私たちの取り組む課題



当団の事業
- 室内管弦楽団および合唱団による演奏会の開催
- 音楽研修講座等の開催
- 器楽および声楽における音楽家の育成
- その他当団の目的を達成するために必要な事業
なぜこの課題に取り組むか



当団は、器楽部門としては室内オーケストラであるシンフォニア・コレギウムOSAKA(旧名:アンサンブル・シュッツ)、声楽部門としては毎年のオーディションで選ばれ演奏の中核を担う、プロフェッショナルレベルと評価されている大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団、広く門戸を開放している大阪コレギウム・ムジクム合唱団からなっています。
プロ水準の器楽・声楽の両部門を擁する、国内でも極めて稀少な団体として、2025年で創立50年目を迎えます。
合唱団は創設当初より、ルネサンス・バロックの様式を精緻に演奏し得る発声メトードを當間が科学的アプローチにより研究・開発し、ドイツ・ヨーロッパ公演では「範とすべき合唱団」と現地新聞に評されるなど、他の追随を許さない名門としての評価を確立しました。また合唱団と音楽語法を一つにするオーケストラは、當間のライフワークの一つであるベートーヴェン交響曲全曲シリーズなど、独自の演奏も活発に行いながら、人声によるハーモニーや言語表現と緊密に一体化した演奏を作り上げてきました。
団の名称に冠しているH.シュッツはドイツ音楽の父と呼ばれ、当時の先進国イタリアに学んでのち、母国語の作品も多数残して、ドイツの音楽文化の発展と教育に尽力しました。その語法は自然なドイツ語の呼吸に沿い、30年戦争の時代を背景に音楽に切実性が伴い、やがて100年後のJ.S.バッハへと繋がる大きな足跡を残した存在です。
当団はこのH.シュッツの精神に基づき、バッハへと至るバロック音楽の演奏を活動の1つの柱としながら、他方で我が国の作品ならびに世界の現代の作品までを広くレパートリーとして演奏し、新作の初演や日本初演等への取り組み、高度な技術や多様な様式への理解、器楽と声楽の両方を有する編成などが求められ演奏機会の稀少な作品への取り組みを含め、これら作品の普及を図ります。
演奏は原典・当時の演奏法を考慮しながらも、作品自体が持つ現代に通じる切実性・現実性を掘り起こし、緻密なテキスト表現によりその内容に迫る高水準の演奏によって聴衆の知的感覚を呼び覚ますことによってこれらの目的を果たしていきます。
真に芸術的な音楽作品にはその本質的価値として、時代、地域や文化を超えて人間が共感できる普遍的な感覚、人間が人間らしさと他人との繋がりを持ち続けるためになくてはならないものが根幹に備わっています。昨今の自然災害や世界情勢など様々な苦難の中でこそ、当団はそれらの価値を高水準の演奏の表出力をもって掘り起こして聴衆に訴え、昨今の自然災害や世界情勢など様々な苦難の中でこそ、その重要性を揺るぎなく社会に示してまいります。
寄付金の使い道



2025年、大阪コレギウム・ムジクムは創立 50 周年を迎えました。
これまでにも後援会「シュッツの会」ほか個人での熱い支援を頂き、私たちの活動を支えて頂く心の拠り所と成っています。
創立50周年を迎え、年間11回の「マンスリー・コンサート」、そして大阪・京都・そして新たに再開する神戸定期公演等の演目において、演奏者の増員、特に室内合奏団「シンフォニア・コレギウム OSAKA」の編成拡充を図り、練習環境を整えるとともに、一層皆様の御期待に沿える演奏に資するためクラウドファンディングを募集しております。
●マンスリー・コンサート(11回)
●大阪定期公演(2回)、神戸公演(1回)
●創立50周年記念特別公演(大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂)
●上記公演における委嘱初演の実施
●動画配信、Blu-ray Disk 等メディア制作