私たちの取り組む課題



今、子どもたちの世界で起きていること
2026年を迎えた現在、学校に行きたくても行けない、あるいは学校以外の学び場を必要としている小中学生は35万人を超えています。不登校という選択をする子どもたちは増え続け、もはや特別なことではなく、誰の身近にも起こりうる「社会全体の課題」となっています。
しかし、一歩学校の外へ出た途端、学びや居場所にかかる費用のほとんどが「ご家族の負担」になってしまうという現実は変わっていません。広島県においても公的なサポートは一切なく、通いたくても経済的な理由で一歩踏み出せないご家庭が少なくありません。
孤立という痛み、そして現場の葛藤
子どもにとっての学校は、社会そのものです。そこから切り離されることは、社会とのつながりを失い、親子が家庭の中で孤立してしまうことを意味します。
「教育機会確保法」によって、無理に登校しなくてもいいという考え方は広がりましたが、実際の対応は「安全確認」が中心になりがちで、一人ひとりの個性や特性に合わせた「具体的な教育サポート」にまで手が届いていないのが現状です。
何よりも胸が痛むのは、周囲の無理解や孤独感から、自ら命を絶ってしまう子どもたちが今も増え続けているという事実です。
子どもたちの「育ち」を止めないために
こうした厳しい現状の中でも、私たちは子どもたちが「自分はここにいていいんだ」と心から安心し、それぞれの個性を伸ばせる場所を絶やしたくないと考えています。
運営を支えるスタッフもまた、限られた条件の中で「子どもの未来を最優先に」という想いで活動を続けていますが、民間のみでこの居場所を守り続けるには、やはり限界があります。
経済的な理由や社会の偏見によって、子どもたちの可能性が閉ざされることがないように。
私たちは、公的な支援が届きにくい「今、この瞬間」を、皆さまと共に支え合っていきたいと願っています。
なぜこの課題に取り組むか



「木のねっこ」が目指す、これからの学びと共生
今の日本では、少子化や変化の激しい社会への対応がなかなか追いつかず、未来を担う当事者たちの実感とかけ離れた仕組みが続いています。そんな中、私たちは**「AI・外国人・シニア世代」が共に支え合う多世代・多文化共生**を、地域の中で実践していくことが、地方が生き残るための本当の力になると信じています。
これからの時代、大切なのはIQ(知能指数)だけでなく、**HQ(人間性や生きる力)**です。子どもたちが心豊かな大人へと育つためには、大人も子どもも一緒になって、新しい時代の当たり前(ニューノーマル)を経験していくことが何よりの学びになります。
私たちが大切にしている「子どもたちのための学び場」
「木のねっこ」では、大人がそっと支えながら、子どもたちが主体となって運営する場所作りを続けてきました。
• 五感で学ぶ暮らし: 自然農の畑づくりや、家のDIY、昔ながらの知恵を大切にした日常。
• 社会とつながる実践: イベントを通した運営費づくり、ジャーナリズム活動、創業・就業体験。
• 発信と交流: SNSやYouTubeでの発信、地域のゲストハウスや外国人の方々との交流。
多世代で学び合い、助け合う経験は、子どもたちの心の土台をしっかりと耕してくれます。
現場が抱える切実な願い
子どもの成長は一瞬です。そのため、つい現場スタッフへの教育や適切な賃金が後回しになってしまうという現実があります。
この40年間、多くのフリースクールや居場所が、貴重なノウハウを持ちながらも、スタッフの生活が立ち行かずに幕を閉じてきました。「人を育てる側」もまた、安心して成長し、生活できる環境を守ること。それが、活動を次世代へつないでいくために不可欠だと私たちは考えています。
未来をつくる「共育(きょういく)」
私たちは現在、平日の活動に加え、一人ひとりの興味に合わせた地域連携の学びを提供しています。
多感な小中学生の時期に、ボランティアや自然との共生、そして子ども同士が教え合う経験を積むことは、一生の宝物になります。
教育をあきらめることは、社会の未来をあきらめることです。
学校や社会から孤立し、人知れず悩んでいる親子を一人にさせたくありません。
私たちは、子どもも大人も、自分自身と向き合い、一人の人間として健やかに育っていける社会を目指しています。そんな「人間づくり」の輪を、ここから広げていきたいと願っています。
支援金の使い道



応援していただく皆さまへ:支援金の使い道について
皆さまからのあたたかいご支援は、子どもたちが安心して学び、挑戦し続けるための「根っこ」を支える活動に大切に活用させていただきます。
1. 「学びの場」を継続するために
活動を支えるスタッフの伴走や、子どもたちが毎日過ごす拠点を維持するために活用します。
• 運営・活動費: スタッフの人件費、交通費、拠点の家賃、光熱費、子どもたちの送迎や物資運搬のための車リース代など
専門性を持ったスタッフが、子どもたち一人ひとりにじっくり向き合い続けるための大切な基盤となります。
2. 子どもたちへの直接支援(学びの機会)
経済的な理由で「学び」をあきらめないためのサポートです。
• 月謝の補助: 1日分・1ヶ月分から、ご利用が困難なご家庭への補助として。
• 体験の充実: 野外活動や遠足の交通費、特別講師(自然農)への謝礼など。
「やってみたい!」という子どもたちの好奇心を、大人の事情で止めることなく実現させてあげたいと考えています。
3. 子どもたちの「食」と「発信」を支える(心身の健康と広報)
日々の健やかな成長と、活動を社会に広めるためのサポートです。
• 食の支援: 週4日のランチ食材費。
• 伝える活動: 活動を多くの方に知ってもらうための広報・啓発活動。
自然農の野菜や手作りの食事は、子どもたちの体と心を育む源です。
私たちにできること(お仕事のご依頼も大歓迎です!)
「寄付」だけでなく、お仕事の依頼という形での「連携」も、子どもたちの社会経験と活動の自立につながります。
• 便利屋「パシリテーター」:
お庭の草抜きからお引越しの片付けまで、フットワーク軽くお手伝いに伺います!
• Kinonekko学院(地域連携・貢献):
• SNSプロモーション: 若い感性を活かした発信のお手伝いをします。
• ジャーナリズム(Tansa木のねっこ支部): 社会の課題を自分たちの目で見つめ、記事にする本格的な活動です。

