私たちの取り組む課題
私たち江の川鐵道がある島根県邑南町は戦後、人口が8割減少し、2018年3月にはJR三江線が廃線となりました。これは交通手段が失われただけではなく、地域内外の交流を生む重要な資源の喪失を意味します。けれど、そこにある地域がなくなる訳ではありません。
「天空の駅」と言われる旧三江線宇都井駅がある邑南町の宇都井集落は、かつては500人以上が暮らした地域ですが、今では１００人余りになりました。高齢者が増え、地域の将来が危ぶまれています。しかしこの地区の住民達は地域をあきらめては居ません。
江の川鐵道ではこのような地域の人々と共に、“縮小ニッポン”の最先端であるこの土地で、未来を変えるプロジェクトに取り組んでいきます。
なぜこの課題に取り組むか
三江線が廃線となった後、地域は「全国の鉄道網から見放された」ということに、ひどく自信を失っています。人口が減り、疲弊した地域がいかに頑張ろうとも報われないのか、とひどく落胆しています。それでも、宇都井の住民達は立ち上がり、「ＩＮＡＫＡイルミ」というイベントのほか、宇都井駅を中心とした地域づくりに、地域の未来をあきらめることなく取り組んでいます。
そのサポートを様々な形で行い、訪れる人々、帰ってくる子や孫たちに楽しさを提供することで、地域に未来への光りを示すことへの一助になれば、と考えています。
寄付金の使い道
寄付金は当法人及び沿線地域の活動運営費二当てさせていただきます。
