私たちの取り組む課題



この絵画のタイトル「一九四六」とは、旧満州(中国東北部)から日本人の引揚げが始まった年を表しています。「引揚げ」とは、終戦当時海外にいた日本人が日本へ戻ることです。今年は戦後80年。今や「引揚げ」という言葉は忘れ去られようとしています。引揚当事者の多くは既に鬼籍に入られました。引揚1世の証言を聞く機会が減った現在、証言する絵画「一九四六」は私達に何を語るのでしょうか?絵の中にいる少女は何を考えている?リュックを背負ったお母さんはどこを見ているの?あの少年はなぜ泣いているの?ホタルの光のような点描は何?この歴史を語りつぐ絵画は被害者としての引揚者だけではなく、加害者であった引揚者の姿をも映し出している気がします。
この絵画を目にした時、皆さんは何を感じるのでしょう?より多くの方に、この絵画と対面していただくことが私達の願いです。この絵は過去を伝えているだけではありません。現在をも映し出していると考えるのは私だけでしょうか?
なぜこの課題に取り組むか


王希奇氏が平和を願いながら3年半!準備期間を含めると5年の歳月を費やし制作した「一九四六」!!この魂を込めた作品を多くの人に鑑賞していただきたいのです。
寄付金の使い道


