私たちの取り組む課題
わたしたちNPO法人アートタウンプロジェクトは、2022年4月に設立した団体です。
三重県津市を中心に活動し、地域の子どもたちにアート活動や交流の機会をつくりだす活動を行っています。
アートを行う機会がない子たちだけでなく、不登校や引きこもり、いじめを受けている子どもたち、障がいのある子どもたちも分け隔てなく、すべての子どもたちが、アート活動を中心に様々な活動に参加・交流ができる、インクルーシブな「居場所・街づくり」をわたしたちは目指しています。
メンバーは、現三重大学教育学部の大学教員や現役の大学生ら、元高校美術教員、地域の方々など、まだまだ若いメンバーで活動しています。
わたしたちはこれまでのさまざまな活動の中で、子どもたちが多くの生きづらさを抱えていること、夢中になれることや自己肯定感がない、将来への不安・閉塞感などを感じながら過ごしている状況があることを感じました。
子どもたちや若者たちが自分を表現できる、心に残る経験や、人々とのつながりは、イベントととしては行えても、拠点として交流できる場所は少ないです。
また、不登校や引きこもりの子どもたちが安心して通える居場所支援やフリースクールも数が少なく、子どもたち・若者たちが明るい未来を描けないことが大きな課題ではないかと考えました。
不登校・引きこもり、いじめを受けている子どもたち、障がいのある子どもたち、すべての子供たちが安心できる。
アート活動を中心に様々な活動に参加・交流ができるインクルーシブな「居場所・街づくり拠点」をわたしたちは作っていきます。
不登校や引きこもりなどにより学校に通うことができない子どもたち、放課後に居場所がない子どもたち、障がいを持っている子どもたちなど様々な理由で集まっている子どもたちが、特性や状況にかかわらずに学びあうことで、
「アートなど様々なツールで自分の気持ちを発信することができる」
「自分で考え行動したり考えたりすることができる」
「様々な人とつながり協力して活動できる」
「この場所でならのびのびと過ごすことができる」
といった変化が見られることを目標としています。
また、保護者同士が気楽にお茶を飲みながら語り合える場困ったことがあったら、すぐに相談することができる場、悩んでいる子どもたちの家族も元気になれる場…と、子どもたちだけのコミュニティにするのではなく、保護者の方や地域の方たちも気楽に足を運んでいただける場所、若者もお年寄りも子どもたちも、自然にふれあえ、支え合える場所にしたいと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
アート活動を通して、自由な発想力や想像力を育み作品を生み出したり、他の人と交流する中で子どもたちの「豊かな心」が育つと考えています。
また、自分のイメージや考えを表現したり伝える過程で「自分の気持ちを伝える力」や「社会とつながる気持ち」を身につけてもらいたいと思っています。
そして、アートセラピーや芸術療法では言葉による表現が難しい場合にも、創作活動で視覚化された情報をもとに子どもたちの感情に触れ、コミュニケーションを図ることができるとされ、ストレスの軽減や心の育成にもつながるとされています。
このように、アート活動では言葉による表現が難しかったり、障がいがあったりする場合にも、言葉を使わず自分の気持ちや考えを表現することができます。
また子ども同士や大人達もその子の考えを知り、コミュニケーションを図ることができます。
つまりアート活動は、年齢や性別、障がいや社会状況に関わらず、自分の気持ちを発信したり、人と交流できるツールになると考えています。
寄付金の使い道
集めた支援金は、子どもたちの使う美術用品購入、人件費等に使用させていただきます。
安心・安全で子どもたちの笑顔であふれる居場所作りのためにご協力お願いします!