私たちの取り組む課題
不登校・ひきこもりの小中学生や10代後半から20代前半の若者の支援を中心に行っています。
もともとは、居場所支援のみでしたが、来ている方たちのニーズに合わせて、学習支援やアウトリーチ支援も行うようになりました。
また、親の会も行っています。親のメンタルヘルスは子どもに大きな影響を及ぼすため、日頃の悩み、苛立ち、苦しさなどを共感を持って受けとめてもらうなど、親の心の健康の維持にも努めています。
加えて、新たな試みとして、親子食堂を行い地域との交流を図り更なるニーズを拾い上げようと活動しています。
なぜこの課題に取り組むか
H30年度、文科省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、小学生の約100人に1人、中学生の約25人に1人の割合で不登校の児童生徒がいます。
現在でも学校の先生方や教育委員会などでは様々な取り組みがなされていますが、小中学生のどちらも、約3割の生徒しか再登校できるようになっておらず、約7割の児童生徒が不登校・ひきこもり状態を継続しています。
これを多いと捉えるか、少ないと捉えるかは、人によりますが、私たちが遊んだり、出かけたり、自由に過ごしている時間、1人でもがき苦しんでいる人がいると思うと私は辛いです。
また近年よく耳にする、高齢の親が長期にわたってひきこもり状態の子どもの面倒をみる、「8050問題」について、ひきこもってしまった要因の中には、不登校や中退・退学などもあり、若年層の支援に力を入れていかなければなりません。
寄付金の使い道
あかねの利用者の中には経済的に苦しい家庭も多く、あかねとしては経済的な事情に関わらず、居場所を利用することができるようにと利用料を最低限しか頂いておりません。しかし年間維持費として家賃や人件費などの運営資金が必要です。その為広く募金・会費を受け付けております。子どもたち・若者たちの多様な育ちを応援するために、どうぞご協力をお願いいたします。