私たちの取り組む課題
子育てしていく中での不安、仕事との両立などの心配事、いろんなことに一生懸命向き合っているお母さん、お父さんほど一人で抱え込んでしんどくなってしまいがちです。
子育てが一番大変な時にはSOSを出してほしい。
そして、私たちはそのSOSを受け止められる団体でありたい。
保育サポーターがお子さんのいる生活に寄り添うことでお母さん、お父さんが笑顔になる。ひろばが親も子もその人らしく過ごせる場所であるよう、そして、そんな場所をみんなで作っていくことで、親としてどんどん自信をつけていく。
そんな姿を私たちはたくさん見てきました。
これからも様々な活動を通じて、利用する人もスタッフもそれを見守る地域の人も、みんなが対等な関係を築き、誰もが住みやすい地域作りに貢献していけたらと思っています。
なぜこの課題に取り組むか
子育てのことで頼れる人が近くにいない人、小さな子どもに触れる経験が少ないまま「親」になる人が増えています。
頼れる人がおらず、子どものこともわからない。
そんな不安だらけの子育ての中で、一緒に頑張っている人の存在や支えてくれる人の存在がどんなに心強いことでしょう。
それに気づいた人たちは、きっと次に子育てをする人の支えになってくれるはずです。
そんな子育てを支援する人と支援される人の垣根を超えた関係作りを目指して、保育サポーターの養成や親子の居場所づくりに取り組みます。
寄付金の使い道
私たちは広島市からの補助金をいただいてひろばを運営していますが、その他の事業については安定した収入があるとは言えない状況です。
NPO法人格取得から10年がたち、スタッフの平均年齢も高くなりつつある中で、今後も継続して子育て支援に関わることができる後進の育成も急務だと感じています。
2022年度にはお寄せいただいた寄付で「第11期保育サポーター養成講座」を実施し、新たな保育サポーターも誕生しました。
みなさまからいただいた温かいお気持ちは、引き続き、保育サポーターと子育て中の親子をつなぐコーディネート事業の充実やスタッフのスキルアップのための研修などに有意義に使わせていただきます。