
事業の目的



3年間の助成期間が間もなく終了。いまこそ「地域の力」で子どもの居場所を残したい。
10代が未来にワクワクできる居場所『ひみりべ。』
10代は、進路や生き方を考え始める、人生の中でもとても大切な時期です。
けれど氷見市では、その重要な時期にもかかわらず、関われる大人や得られる経験が限られており、「見えている世界」がとても狭い状態で進路選択を迫られている高校生が少なくありません。
私たちは、氷見高校での探究学習支援や、日常的な居場所運営を通して、多くの高校生と関わってきました。その中で強く感じたのは、「やりたいことが分からない」のではなく、そもそも出会えていない・経験できていないという現実でした。
学校と家庭を行き来する日常の中では、価値観や生き方の選択肢に触れる機会は限られ、「このまちには何もない」「自分には特別なことはできない」と思い込んでしまうことがあります。
一方で私たちは、地域の大人や大学生と協働しながら、マルシェやワークショップ、進路座談会、ものづくりやまちづくりのプロジェクトなど、さまざまな機会をつくってきました。
そうした場で高校生が、大人と対話し、企画を考え、実際にイベントを運営したり、自分たちのプロジェクトを立ち上げていく姿を何度も目にしてきました。
「大人と話すのが楽しいと感じた」
「やりたいことの解像度が上がった」
「氷見にこんなかっこいい大人たちがいると知れた」
出会いと経験が増えることで、高校生の表情や言葉が変わっていく。
この変化こそが、私たちがひみりべを続けてきた理由であり、この課題に取り組む原動力です。
ひみりべは、ただ安心して過ごせる居場所であるだけでなく、10代が地域の大人や多様な価値観と出会い、挑戦し、実践できる場です。
ここでの経験を通して、若者が「無いものは自分たちでつくっていい」「自分の人生は自分で選んでいい」と実感し、見える世界を広げていくこと。
それが、私たちがこの活動に取り組み続ける理由です。
これまでの活動


ひみりべでは、ふらっと寄れる居場所の運営に加え、10代が地域の大人や大学生と出会い、実際に「やってみる」経験を重ねられる機会をつくってきました。
地元企業と協働したマルシェの企画・運営から、大学生と一緒にまちを歩き未来を考えるまちづくりワークショップ、大学のない地域だからこそ実現した大学生との進路座談会まで。
さらに、高校生自身が「やってみたい」と声を上げたことをきっかけに、イベントの立ち上げやプロジェクトの運営、空間づくりや地域向け企画へと発展するケースも生まれています。
雑談や相談といった日常の関わりから、地域や社会とつながる実践的な挑戦まで。
ひみりべは、「ちょっと話してみる」から「本気でやってみる」まで、若者の一歩一歩に寄り添いながら活動を広げてきました。
これまでの事業成果

本事業を通して、高校生が「参加する側」から「企画・運営する側」へと踏み出す機会を数多く生み出しました。
職業体験イベントでは、高校生が大学生や地域の大人と協働し、企画や運営を担いました。また、在校時にひみりべでの経験を通して地域や人とのつながりを感じた卒業生が、進学後も帰省のタイミングで再び関わり、企画やイベント、アート展示などを実践する拠点として機能しています。そうした卒業生の姿が、在校生を巻き込み、学びや経験を地域に還元する循環を生み出しています。
これらの取り組みにより、高校生が多様な生き方に触れ、「やってみたい」を実践に移す経験を重ねるとともに、卒業後も地域と関わり続けたいと思える関係性が育まれました。
事業の必要経費
日々の居場所運営や、10代の可能性を広げるイベント実施にかかる費用として活用させていただきます。
・拠点の管理運営(人件費、光熱水費、備品・消耗品購入、印刷費、広告宣伝費 等)年間約120万円
・イベントの開催(備品・消耗品費、講師謝礼)年間約20万円

