私たちの取り組む課題
仏教徒が団結して平和な世界を!
私たち四方僧伽はアジアの仏教徒と繋がり、平和を築く為の活動をしています。
2003年にカンボジアをメインプロジェクト地としてスタートしました。
現在はバングラデシュのチッタゴン丘陵地帯に住む仏教徒の自立支援活動をしています。
とくに、仏教版小規模融資「仏陀バンクプロジェクト」をメイン活動に行なっています。
なぜこの課題に取り組むか
取り残された仏教徒たち
バングラデシュはイスラム教の国です。仏教徒の数は人口のわずか1%未満と言われています。
彼らはバングラデシュという国では少数派であり、土地を奪われ、経済的にも追い込まれ、非常に苦しい状況下にあります。
その現場を見た時、「おなじ仏教徒が大変な状況を生きている。彼らの人生に希望が持てる状況を作り上げたい」と思いました。
ジュマの地域には11の民族が生活していると言われています。ほとんどが仏教徒です。
私たちと共に活動をしている民族は、マルマ族、チャクマ族、トンチョンガ族、キャン族、バルワ族の5部族です。
それぞれ豊かな文化と信仰を持っています。彼らが大切にしてきたものを未来にも残していきたいと決意しました。
寄付金の使い道
【仏陀バンクプロジェクト】の原資として使わせていただきます。
地域内で裁縫屋、雑貨屋などの事業を始めて自立を図りたい人々を対象に、必要な道具や商品などを購入するための元手を無利子で貸付けしています。
貸し付けられたお金は利用者の事業の進み具合に合わせて返済され、そのお金はそのまま次の誰かを助けることにつながるという循環経済システムを作り出し、共同体の中に助け合いの精神が生まれてきます。
仏陀バンクでは個々人の経済的な自立を図るとともに多国籍企業や国際金融資本からの搾取を免れ、グローバル経済の中にあって左右されない、経済的にも精神的にも自立した共同体づくりを目指しています。
■ 仏陀バンクの小規模融資は、皆さまからの志ある『出資』によって支えられています。
対象となるアジア各国の仏陀バンクの小規模融資の原資は、四方僧伽・日本で集められた「善意の出資」によりまかなわれています。
皆様から仏陀バンクに『出資』をいただいたお金は、自立を目指す人々に対し「無利子の小規模融資」として貸し出され、返済金が戻ってきた段階で次の支援へと回されます。
つまりこの『出資』は消費されて終わる『寄付金』ではなく、国境も宗教も超えた新しいネットワーク「僧伽」の中で自立した経済圏として循環していく原資になるのです。