私たちの取り組む課題
2021年に生理の貧困が問題となり、生理用品がなんらかの理由で買えない・買ってもらえない方がいます。生理用品が手に入らない背景には様々な問題が隠れています。
私達はまず先行型支援として、学校や誰でも使える公共施設のトイレに生理用品を設置しています。
生理の話をする事はタブー視されてきました。生理の事を相談したくても誰に相談して良いか分からない。例えば父子家庭等で、生理用品の知識がそもそもなく何を買えば良いのか分からない保護者等。目に見えない問題が沢山あります。
生理用品が買えない・買ってもらえない事で学校を休んでしまう子供達もいます。自宅の次に長く居るのは学校です。子供達が安心して学校へ通えるように、養護教諭と連携しトイレ設置をしています。
それと同時に、適切な生理用品の知識や下着の話など啓発活動もしています。
経済的理由で生理用品が買えない方は、食糧やその他必要な物の購入ができない方が一定数います。
例えば、学校等の長期休みなどでお昼ご飯が食べれない・食べさせる事ができない方へは、緊急性の高い方へは食糧支援をしています。
生きづらさや困り事でどこに相談して良いのか分からない方の相談も受け付けています。
なぜこの課題に取り組むか
代表理事の佐々木は、目に見えない障害を持つ当事者です。雑貨店を運営している時に、たまたま見たニュースで生理の貧困を知り「困っている人が居るのなら」と始めた事がキッカケです。
活動を始めてから沢山の方から相談が来て、こんなにも生理の事で困っている人達が沢山居た事を知り、そして過去の当事者も沢山居る事が分かりました。
生理用品が手に入らない事を誰かに話したりする事が中々出来なかったり、相談先が分からなかったり、年齢が低ければ低いほど頼る場所が分からなく孤立してしまいます。
例えば学校で保健室に行くと生理用品を貰う事ができますが、異性が居たりして話す事が出来なかったり、まとめて貰うことが出来ずに悩んでしまったり、生理用品を貰うと「返してね!」と言われる事もあったり「何で持ってこないの?だらしない!」と言われる事もあります。
生理用品が手元に無い事で、生理のある期間に学校へ行く事が怖くなったり、キッチンペーパーやトイレットペーパーで代用して居る場合もあります。
一般社団法人を設立してから、生理の問題はあくまでも目安であり、その背景にある根本的問題(ネグレクトやモラハラ・DV等)を解決しないといけないと感じています。その為に、24時間相談できる公式LINEを開設し全国の方々と繋がり総合的な相談・支援を続けています。
ボランティアから一般社団法人となり想像以上の反響を受け、これは継続運営していかなければならないと強く感じています。一般社団法人としてしっかりと活動を続け、【生理用品無料配布プロジェクト】を全国へ拡げて継続していきます!
寄付金の使い道
■運営固定費
一般社団法人を継続運営する為には、固定費だけでも年間約80万円かかります。
■生理用品の購入
ひと月に1箱と計算しても無料スポット1カ所で1年間に約12万円〜24万円の生理用品を、その場所で必要としている人のために切らすことなく購入し補充し続けるための資金が必要です!
■備品・経費
・年間の固定費(家賃等)
・生理用品アソートパックの袋、持ち帰ってもらう小分け用の袋、段ボールなど
・生理用品の送料、直接配送や生理用品仕入れのためのガソリン代
・設置場所などのポップやチラシ、カードなどの制作と印刷代
・生理用品の正しい使い方を教えるためのお尻の模型(トルソー)など動画用の設備や機材
・レビュー、紹介のための生理に関する商品の購入
・オリジナル商品の企画制作、仕入れ