私たちの取り組む課題
「シブヤ未来科」を通した「探究的な学び」を実現・促進するエコシステムの構築
渋谷区の全公立小中学校では、2024年度から午後の時間を活用した探究学習プログラム「シブヤ未来科」が実施されています。子どもたちの興味・関心に寄り添った探究学習を実施するには、地域・企業・団体との連携・拡大が必須です。
一方で、そのような学校外のパートナー探し、マッチングには多大な労力が必要で、その後の計画段階における打ち合わせや授業準備等も、教員にとって大きな負担です。また、地域や企業連携等の取組に学校間の差が生じることが懸念されます。
これらの課題解決を図るとともに、学校・行政・PTA・地域・企業との連携によって、渋谷の街全体を学びのフィールドにした「探究的な学び」を実現・促進するエコシステムを構築することを目的として、教育委員会・学校・PTA連合会のパラレル組織としての運営チームとなる「一般社団法人シブタン」を組成しました。現・旧PTA会長、教育委員会、教育専門家のメンバーが中心となり、次世代公教育の探究学習支援プラットホームを構築しています。
運営メンバー
代表理事 山田 裕介
R3、4、5渋谷区小学校PTA連合会長／R3、5渋谷区小中学校PTA連絡協議会長／渋谷区神宮前小学校PTA元会長
理事 北村 俊生
R6渋谷区小学校PTA連合会長／R6渋谷区小中学校PTA連絡協議会副会長／渋谷区千駄谷小学校PTA元会長
理事 佐々木 健介
渋谷区広尾小学校PTA元共同代表
なぜこの課題に取り組むか
時代とともに学び方や学校の役割も変化していきます。 生成AIなどのテクノロジーの進化や、グローバル化の進行は目覚ましく、「答えがあるものを、正確に解ける」「注意深く、ミスがない」など、従来の学校教育で求められていた人物像から、「問題発見力がある」 「自分で0から1を生み出す力がある」「アイデアやクリエイティビティがある」といった人が必要とされる時代が到来しています。
子どもたちが将来、活躍できる人材になるため、「自ら考え判断して学び続けていく自己調整力」、「多様な仲間と協働して新たな価値を生み出す創造力」、「自分が思い描く未来を実現していく挑戦力」の育成に重点をおき、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、探究的な学びを重視して、新しい教育を進めています。
支援金の使い道
子どもたちの学びの成果を発表する「探究フェス」
渋谷区全ての公立小中学校が一同に会し、一年の探究学習の成果を発表する機会です。初年度の2024年は、代々木体育館にて2,000人以上の子どもたち、保護者、教育関係者をお招きして実施しました。次年度以降も更なる子どもたちの成長のために、大規模な学びの発表会を実施してまいります。
探究授業の推進
「シブヤ未来科」への連携企業・団体・講師の充実化や、様々な体験ツアーなどを通して、子どもたちひとりひとりがやりたいことを実現するための活動費に使用いたします。
渋谷区外の児童・生徒たちとの交流
我々は全国の子供たちに探究授業を進めていくことをゴールとしています。まずは渋谷区と他区・他県の子どもたちとの交流を進めています。
今年度は、山口県萩市教育委員会の協力のもと、萩市の中学生と交流を行い、双方が交流できる環境を構築しております
シブタンの活動や、各校の「シブヤ未来科」実践の様子をnoteで発信しています。
ぜひご覧ください！
