私たちの取り組む課題
安全な水の供給からはじまる、貧困の連鎖を断ち切るホープの支援
私たちが活動しているカンボジアやエチオピアには、「水」が手に入らないことで貧困に苦しんでいる人たちがいます。
ホープは2001年の団体創立から水からはじまる自立支援をモットーに、活動地域に井戸や簡易水道をつくり、「安全な水」届けることからはじまる自立に向けた包括的な支援を行ってきました。
現在までに6万人以上が貧困から抜け出し、自立への道を歩み始めています。
「なぜ水なの?」
水は誰もが生きていくためには不可欠です。安全な水が手に入ることで、人々の健康状態や子どもたちの就学率が改善し、女性の社会進出も進んでいきます。
安全な水の確保は命、教育、経済の問題とも深く関係しているため、最初に水支援を行うことが重要なのです。
なぜこの課題に取り組むか
水汲みからの解放、自分の未来を選択できるように
エチオピアやカンボジアの農村部では、水汲みは女性や子どもの仕事とされています。
女性は家事や育児に追われるなか、子どもは小さな体で、水の入った重たいタンクを一日に何時間も運んでいるのです。
汲んできた水も、動物たちが水浴びをする池や川の水で安全とはいえません。
汲んできた汚れた水を飲むと、抵抗力が弱まっている体では下痢や感染症にかかってしまいます。下痢は子どもたちにとって命にかかわる病気です。
水汲みに時間を奪われ、子どもたちは学校に通えず、女性は社会とつながる機会がなく孤立しがちです。
貧困は連鎖し、世代を超えて人々を苦しめ続けます。
一度貧困の連鎖に陥ってしまうと日々を生きることに精一杯になり、根本的な解決策に目を向けられなくなってしまいます。
ホープの支援は水から始まりますが、貧困のサイクルから抜け出せるように、事業地の人々やコミュニティーの生活状況に合わせて包括的な支援を行っています。
私たちは安全な水で健康になり、教育を受けて知識や技術を得ることで視野が広がり、将来の選択肢も広がると考えます。
学校で学んだ子どもたちが新しい夢をみつけられる、女性が知識と自信を身に着け新しいことに挑戦していく、そんな環境をつくるため活動を続けています!
寄付金の使い道
「安全な水の供給」、「女性のエンパワメント」、「日本での啓発活動」に使わせていただきます
1.安全な水の供給
カンボジア、エチオピアで井戸や電気を利用しない重力を利用して水を供給する簡易水道の建設をします。
- 家の近くで安全な水が手に入るようにすることで水汲みの重労働から解放されます
- 汚れた水が原因で罹っていた病気の発症率が下がります
2.女性のエンパワメント
水汲みから解放された女性が社会的・経済的に自立するためのスキル向上と自己実現のためのトレーニングをうけ、小規模ビジネス支援を開始します。
3.日本国内での啓発活動
日本の人々に活動地域の現状と課題を伝えるため、現地の人々のストーリー動画を作成します。