に帰ることができません。さらに、これ以上の治療が見込めない状態になった場合でも、遠くの自宅には戻れないケースが少なくないのが現状です。加えて、「こどもホスピス」が対象とする病気や状態は成人のホスピスよりも多様で、身体的な苦痛だけでなく、心理的・社会的・スピリチュアルな面を含めた、お子さんとご家族への全人的な支援が求められています。しかし、家族全体を支える仕組みは既存の障害福祉サービスの対象外であり、制度の狭間に置かれているご家族が数多くいます。
なぜこの課題に取り組むか
今回の取り組みは、当事者・ご家族へのニーズ調査と現場でのシミュレーションを重ねながら、地に足のついた形で進めます。また、公益財団法人原田積善会がまとめた「日本のこどもホスピス」に関する報告を参考にしながら、欧米で発展してきた「こどもホスピス」という考え方を、北海道の実情に合わせて具体化しようとしています。まだ日本では数少ないこの取り組みだからこそ、私たちが行動する意味があると考えています。
支援金の使い道
いただいた支援金は、2027年度の札幌拠点開設に向けた準備・整備費用として活用させていただきます。

