私たちの取り組む課題
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANは団体創設以来、医療を受けることが困難なアジアの子供たちへの小児医療支援を行っています。ラオスとカンボジアに非営利の小児病院を設立し、24時間態勢で診療を行っています。
最初のプロジェクトとしてカンボジアのシェムリアップにアンコール小児病院(AHC)を設立・開院し、2013年に現地化。主な活動拠点をラオスのルアンパバーンに移し、2015年にラオ・フレンズ小児病院(LFHC)を開院し、日々子供たちの診療・診察にあたっています。
♥医療:『Compassionate care(心のこもった質の高い医療)』の提供
“Treat every child as if your own child”(目の前の患者さんを我が子のように)の精神のもと、全ての子供たちへ質の高い医療の提供を目指しています。
♥教育:その国の医療を支える人材育成
インターナショナルスタンダードの医療が提供できるよう、院内での医療教育をはじめ、各国での医療研修や学会へスタッフを積極的に派遣しています。また、LFHCのスタッフが姉妹病院のAHCで医療研修や、AHCのスタッフをはじめ、ラオス国内外から専門家を指導者として招き、LFHCのスタッフへ医療教育の機会を提供しています。
将来的に現地スタッフが自立して病院運営を実施できるよう、人材育成に力を入れています。
♥予防:地域医療の質の改善や住民への予防教育
院外の活動をメインとした「アウトリーチプログラム」として、病院で診察を受け家庭でのフォローアップが必要と思われる患者さん(栄養失調、心疾患、HIV感染症、サラセミア、悪性疾患等)の訪問、村での予防教育プログラムやごみ処理場での健康診断等を実施しています。地域における活動を充実させることで将来的には、地域住民自らが疾病予防に対する意識を高めことを目指しています。
なぜこの課題に取り組むか
『すべての子供たちは愛情に満ち、健やかに育つ権利があります。
~Every Child has the right to a healthy and Loving life~ 』
「わずか2ドルの治療費を払えなかったため、十分な手当てもされずに命を落としていった・・・」
フレンズの創設者である写真家の井津建郎が団体を設立するきっかけとなったカンボジアでの出来事です。「救えるはずの命」が消えてしまう。一人でも多くの子供たちの命を守りたいという想いで団体が立ち上がりました。
医療へのアクセスの悪さや貧困、医療の質や人材不足など、考えられることは多くありますが、現地のニーズに沿いながら、現地の人々とともに子供たちの命を守るため、活動に取り組んでいます。
寄付金の使い道
皆さまよりお預かりするご寄付は、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANの活動に大切に使わせていただきます。