私たちの取り組む課題



「食べるものがない」「食料が買えない」など困窮する人が少なくない一方、お店や家庭では、使われずに無駄になっている食品が多くあります。
フードドライブ・フードバンク活動を通して実現したいこと
私たちは2016年のボランティアグループ発足以来、伊丹市を拠点に
- 食品ロスの削減
- 誰もが食べものがなくて困ることのない社会
の実現を目指して、活動をしています。
あつめる 「食べもの」をつなぐ
- 個人からの寄付食品を預かり、活用につなげる「フードドライブ」活動
- 企業や団体からの寄付食品を預かり、活用につなげる「フードバンク」事業
昨今のSDGsへの関心の高まりから、行政や企業、スーパー等がフードドライブを行う機会が増えています。私たちは、伊丹市で先駆けてフードドライブに取り組む団体としてのノウハウを生かし、伊丹市や地元企業等でのフードドライブ活動で集まった寄付食品を、地域につなげる役割を無償で担っています。
一方で、まだ十分おいしく安全に食べられるのに、様々な理由で商品として市場に出せない商品があります。それらを企業や団体から預かり、地域の必要とする方々へつなぎます。
とどける 「いきる」をつなぐ
- 年2回、給食のない夏休みと年末に困窮世帯へ寄付食品を直接つなぐフードシェアリング(食品配布会)を、伊丹市の困窮世帯の相談窓口である伊丹市くらし・相談サポートセンターと共同開催しています。2025年度は、のべ202世帯(計566名)へ総量約900kgの食品を届けました。
- 市内17か所のこども食堂とつながり、寄付食品を食堂の食材として活用に繋げています。(約1.5トン/2025年度)
- これまで12回、こども食堂でのフードシェアリング(飲料・お菓子等)を行いました。「地域の子どもの見守りを担う運営者の皆様に、フードバンクという循環型食糧支援の存在を知ってもらいたい」そんな思いで始まった取り組みをきっかけに、食堂を通じて子育て世帯のSOSを受け、食糧支援につながる事例が出てきています。
- 寄付食糧約4.5トンの回収・検品保管・活用先へのマッチングを行い、母子支援施設等の福祉団体やこども食堂等へつなぎました。(2025年)
【主なフードドライブ協力】(敬称略)
- 伊丹市生活環境課・環境クリーンセンター(フードドライブ拠点回収:市内12か所の公共施設にて週1回)
- 尼崎信用金庫 伊丹市内7カ店 (年二回実施)
- H2Oリテイリング、関西フードマーケット 伊丹市・川西市内の15カ店 (隔月で実施)
- ファミリーマート伊丹市役所S店 (フードドライブ常設BOXの設置)
- その他、フードドライブにご協力くださる多くの市民の皆様
【主な食品寄付協力団体】(敬称略)
- コープこうべ 個配の返品食品の寄付
- 認定NPO法人フードバンク関西 政府備蓄米・企業からの寄付食材の提供
- ル・ビアン 小売店からの返品(パン)の寄付 等
【主なフードドライブ食品活用先】(敬称略)
- 市内や近隣市町の母子支援施設
- 困窮者の就労支援を行う いたみワーカーズコープ
- 伊丹乳児院
- 伊丹市内17か所のこども食堂の食材として
- 年2回 いたみ助けあいフードシェアリング
- 困窮世帯へのSOS緊急食糧支援 →地域の福祉の輪につなげる
【食deつながろ、私たちの強み】
それは、活動当初から10年間、伊丹市の環境政策担当課・福祉担当課、そして伊丹社会福祉協議会との強い協働体制で信頼を築き、フードドライブの推進、そして確実に困窮世帯に食糧を繋げる仕組みを作ってきたことです。
今後も、必要としている人へ確実に届けるため、あらゆる繋がりを通して活用先を開拓していきます。
その実現のために…食品保管環境の改善が、喫緊の課題です
現在、行政の協力で無償でお借りしている食糧保管庫には、空調設備がありません。昨年は猛暑のため、チョコが溶けるなど品質劣化が避けられず、一部食品を廃棄するという非常に心の痛い思いをしました。
今夏には空調設備のある倉庫の確保が必須。そこで、2026年4月に伊丹市中央に30平米の倉庫を借り、運用を始めました。空調や電気工事を終え、5月には食品倉庫の引越しを行う予定です。
私たちの活動の継続には、安心して検品・保管・管理ができる食糧保管倉庫が欠かせません。倉庫の賃料と空調光熱費、食品の運搬費を合わせて、年間約50万円が必要です。でも、私たちは「無償で預かり、無償でつなぐ」フードバンク活動の思いを大切に活動したい。そのため、
- 活動に賛同し応援してくださる方や企業・団体様からの寄付
- 会員、賛助会員として、継続的な応援・寄付
が、私たちの活動の大きな推進力となります。
なぜこの課題に取り組むか



