私たちの取り組む課題
Oi,Tudo Bem?
日本各地、ブラジル、さらには世界各地で暮らしているニッパク、ブラニチのOBOGの皆さん、お元気ですか?
ブラジルや世界はどうですか?
日本はなんとなく、不寛容さや閉塞感が高まってきているような感じがしています。言葉では、多様性/インクルーシブ/SDGs /イノベーション なんて単語が日々飛び交ってはいるんですが、なんだかちょっと息苦しいかもです。
一度ブラジルの地で暮らした私たちは、こんな時代にどう生き、何を伝え、何をすることができるんだろうか。
ニッパクからブラニチへと組織が変わり、未曾有のコロナを乗り越え、ブラニチは再び動き出しています。そして、それに呼応するかのように、2024年4月には6人の研修生がブラジルへ向かいます。
生まれ育った地域のルールや常識、固定観念や無意識的な規範。
「今、ここ」でしか通用しない常識や価値観から離れ、相対的に眺め、自由になること。
ますます深まりつつある分断や不寛容さを止めるカギは、これからを担う若人に、旅をさせること、「今、ここ」から離れ、世界の多様さに触れることで、自らを縛っていた当たり前や常識から自由になる機会を持ってもらうことなのではないでしょうか。
そう、つまり、ブラニチの研修留学プログラムこそが、これからの時代に必要なアクションなんだと思うんです。
なぜこの課題に取り組むか
改めて、私たちブラジル日本交流協会は、日本とブラジルの架け橋となるべく、40年にわたり、両国の若者の交流を重ね、これまでに800人以上の日本の若者にブラジルでの研修留学を提供してきました。
私たちの提供する研修留学プログラムは、「働きながら、学ぶ」を掲げ、昼は企業でインターンし夜大学に通う、一般的なブラジル人と同様の生活体験を通じて、ブラジルを、異文化を、多様性を、直接肌で体験し、感じ、学びを深めていきます。
ブラジルに暮らす200万人を超える日系人。
日本に暮らす20万人のブラジル人。
国際協力・社会活動・教育・製造業・サービス業・文化芸術・報道・スポーツ・医療・農業・観光等あらゆる分野で活躍する800人を超すOGOB、これらの他にないネットワークを活用し、多様性のるつぼであるブラジルで、一年間の濃密な研修留学を提供します。
無意識的に思い込んでいた常識や「普通」から自由になること。
あなたと私の違いを理解し、尊重し合うこと。
世界にAmigosがいること。
そんな若者が増えていくことが、分断と不寛容さから、笑顔とつながりのある世界へ変わっていく力になると、私たちは信じています。
寄付金の使い道
寄付金は、私たちの団体及びアクションが安定的に継続していくために活用します。
(主なアクション)
毎年、研修候補生を募集し、選定し、事前に研修を行い、ブラジルへ送ること。
ブラジルでの引受先を確保し、安全にブラジルでの研修生活を提供すること。
800名を超えるOGOBのネットワークを、より有機的に活性化し活用すること。
OGOBだけでなく、開かれたコミュニティとして、発信や取り組みを展開していくこと。
皆さんのご理解と応援をお待ちしております。
ともに、世界をよりよいものへ。