私たちの取り組む課題
私たちの取り組む課題は
【未成年とお母さんの孤独】
【心と体の健康を守ること】です。
コロナ禍を経て環境が変わり
自宅で一人で過ごす子どもや、子育て中のお母さんが増えています。
また共働きやひとり親、貧困など様々な事情で、
健康的な食事が取れていない家庭が多くなっています。
どんな環境の人でも、健康に楽しく過ごてほしい。
ここにくれば、健康的なご飯が食べられる。
誰かと話したり、遊んだりできる。
そんな居場所が地域には必要だと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの住む地域には、子ども達が自由に過ごせる場所がほとんどありません。
公園で遊んでいる子ども達はいますが、
公園にはトイレはありません。
そして、当たり前ですが夏は暑く、冬は寒いです。
近くに休憩できる場所はありません。
コロナ禍以降、友達同士で家に集まる機会は激減しました。
小学生に放課後や長期休みの過ごし方を聞くと
自宅にこもってゲームをする、YouTubeを見るという声がほとんどです。
また、共働き世帯は年々増えています。
親が帰ってくる18時頃まで
一人でお菓子を食べながら、YouTubeを見て過ごしている子どもが日本中にたくさんいます。
中には日常的に一人でインスタント食品や菓子パンを食べている子もいます。
両親の帰りが遅く、日々市販のご飯を食べている家庭もあります。
この状況を知った時
このままではいけない。なんとかしないと。
と強く思いました。
子ども達の心と身体の健康がとても心配でした。
学校では未だ黙食の流れが続いており
各自、前を向いて食べることが主流となっています。
ここ数年
楽しく食事をするという経験すら少ない子もいます。
子ども達は大人のようにお金を持っていません。
飲食店などで空腹を満たしたり、暖をとったり、涼んだりすることもできません。
友だち同士でわいわい話したり、ご飯を食べたり、遊んだりできる場所を作ってあげたい。
お金がなくても、入れる子ども達のための場所。
体に優しい食べ物があって、安心して過ごせる場所。
そこでたくさんの人と関わりながら
地域の中で育っていってほしい。
そんな風に考え、子ども達が自分の足で行ける場所に子ども達の居場所を作りました。
また、子育て中のお母さん達も、孤独を感じていました。
産後、赤ちゃんと二人きりで辛い。
誰かと話せる場所が欲しい。
赤ちゃん連れのお母さんが、友だちとゆっくり食事できる場所がない。
子育てに疲れて、食事を作る気力も湧かない。
特に、産後すぐのお母さんは育児に疲れ果て
心と体のバランスを崩しがちです。
幼稚園入園前までの子どもを持つお母さんは
日々の行き場に困っていました。
子ども達と子育て世代の方、両方の孤独を解決するために
平日の昼間は子育て世代の方々の居場所に
放課後は子ども達のための居場所にしよう。と
二つの課題に対応できる居場所事業と子ども食堂事業をスタートしました。
寄付金の使い道
皆様からの寄付金は、子ども食堂を含む居場所事業の運営費にあてさせていただきます。
居場所事業を行うためには、家賃、水道光熱費、食品代、備品代、保険代、人件費など様々な費用がかかります。
当団体が行う講座事業は営利目的ではないため、これらの費用を全て賄っていくことは困難です。
子ども達やお母さん達と作り上げてきた大切な拠点を守りたい。
この拠点での居場所事業を継続させていきたいです。
居場所事業を継続させていくには、きちんとした組織作りが重要です。
私たちはこの活動を継続して、法人化することを目指しています。
誰か一人が負担を背負うのではなく、仕事を細分化し、そこに関わるスタッフには仕事として責任を持って関わってもらいたい。
スタッフがボランティアとして活動を続けると、経済的な負担が大きく、活動の継続が難しくなっていくからです。
そのため、費目別で見ると、運営スタッフの「人件費」が主なものになりますが、ご了承いただければと思います。
また、子ども食堂事業、居場所事業だけでなく、子ども達が無料で遊んだり学んだりできる講座やフードパントリーなど、直接食料を給付する支援費にも寄付金を充てていきたいと考えています。