私たちの取り組む課題
私たちは、宇都宮市の市街地とその周辺に残された貴重な樹林地を保全しており、
現在は、長岡樹林地、鶴田沼緑地、戸祭山緑地、海道小北樹林地の4カ所の樹林地等の保全を行っています。
これらの樹林地等では、それぞれにボランティアグループが結成され、メンバーによる緑地保全活動が行われております。
このような活動を行うボランティアの皆様と,グリーントラスト運動に賛同する多くの会員の皆様にお支えいただくことにより、
まちなかほど近くに残された貴重な緑が守られています。
主な活動
- 保全緑地の整備(散策路の維持管理、除草、樹木の間伐など)
- 保全緑地の環境調査、研究、記録
- 環境の保護(在来種、希少種の保護育成)
- 環境に悪影響を及ぼす外来種の駆除
- 保全緑地の提供(自然学習の支援など)
- 啓蒙イベントの実施(公開活動の実施など)
- 啓発キャンペーンの開催(写真コンテスト・絵画コンクールなど)
なぜこの課題に取り組むか
私たちのまち「うつのみや」には、自然美あふれる丘陵や四季折々に季節感を与えてくれる雑木林など多様で豊かな緑が残されています。
緑豊かな環境は、私たち市民が、生き生きとした生活を営むために欠くことのできない共通の貴重な財産です。
しかしながら、今あるこれらの大切な緑も、人口の集積など急速に都市化の進む中で、確実に減少を続けており、今その保全策を講じなければ永久に失われてしまうという憂慮すべき状況に置かれています。
今後私たちのまち「うつのみや」が、人とまちと緑とが調和した「うるおい」と「やすらぎ」のある文化都市として発展していくうえで、市域に残された優良な緑を守り、つくり、育て、次世代に継承していくことが、現在の私たちに課せられた大きな責務となっております。
その責務を果たすために恩恵を享受している市民一人ひとりが、緑のすばらしさ、大切さを自覚し、すべての市民が力を合わせ、緑を守り、つくり、育てていくための運動に取り組むことが必要となります。
19世紀末のイギリスでは「ナショナル・トラスト」が組織され、現在までの長きにわたり、市民の募金や寄付により土地や建物などを取得、保存し、次代に継承していこうとする自然・文化の保護活動が行われています。
私たちのまち「うつのみや」においても、市民自らの手で緑の環境の保全と創出を図り、緑豊かなまちづくりに寄与することを目的として、「公益財団法人グリーントラストうつのみや」は活動しています。
寄付金の使い道
寄付金は以下の目的に利用されます。
- 保全の対象となる緑地等の取得
- 保全緑地において必要となる資機材の購入
- 緑地保全活動の周知広報に係る事業
- 3.に必要となる資料等の作成
- その他の活動に必要となる経費