私たちの取り組む課題
当法人は、認知症をはじめ、様々な問題と向き合わなければならなくなった時、介護保険では満たされないニーズを明らかにし、認知症についての正し い知識の普及を行い、誰もが認知症になっても、安心して暮らせる地域づく りの実現に寄与することを目的としています。
1 若年性認知症の人と家族を支援、相談
2 認知症の人と本人ネットワーク構築支援
3 認知症の人と家族、専門職のための啓発
4 認知症研修及び研修
5 認知症についての情報発信
6 若年性認知症の親をもつ子どもの会の支援
なぜこの課題に取り組むか
若年性認知症は、65歳未満で発症する認知症です。
働き盛りの頃に診断を受けるためご本人やご家族から、生活面・経済面を含めた支援制度の説明や相談できる窓口を知らなかったという意見が多いです。
また、認知症の従来のイメージや報道などで認知症イコール人生の終わりと考えてしまう方が多く、診断を受けたあと、引きこもりとなってしまう現状があります。
その中ではるそらでは、電話相談や、診断を受けたご本人同士、ご家族同士の集まる場づくりを行い意見交換、情報交換をおこなっています。
突然に若年性認知症と診断されたご本人は、できることに目を向けられず患者扱いされ孤独を感じてしまいます。
また、すぐに介護保険の利用を勧められたり、退職を迫られるなど経済的にも心理的にも追い詰められてしまいます。
そんな方々に同じ経験をした方同士が出会うことで少しづつ笑顔を取り戻されていきます。
一度、人生終わりだと笑顔を失ってしまった若年性認知症の方達に、再び笑顔になってもらえる場づくりを行っていきたいと考えています。
また、私達は、このような社会課題を多くの方へ周知、啓発するための講演会や、研修会の開催、関係団体(行政・病院・介護保険サービス事業者など)との連携、協働を継続的に実施していきます。
寄付金の使い道
皆様からご提供いただきましたご寄付は、事業計画に基づき、適切に処理することをお約束いたします。
一般社団法人はるそらの事業全般に活用させていただきます。
・若年性認知症の方が利用できる居場所の運営
・若年性認知症の方と、家族、専門職、ボランティアとの交流事業