私たちの取り組む課題
被爆者は、すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求めます。
この訴えに賛同して署名するのが、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(通称「ヒバクシャ国際署名」)です。
2016年4月、広島と長崎の被爆者が署名活動をスタートしました。
2020年までに世界中で数億の署名を集めることを目標としています。
2020年まで毎年、国連へ提出していきます。
2017年7月、国連で核兵器禁止条約ができました。すべての国がこの条約に入り核兵器をなくすよう、この署名を国連に提出していきます。
ヒバクシャ国際署名を進めるために、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」推進連絡会(通称「ヒバクシャ国際署名連絡会」)が2016年8月に発足し、活動しています。
なぜこの課題に取り組むか
広島と長崎に原爆が投下されてから70年以上が過ぎました。
しかし、今も9カ国が核兵器を保有し、その数は合計すると1万5000発にものぼります。
平均年齢80歳を超えた被爆者は、後世の人々が生き地獄を体験しないように、生きているうちに何としても核兵器のない世界を実現したいと切望しています。
あなたとあなたの家族、すべての人々を絶対に被爆者にしてはなりません。
国連では、核兵器禁止条約が作られました。すべての国がこの条約に入りすみやかに核兵器をなくすよう、求めます。
あなたの署名が、核兵器廃絶を求める世界の世論となって国際政治を動かし、命輝く青い地球を未来に残します。あなたの署名を心から訴えます。
この署名を呼びかけた2016年4月の段階ではなかった核兵器禁止条約が2017年7月7日に採択されました。これを受け、この署名は核兵器禁止条約にすべての国が加盟することを求めながら、核兵器の完全廃絶を求めていきます。
寄付金の使い道
「2020年までに数億の署名」を達成するために、またヒバクシャを国連に派遣するために
2016年4月に始まったヒバクシャ国際署名は、おかげさまで、2018年10月までに国内外から830万以上の署名を集め、国連に届けることができました。
2017年には核兵器禁止条約が成立し核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞するなど、この運動に大きな追い風が吹いています。
しかし当初より掲げている目標である「2020年までに数億」を達成するためには、さらなる運動の拡大と飛躍が不可欠です。力を合わせて運動を広げ、世界の国々の政府にとって無視できないほど大きな声にしていくために、あと2年間、この署名運動をこれまでよりも一回りも二回りも大きくしていく必要があります。
残された2年間の運動を進めていくために、またヒバクシャを国連に派遣するために、ご協力をお願いします。