私たちの取り組む課題
◆私たちの取り組み
種目も世代も思考も超えて
みんながスポーツを楽しむ
みんなでスポーツを楽しむ
このビジョンの下、サッカー、野球、バレー、アイスホッケー、乗馬など13団体が活動しています。
このほかにも、
- キッズスポーツイベント(スポーツ人口拡大)
- スポーツ探検隊(マルチスポーツ推進)
- スポーツサミット(子どもや保護者、地域住民の参画)
- ドリ塾(サッカースクール/累計参加者1800名)
- アビー・スケート・フェスティバル(安平町の奨励スポーツ推進大会)
- スノーパークフェス!(100人規模の冬のイベント)
- ダブル・ゴール・コーチング研修会(アメリカのスポーツ心理学に基づくコーチング論*北海道初開催)
など、多種多様な視点からスポーツと触れ合う活動を行っています。
◆安平町=子どもが主人公の町
私たちの住む安平町は人口7357人(安平町公式HPより、2023年4月末時点)の小さな町です。
空の玄関「新千歳空港」、海の玄関「苫小牧港」へ車で30分、札幌市には1時間という立地に恵まれ、
競走馬の馬産地としても知られています。
一方、少子高齢化も早いスピード進んでいるなど課題も多いです。
安平町は「子育て・教育」中心のまちづくりを掲げており、特色ある学び場づくりに力を入れています。
2021年には、日本で初めて「ユニセフ日本型CFCI実践自治体」に承認されています。
https://www.town.abira.lg.jp/kosodate/anshin-kosodate/cfci
◆部活動の地域移行
国は、教員の働き方改革の一環で、「部活動の地域移行」を進めています。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/1372413_00003.htm
安平町では、私たち、アビースポーツクラブが部活動の受け皿となり、部活動のクラブ化を進めています。
私たちにとって部活動の地域移行は”目的”ではなく”結果”です。
どの部活を残すという取捨選択ではなく、地域にあるスポーツ/文化環境で何ができるかを
行政や学校などと連携し、みんなで考えています。
◆目指したいこと
子どもから大人まで、すべての人がスポーツや文化活動に取り組める機会や場所を創り、
「スポーツで人を育み、地域でともに生きる」を実現したいです。
なぜこの課題に取り組むか
◆クラブ設立の背景
2018年9月6日 北海道胆振東部地震が発生したことで安平町のスポーツ環境は大きく変わりました。
学校は大規模損壊し、子どもたちの遊び場や練習場所だった広場や体育館も、避難所となったり自衛隊の救助活動の拠点になりました。
「このままでは子どもたちのやりたいことができなくなってしまう」
その思いで、町内のスポーツ団体が一つとなり、2019年1月、「アビースポーツクラブ」が誕生しました。
◆解決したい課題は山積みです
◉ヒト
- 子ども:スポーツ活動には一定の集団が必要。人口減少に伴い団体の人数が減少していることで団体スポーツの維持が難しくなる。
- 保護者:共働きの家庭が増え、子どもの習い事が負担(送迎困難・保護者当番など)。
→子どもはやりたくても保護者がやらせない、という流れになりかねない
- 指導者:各団体指導者の高齢化などによる人材不足。
◉モノ
- 移住者や高齢者が多く、スポーツ活動の情報を十分に届けられていない
- 地域のスポーツ協会や連盟の形骸化
- 市街地と離れた農村地域に住む世帯の送迎問題
◉カネ
- 部活動が地域移行した際、指導を担う地域住民への謝礼金
- 低所得世帯でもスポーツができる補助
◆取り組みたいこと
- キッズ世代 : スポーツ教室を通じて、スポーツの魅力を伝えたい
- ジュニア世代: 他種目を同時期に参加する「マルチスポーツ」を推進し、様々な刺激を受けながら運動能力の向上や人間的成長を促したい
- 大人世代 : 大人同士で交流したり、子どもを指導するなどスポーツに参加し続けることができる機会を作りたい
- 高齢者 : アクティビティや健康体操を通じて、健康寿命を伸ばし、認知症や怪我の予防につなげたい
そういった活動から、部活動の地域移行など世代や地域を超えて、スポーツと文化が”在り続ける”環境”を創っていきます。
寄付金の使い道
地域のスポーツ文化環境を守り、発展させていくために、以下の用途に寄付を使わせていただきます。
◆事業費
- スポーツ教室の開催費
- 広報誌の制作
- スポーツサミット開催費
◆人件費
- 事務局スタッフ人件費
- 指導スタッフ人件費
◆その他
- 送迎用マイクロバスの維持管理費
- クラブ運営費