私たちの取り組む課題
○ 犯罪被害者が刑事手続きに関わる際の様々な不安や負担の緩和を図ること
○ 犯罪被害者が被害により受けた精神的な負担を軽減するカウンセリング
○ 被害でご家族を亡くされた方々の自助グループ(語り合いの場)の運営
○ 犯罪被害の現状と支援の重要性、社会の理解を広く伝えていくこと
○ 司法・行政・教育機関等への各種研修や、支援の重要性を理解した実務者の育成、研究活動等
なぜこの課題に取り組むか
安全で安心な生活は、みんなの願いです。
けれども、防犯への意識が高まっている現代でも、悲しい事件は日々起きています。
そしてこれまで、被害にあわれた方々を支える社会の理解や制度は、残念ながら十分に整っておりませんでした。
その結果、被害にあわれた方々は
法律や警察への届出、裁判のことが分からない
被害の恐怖や不安、加害者への怒り、休まらない気持ち
怪我や死別による経済的な困窮
などの悩みを、どこに相談すればよいかも分からず、人知れず苦しんでこられたのです。
このような現状を改めるため、私たちは20年前に活動を始めました。
たとえ被害にあったとしても、誰もが不安を一人抱えることがないように
不慣れな刑事手続きに戸惑うことがないように
また、新たな一歩を踏み出すことできるように
これからも、被害にあわれた方々に寄りそい支えるとともに、社会の理解とサポートの必要性を伝え、制度の拡充
に努めてまいります。
寄付金の使い道
皆さまからいただいた寄附は当センターの活動に充てられており、これまでも
電話や面接での相談
PTSDで苦しまれる方へのカウンセリング
裁判所などへの付添い
自助グループの運営
などで役立たせていただいておりました。
また近年は、外出や移動などに困難を抱えている方々へ、リモートカウンセリング等も積極的に導入しており、
今後も被害にあわれた方々に、より負担が少なくご利用しやすい方法でサポートに努めてまいります。