私たちの取り組む課題
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日本では、不妊治療中・もしくは経験者の割合は、夫婦全体の4.4組に1組といわれています。
現代の日本で不妊治療は珍しいものではなく、広く普及していますが、高額な治療費や体力的・精神的な負担が課題となっています。
多くの人々が様々な問題に直面しており、治療を続けたいけれど仕事との両立が難しく退職を余儀なくされる方や、治療費が負担で治療を断念し、子どもを持つことを諦めざるを得ない方もたくさんいます。実際、治療をしている方の9割が両立が困難であり、そのうちの3割は実際に退職を余儀なくされています。
このような不妊治療に関するストレスや負担を軽減するためには、柔軟な勤務形態や休暇制度の設置と活用、そしてメンタルヘルス支援の提供など、様々な支援策が必要不可欠です。
14人に1人は体外受精で生まれています。
日本は世界で最多クラスの体外受精件数を行っており、生まれてくる子どもの14人に1人が体外受精で誕生しています。
しかし、それでも本当に子どもを望む人たちの願いは、なおも叶えられていない現状があります。
実際に体外受精での出産率は60ヵ国中で最下位となっているのです。
仕事やお金の問題が原因で「納得」のいく選択肢を選べず、子どもを諦めなくてはならない社会をなくすため、
そして、誰もが「納得」のいく選択をできる社会を実現するため行動をしています。
直近の実績・受賞歴
・厚生労働省 令和4年度 「不妊治療と仕事との両立支援担当者等向け研修会」 講師
・東京都 令和4年度 不妊治療や不育症治療と仕事との両立 「働く人のチャイルドプランサポート事業」 講師
・広島県、鳥取県、三重県、佐賀県、熊本県、徳島市、郡山市 「不妊治療と仕事との両立セミナー」 講師
・2021年度 東北ニュービジネス協議会 「ソーシャルアントレプレナー大賞」受賞
・2022年度 秋田ロータリークラブ 「歯車賞」
メディア掲載
・NHK全国放送「ニュースウォッチ9」
・NHK全国放送「おはよう日本」
・NHK秋田放送「ニュースこまち」
・アゴラ言論プラットフォーム
・読売新聞
・朝日新聞
・全国新聞各社に掲載(埼玉、北海道、秋田、山梨、佐賀、四国 等々)
・ABS秋田放送、AKT秋田テレビ
なぜこの課題に取り組むか
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解決せずに、未来に残すことは出来ない。
私たち夫婦は人工授精6回、体外受精3回の末に、2人の子供を授かりました。
その子供たちの未来に「自分が苦しんだ問題を残していいのか?」「誰かが解決するのを待つのか?」
そのようなこと考えた結果、私は自分で解決する道を選び、このNPO法人フォレシアを立ち上げました。
名前に込めた思い
FOREST(フォレスト)×CIAWASE(幸せ)=FORECIA(フォレシア)
なぜ(フォレスト=森)なのか?
森が出来る過程こそ、未来を見据えた行動であると考えたからです。
荒れた大地を森に変えるには50年~100年単位の年月を必要とします。
これは今の人口減少問題と同じです。
今対策を講じても本当の結果が見えてくるのは、50年、100年先になります。
この状況を「自分が生きている間は関係ない」ととるか「未来の為に今、自分がやろう」と行動に移すか。
荒れた大地に一本の樹を植え、それが根を張り大きくなる。
そしてまた、新たな樹や草花が育ち、大きな森になっていく。
多くの問題を解決する、その一本目を植え続ける組織になるように。
目先の事だけを考えるのでなく、大きな視野で100年、200年先を見据えた
考え方、生き方をこの組織は持ち続けたい。
そのような想いをこの名前に込めました。
寄付金の使い道
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不妊症についての教育事業に使わせて頂きます。
「寄付金は、日本における不妊症予防についての教育に使わせていただきます。
現在、日本では不妊症に関する教育が遅れており、月経痛などの症状を我慢することが当たり前とされ、
その結果不妊症につながることがあります。
このため、寄付金を教育に活用し、将来的に不妊症で悩む人を減らすことを目指したいと考えています。
どうか、私たちのこの活動にご支援いただけると幸いです。