私たちの取り組む課題



私たちは、子ども向けに「花育」活動をする皆さまを後方支援する団体です。花育とは、花を通じた⼈格形成を⽬指す活動を指します。花に触れることで、子どもたちの五感を刺激でき、創造力と感性を育てたり、自然の美しさや豊かさを伝えることもできます。
しかし現在子どもたちを取り巻く環境が複雑化し、日本の子どもたちの幸福度が低いことが分かっています。
◆OECD(経済協力開発機構)による報告書「OECD Child Well-being Dashboard」によれば、日本の子どもたちは【心の健康】の指標が著しく低いことが分かっています。
◆文部科学省のデータ「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」によれば、小中学生の不登校児童生徒数が、11年連続増加傾向です。
◆日本経済新聞の記事によれば、2024年の小中高生の自殺者数が暫定値で527人。過去最多になっています。
◆ユニセフ・イノチェンティ研究所が9月3日に発表した報告書によると、日本の子どもたちの【精神的幸福度】は、38か国中の37位。
子どもたちの幸福度低下は、将来的な社会の活力低下にもつながると考えています。
そんななか、Flowers for children(以下FFC)の運営メンバーは、花を通じて、⼦どもたちと関わる活動を何年も継続し、各々でその成果をあげてきています。花育がもたらす効果を実感し、こどもの心を育む教育活動として、花育が必要だと確信しています。しかし、国が主導して花育を全国に普及するためにスタートした「全国花育活動推進協議会」という活動も、2022年3⽉31⽇をもって終了。花屋さんなどお花の仕事に関わる方々が、花育アドバイザーとして協議会に登録しましたが、現在花育活動家の後ろ盾となる活動や団体は、何もありません。
さらに昨今の異常気象により、旬の花の栽培が難しくなりつつあります。物流・運送業界の2024問題もあり、花の価格が高騰。花屋さんをしながら、花育活動に取り組む方々は、本業(花屋さん)で得た資金を花育活動に充てていて、持続可能な仕組みとは言えないのが実状です。
なぜこの課題に取り組むか
このような状況下では、⼦どもたちにとって、花はますます⼿の届かない存在になってしまいます。⽣活必需品に分類されないこともあり、縁遠い存在になりかねません。 花と言う素晴らしい生命の存在を通じて、こどもの心をサポートする役割を大人が担う。この関わり方は、子どもたちの五感を整えて、豊かな心を築く土台になっていきます。
そのため、FFCは、おもに2つの軸で事業を進めながら、全国で花育活動をする方々を応援します。
①企業・団体との協働事業
具体的には、企業や団体様とのコラボを通じて、⼦ども向け⽀援施策の企画や実施を行っていく予定です。過去の協働実績としては、認定NPO法⼈カタリバ様、株式会社バリューブックス様がいらっしゃいます。今後、どんどん企業や団体様との協働を図っていきます。
②地域活動⽀援事業
花育活動をすでにしている方、これからしていく方でFFCに会員登録をしてくださった方に向けて、支援をしていきます!支援の内容としては
- 申請していただいた活動やプロジェクトに対する助成金の支払い
- 企業や団体との協働企画への参加呼びかけ
- 花育活動で使用できる資材の提供
- FFCの媒体における会員様の紹介
- 会員同士のネットワーク形成
- 総会や交流会への参加
を計画しています。
寄付金の使い道


皆さんがいただいた寄付は、以下のみで活用させていただきます。
①花育活動家さんへの⽀援
個⼈及び団体として花育活動されている⽅に会員登録していただきます。その上で対象となるプロジェクト及び活動に限定して、支援させていただきます。
②団体運営費⽤
Flowers for childrenを運営していくために必要な活動資⾦に充てさせていただきます。
ご支援どうぞよろしくお願いいたします。