私たちの取り組む課題
僕らの想い
カンボジアという国がある。
経済成長が止まらない首都・プノンペン。
今はもうスタバだって、ケンタッキーだって、きれいなホテルだってある。
クラブではきらびやかなドレスを着た若者が大騒ぎしている。
でも、絶対に忘れてはいけない事がある。
発展の影で、1日150円で必死に生きている人がいること。
学校に通いたくても通えない子どもたちがいること。
「幸せですか?」という問いに「幸せは全くない。毎日が苦しい。」と答えたスラム街に住むおばあちゃんがいること。
そんな人たちに、僕らは何ができるんだろう?
何をするのが正しいんだろう?
正直答えは分からない。
けれど。
僕たちは確かに見た。
あのギラギラ光る太陽の下、一日中校庭を走り回る元気いっぱいな子どもたちの姿を。
そして、その子どもたちの顔に浮かんでいた「楽しい!」が伝わる純粋な笑顔を。
僕らは、この笑顔を守り抜くと決めたんだ。
(1)活動目標
GRAPHIS(グラフィス)小学校・中学校 の完全な自立を目指す。
※完全な自立とは、私たちや国外の機関の介入の必要が一切なくても十分に小・中学校を運営していける状態
(2)活動理念
“誰かのために何かをしたい人へ、新しい一歩を提供する”
私たち学生がボランティア活動を通して社会に大きな影響を与えるというのはそう簡単ではありません。
それでも、Michiiiiのの活動を知っていただくことを通して、
また、Michiiiiの活動に参加していただくことを通して、
「誰かのために、何かをする」ことについて触れる機会 となれば、嬉しいです。
現在、GRAPHIS小学校・中学校が抱える課題
高校・大学進学者の減少、校内環境の整備、科学や保健・体育の授業で使用する教材の不足などがあげられます。
なぜこの課題に取り組むか
弊団体は2022年夏に、コロナウイルス蔓延後初のスタディツアーを実施いたしました。
その際には焼却炉や水問題、教師不足について多くの課題を実感し、
「私たちには何ができるのか。」
「私たちが優先してすべきことは何か。」
課題の一つ一つを見直すことから12期の活動が始まりました。
また、メンバーの多くが特に感じていたのが、「グラフィス小中学校との連絡不足」であり、
団体として支援を実施したいもののの実行に移せないという状況でした。
2023年春に12期初のスタディツアーを実施
そこで、2023年春に12期初のスタディツアーを実施した際には、
例年の教育支援に加え、現地学校の現状について日本の方々に正確に伝える為、
支援先学校の校長先生やコンポントム州教育省の方との面会を果たす等、
教育分野に携わる方々との強い交流関係を築きました。
徹底的な現状把握をおこなったことで、活動の方向性が定まり、以下の2点に支援内容を再設定いたしました。
2023年8月中旬に渡航予定の夏スタディツアー
2023年8月中旬に渡航予定の夏スタディツアーでは、
・ため池を囲う柵の建設
(ため池付近で転落等事故が多発しているという課題の解決策として決定。現地学校の校長先生からも要請を受け、急ぎプロジェクトを進めております。)
・サッカーゴールの寄付+アンコールF C(カンボジアのプロサッカーチーム)を招いたサッカー教室の開催
(サッカー好きな子どもたちが多いにも関わらず、現状は2本の棒をゴールに見立てて遊んでいる等、十分な環境が整っていません。)
を予定しております。
寄付金の使い道
シンカブルは、コロナウイルス影響下による街頭募金中止の代替として、
開設してから数年間、多くの方々からの「新しい一歩」としての窓口を担ってきました。
これまでの使用目的は街頭募金と同様に【子どもたちを直接的に支援する為の費用のみ】でしたが、
2023年7月1日をもちまして、【運営費を含む活動費用】に使用目的を変更させていただきたく存じます。
理由
理由といたしましては、国内活動におきましても重視している団体理念である
「誰かのために、何かをしたい人へ、新しい一歩を提供する」
に沿った⦅啓蒙活動⦆に尽力をしていきたいと考えた為です。
現に、12期が始動してからの半年間は、
- 学校講演会(今年度のみで4回実施予定)
- カンボジアフェス等の外部イベントの出展
- 街頭募金活動
- 写真展の開催
といった⦅啓蒙活動⦆を主軸に活動してまいりました。
しかし新しい一歩を提供する為に、
「利益」よりも「啓蒙」に重きを置いてきた当期では、十分な活動費用を確保しきれていない事が現状です。
そこで私たちMichiiiiは、シンカブルを通して皆様から「学生国際協力団体Michiiiiに対する〈応援金〉」を募りたいと、考えております。
弊団体は、団体規模としてはとても小さいものの、
一人一人が「自分は何ができるのか」を考え、
情熱を持ち活動していると自信をもって宣伝できる、そんな誇りある団体です。
少人数体制で活動している現在のMichiiiiのみでの活動規模には限りがあります。
子どもたちに「新たな一歩」を踏み出してもらう為にも、皆様のお力添えいただけますと幸いです。
支援者の皆様には私たちの活動を身近に感じて頂きたいという思いから、
年に一度開催している外部報告会へご招待いたします。
一人でも多くの皆さまからご支援・ご理解をいただけたらと思います。
何卒ご検討の程よろしくお願いいたします。