私たちの取り組む課題
学習支援事業「エスペランサ」では、子どもが学校で出された宿題を中心に学習のサポートをします。
日本語以外の言語で育った子どもたちにとっては、日本語での学習はとても困難です。
日常生活で使う日本語は2年もあれば大体話せるようになりますが、
学校の授業で使う学習用語の習得はその何倍も時間がかかります。
学習支援を通して子どもたちに願うこと
学校に宿題を提出しないことで叱られたりからかわれたりする機会を減らすこと
自分のルーツに肯定的な意識をもつこと
親以外にも頼れる大人に出会うことで地域の中に心を許せる居場所がもてること
自分の将来に希望を持てるようになること
なぜこの課題に取り組むか
支援対象とする、「外国にルーツをもつ子どもたち」とは、
自分自身や親またはその祖先が外国で生まれ育ち、日本以外の文化的背景を持つ子どものことです。
愛知県知多市には2021年の段階で、人口の2.5%にあたる約2,000人の外国人住民の方が暮らしています。
言語能力、アイデンティティ、経済状況、家族関係など、外国にルーツをもつ人たちの背景は様々ですが、
さらなる複雑さを抱えているのはその子どもたちです。
親御さんの都合で日本に住むことになる多くの子どもたちが、
「来たくて来たわけじゃない」「いたくているわけじゃない」という思いを抱える中、
さらに生活する上での困難にぶつかると、とても生きづらい状況に置かれてしまいます。
年齢が若いほど自分の状況を、自力で変えることは難しく、彼らの前にある壁が何なのかを理解して、
取り除くサポートが必要とされています。
寄付金の使い道
皆さまからいただいた寄付金は、子どもたちの教材、おやつ、事務所の修繕、お楽しみ会といった
教室運営費として使わせていただきます。