私たちの取り組む課題
働き方改革の名前で様々な労働をとりまく環境の改革が行われようとしていますが、正規職と非正規職との格差はいまだ深い溝があります。2019年現在最新の統計でも、非正規職の年収は正規職の年収の4割程度です。
また、同じ非正規職でも女性は男性よりもさらに年収が低く平均すると151万円、月額12万円程になります。
もちろん、この数値にはパートやアルバイトで家庭の補助的に働いている主婦層も含まれていると思われます。しかし、結婚をしない女性や離婚をする女性も一定数います。この数値は、シングルで精いっぱい働いている女性の現状でもあります。
年収が151万円だと、仮に40年間働き続けることができたとしても、将来支給される年金額はどんなに多くても月額9.3万円。生活保護水準をわずかに上回る金額です。実際には雇い留めや介護離職、病気等の理由で、40年間継続して働ける人は多くありません。多くの人が、この金額以下の年金支給額になると予想されます。
なぜこの課題に取り組むか
この割合と給与水準が続けば、将来彼女たちの親世代に介護が必要になったり、いなくなったりした時に、生活に困窮する女性が大量発生することが予想されます。拡張し続ける社会保障費の抑制が求められている中、これは喫緊の課題です。
非正規職でも、シングルでも、女性でも、100年あるといわれる人生を安心して生きられるようにする支援が不可欠です。
寄付金の使い道
いただいたご寄付は、非正規職の女性が安心して集える自助グループ「もやカフェ」の運営と、非正規職の女性が「手に職」をつけるための教室「プチ起業ラボ」の運営費に使用します。
2018年度はいただいたご寄付で、参加費無料のクリスマス会、地域イベントでのプチ起業デビューなどが実現しました。2019年度もこれらの活動をもっと充実させ、広げていきたいです。
1000円のご寄付で、女性の集いの場「もやカフェ」1回分のお菓子代・コーヒー代になります。
3000円のご寄付で、「もやかふぇ」が1回運営できます。
10,000円のご寄付で、女性が1人プチ起業講座を受けられます。
女性の未来を開き、将来の社会保障費を少しでも減らせるよう、どうぞよろしくお願いいたします。