日本の食品ロスのうち、半分は家庭から…
現在、日本の食品ロスの量は464万トン。うち家庭からの食品ロスが全体の半分、233万トン。(令和5年度 環境省)
事業系の食品ロスは法律制定により企業努力が進み大幅に減りましたが、家庭からの食品ロスはあまり減っていません。
伊丹市で広がる、フードドライブの輪
2015年、伊丹市中央公民館で当時の認定NPO法人フードバンク関西理事長の浅葉めぐみさんのお話を聞く講座がありました。
日本の食品ロスの現状やフードドライブ・フードバンク活動のお話を聞き、講座に参加した市民有志が「伊丹でフードドライブをやってみよう!」と始まったのが、わたしたち「食deつながろ」です。
活動当初は、集まった食品をすべてフードバンク関西へ届けていましたが、「市民から集まった食品を、地元伊丹で活かす方法を考えよう」と、フードドライブを通じて地元の市民団体や行政、社会福祉協議会、福祉団体、そして企業や事業所とつながり10年。総量約4.5トンの食品を地元活用につなげることができるまでに信頼を築いてきました。
これからも、市民が食品ロスを「じぶんごと」と捉えるきっかけとして「フードドライブ」の輪を広げていきます。
そして、コロナと物価高騰で広がる経済格差に負けない、食を通した地域の支えあいの輪を市民の皆さんと共に育んでいきます。
地域の見守りの輪を、食を通してサポートする
昨今のSDGsの機運の高まりから、「地域に貢献したい」と企業や団体からの寄付食品等がフードバンク団体に集まってきています。
それを、確実に伊丹市内のこども食堂をはじめ、不登校児や高齢者の居場所づくり団体へ届けるため、寄付食品の提供を通して運営面の相談や団体のネットワーク化に取り組みます。
活動を伝える使命
ここ数年の活動の認知度の高まりから、食品ロスやフードバンク活動についての講演依頼が増えています。
2025年度は、市内中学校での食品ロスに関する食育講話や、高齢者サロンでのお話し会の機会をいただきました。ありがとうございます。
今後も、多くの方に食品ロスの問題のや循環型の食支援としてのフードドライブ・フードバンク活動についてお伝えしたい。そのための、食品ロス削減に関連した食育ワークショップや、講演プログラムの充実を図ります。
「食べ物は命。大切にしたい」「もったいないを、ありがとうへ」を伝え続けます。
支援金の使い道



- 新倉庫の環境整備費用 (棚やケースの設置、冷凍冷蔵庫の設置 等)
- 新倉庫の維持・管理費用 (賃料、光熱費、食品授受管理ボードの設置 等)
- 物資運搬費用 (ボランティア運搬ガソリン代、運送業者利用料 等)
- 事務所機能の整備 (通信環境の整備、公告掲示版の設置 等)
- 広報費用(ニュースレター・事業報告の作成、SNS、ホームページ管理 等)
- その他、活動を継続するための運営費用
皆様のご支援、お気持ちを心に留め、真摯に大切に。食をつなげ、生きるをつなげる活動に取り組んでまいります。
温かいご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

