私たちの取り組む課題
私たちBUMP-UPは災害ボランティアからはじまったNPO法人です。
2019年秋、巨大な台風が千葉県を襲い、私たちの住む市原市も甚大な被害を受け、有志のメンバーで災害ボランティアチームを作って活動にあたり、その後法人として活動するために2020年10月に認定NPO法人となりました。
主な活動内容としては次の通りです。
・災害ボランティア活動
・救命講習(AED普及活動)
・まちの美化活動
・まち活性化のためのイベント企画・運営
・廃棄となってしまうロス食材の活用(市内こども食堂等への食材提供)
その中でも今、ロス食材の活用に力を入れております。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの中に、仕事で市場に出入りしているメンバーがいます。
ある時、彼からこんな相談がありました。「棄てられてしまう食材、こども食堂へ寄付できないかな。」
彼の話によると、「市場では毎日のように大量の廃棄食材が出る。ちょっと黄色になったバナナ、一本だけ髭が伸びた玉ねぎなど大半がまだ商品として使えるレベルの物なのに『見てくれが悪い』から廃棄になる。こんな勿体ないことはない。何とかこれを活かせないか。」そういった内容でした。
恥ずかしながらあとで知ったのですが、私の住む市原市でも食うに食えない子供たちがたくさん居ることや、毎日スーパーに廃棄の弁当や惣菜をもらいに来る小学生が居ることを知り、涙が出る思いでした。
せっかく有志で立ち上げた団体、何か意味のあることをしたい。
それが出来る環境にあるのであれば、我々で何かやろうじゃないか。
ただ、我々が子ども食堂を開くというのはマンパワーや資金面などの理由で現実的ではなく、
それであれば既存のこども食堂を運営しているグループや自立援助施設等への「ロス食材提供」を行うのが良いのではないかと考え、
上記の取組みをされている方々に相談したところ、是非お願いしたいという話になり、
現在、ほぼ毎週にわたり「ロス食材の提供」を行っています。
寄付金の使い道
これまで提供する食材はすべて自腹を切ることで賄っていましたが、私どもの団体はメンバー全員が兼業での関わりであり、限られた時間と予算のなかで活動しているため、すべてを賄うことが困難です。
こうした活動は「継続的に実施すること」こそが重要であり、続けていくためにも、ロス食材を市場から運搬してくれているメンバーの輸送費だけでも支払いたいと思っています。
皆さまからのご寄付は、主に食材の購入費と輸送費として使用させて頂きます。
もし、500円のご寄付を50名の方からいただければ、月2~3回の食材提供が可能であり、こども食堂からは1件につき約200食のお弁当(おかず)を複数提供することができます。
SDGsのテーマにもあるようにこれからの社会では「貧困問題、ロス食材問題」は避けて通れない課題だと考えます。
このような課題を解決していくためには「継続的な活動」が必要であり、その部分を皆様にご支援頂けたら何より励みになります。
どうか皆様からの温かいお気持ちを頂けたら幸いです。宜しくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人BUMP-UP
代表 潤間 洋平