私たちの取り組む課題
身体障害者やその家族、109名にアンケートを行った結果、多くの方々が就職・日常生活で必要な衣食住・娯楽に関しての情報の取得ができていません。
その割合、47.7%。
調べても見つからない。
だから、やりたいことや外出を諦める。
「諦めることに慣れてしまっている」現状があります。
一方、事業者は障害者やその家族への商品やサービスを開発しても情報を届ける場所が少ないのです。
また、飲食店を中心とした店舗は新規集客とリピーター確保が常に課題です。
加えて、障害者に対する対応方法・受け入れ方法がわからないから受け入れを控えるという現状があります。
このままでは、障害を抱える人・その家族の選択肢は増えていきません。
事業者側も、機能性が高く、障害を抱えている人も含めてみんなが使いやすい商品やサービスを開発しても広がらないという課題を解決していく必要があります。
なぜこの課題に取り組むか
私も含めて、すべての人が明日も不自由のない健康な身体である確証はありません。
私の従兄弟も18歳の時に、事故で車椅子生活を余儀なくされました。
従兄弟は「進学・就職・制度に関する情報や、バリアフリー情報、障害に関わるまとめサイトが調べても出てこないから諦める」「行きたいところはあるけど、障害者が行ける場所なのかどうかがわからないから行けない」とよく言っていました。
Google検索・Yahoo!検索などの検索サイトがこれだけの発展を遂げたにも関わらず、障害当事者やその家族が求めている情報は、検索をしても得にくいという実状があります。
この現状の課題を解決することで、今よりも日本が活発で優しい社会にしていけると確信しています。
なぜ、確信しているのか?
一般社団法人Ayumiを起業し、バリアフリー情報サイトの運営・バリアフリー認証バリアフリー情報サイト・バリアフリー認証の運営をしていく中で、感動的な瞬間に多く立ち会いました。
(障害者や障害児の家族からの言葉)
・記事を見て、できないと思っていましたが挑戦したいと思えました!やってみたら自分の世界が広がりました!
・車椅子では居酒屋を楽しめないと思っていましたが、お店の人に入店サポートを依頼して楽しむことができました!
(事業者側)
・身体障害者の方が抱える課題を一緒に解決できることを嬉しく思います。実際にバリアフリー対策をしたら、高齢者やベビーカーユーザーの家族や妊婦さんなどあらゆる人たちがお店を使うようになってくれました。
・Ayumiさんと関わって、知らない世界を知ることでスタッフの接客力がグンと上がりました。
このように、バリアフリー情報サイトやAyumiとの出会いを通じて、記事を見る人たちの選択肢が増えました。
そして、バリアフリー認証を通じて、企業側/店舗側のバリアフリー対策へ前向きに変わったことや障害者を受け入れることへの認識が変わっていく瞬間に立ち会えています。
日本は他国に類を見ない速度で身体障害者・高齢者が増えています。
そんな、先進国の日本だからこそ、バリアフリーにおいても先進国にしたいと私たちは考え活動しています。
寄付金の使い道
1.バリアフリーメディアの更新頻度の維持費 / 記事執筆制作費用(月に5記事以上は投稿するようにしています)
参照:https://the-ayumi.jp/media/
2.障害当事者ライターの給与UP (一般社団法人Ayumiから支払っている文字単価の平均は1円/文字)
※WEBライティングの未経験者への平均文字単価は0.5円〜0.9円と言われています。
※参照:https://sakuweb.co.jp/write/c-u-price/
3.WEBサイトの利便性向上のための改修費(保守運用費、維持費含む)
サイトの使いやすさについて調査をし、WEBデザイナーと連携して修正をしています。
より多くの人に読んでもらう記事を作るために、自社のWEBサイト分析やどのような情報を欲しているのかを調査・ヒアリング・インタビューを行っています。
求めているけど見つからないという記事をご提供できるようにするために、必要なアクションであり、この活動費用維持費用の中に含まれています。