私たちの取り組む課題
地域猫・保護猫活動における主な課題
1.
継続的な資金の確保
- 避妊・去勢手術費、医療費、餌代、消耗品など、多くの費用がかかります。
- 寄付や助成金、支援の継続確保が大きな課題です。
2.
地域住民の理解と協力不足
- 「猫が苦手」「糞尿や鳴き声が迷惑」といった声もあり、住民全体の理解が得られないことがあります。
- 地域全体で共生を考える風土づくりが必要です。
3.
TNRの限界と保護猫の受け皿不足
- 手術をしても元の場所で暮らす猫に危害を加えられるケースや、元の場所に戻せない猫もいます。
- 保護しても預かり先や譲渡先が不足し、保護活動が滞ることも。
4.
高齢化・担い手不足
- 活動の多くがボランティア頼みで、高齢化・人手不足が深刻です。
- -若い世代の参加を促す仕組みづくりが求められています。
5.
多頭飼育崩壊・無責任な餌やり
- 飼い猫の避妊去勢がされず、外猫化し繁殖してしまうケース。
- 餌だけを与えて手術や管理をしない無責任な行動が問題を複雑化させています。
6.
行政との連携・制度面の課題
- 地域によって支援制度に差があり、行政の関わりが限定的な場合も。
- 地域全体で制度化・協働する仕組みがまだ十分ではありません。
なぜこの課題に取り組むか
地域猫・保護猫活動の課題に取り組む理由
1.
不幸な命をこれ以上増やさないため
- 飼い主のいない猫は、過酷な環境で病気や事故に遭い、短命に終わることが多いです。
- 野良猫の繁殖を放置すれば、命の連鎖的な不幸が続いてしまいます。
- 一代限りの命として見守るTNRや保護・譲渡活動を通じて、不幸な命を減らす必要があります。
2.
人と猫のトラブルを防ぎ、地域環境を守るため
- 猫による糞尿被害、騒音、ゴミあさりなどが原因で、住民間のトラブルや猫への虐待が起きることもあります。
- 適正な管理と地域の合意に基づく活動によって、住みよいまちづくりに貢献できます
支援金の使い道
地域猫活動における寄付金の使い道
1.
TNR(捕獲・避妊去勢・元の場所に戻す)活動費
- 捕獲器の購入・管理費
- 動物病院での避妊・去勢手術代
- 入院・術後ケア費用
2.
医療費(治療・検査)
- ケガや病気の猫の診察、治療、ワクチン接種
- ノミ・ダニ・寄生虫の駆除
- 感染症(猫風邪、猫エイズ等)への対応
3.
給餌・給水関連費
- キャットフード・缶詰・給水器の購入
- 食器や保温マット、餌場の清掃用具などの衛生管理品
4.
保護・譲渡活動費
- 仮設シェルターや保護部屋の運営
- ケージ、トイレ用品、猫砂などの購入
- 譲渡会の開催・移動費用
5.
啓発活動・広報費
- チラシ・ポスター・ウェブサイト制作
- 地域住民への説明会や講習会の開催費用
- 地域猫活動の理解促進のための資料作成
6.
交通費・通信費
- 猫の病院搬送や現場への移動にかかるガソリン代
- 活動報告・連絡・印刷・郵送にかかる費用
7.
消耗品・備品の購入
- トイレットペーパー、ペットシーツ、手袋、洗剤などの日用品
- 捕獲器やケージのメンテナンス・修理費用