「給食があるから、学校へ行く」。
今の日本で暮らす私たちにとっては、「そんなに給食が大事なの?」と思うかもしれません。けれど、マラウイの子どもたちと関わる中で、私たちは何度も、給食の重みを痛感してきました。
2026年まで10年間活動する中で考えたのは、この給食を特に貧しい地域にも関わず将来の希望となる子どもたちがたくさんいるCBCC(地域主導の子どもセンター)に安定して届ける資金が確保できれば、最も大きな力になるという点です。
この度は、皆さんのお力を改めてお借りできればと考えています!
学校は、勉強をする場所。
けれど、貧困の中で暮らす子どもたちにとっては、お腹を満たし、友だちや先生と安心して一日を過ごすための大切な居場所でもあります。
家庭で十分な食事がとれないとき、給食は子どもが学校へ向かう理由になります。保護者にとっても、「今日は子どもを預けて大丈夫」と思える大きな心の支えになります。
私たちNPO法人聖母は、2015年からマラウイで学校給食の支援を続けてきました。現在は、幼稚園・小学校を含む約55校で、毎日22,000人以上の子どもたちに給食を届けています。
今回支援を届けたいのは、その中でも特に支援が届きにくい、CBCC(Community Based Childcare Centre)と呼ばれる地域の子どもセンターです。
CBCCは、制度の整った都市部の学校や幼稚園と比べると、建物やキッチン、食材の保管庫などが十分に整っていないのが現状です。
それでも、今日もそこには子どもたちがやってきます。子どもたちを迎え入れる先生や保育士がいます。「この子たちに、少しでも良い一日を過ごしてほしい」と願う地域の人たちがいます。
その願いを、日本から支えたい。
今回のクラウドファンディングでは、100万円を目標に、マラウイのCBCCに通う子どもたちへの給食支援を行います。
子どもたちが安心して通い、学び続けられる環境を、日本から一緒に支えてください。
ストーリー
支援が届きにくい場所で、子どもたちを迎え続ける人たち
2026年5月、私たちはマラウイの複数のCBCCを訪問しました。
CBCCは、日本でいう幼稚園や保育園のような役割を持ちながらも、村や地域の人たちによって支えられている小さな場です。大都市と比べると、立地や設備に多くの課題を抱えていることが少なくありません。
例えば、あるCBCCは山間部にあり、車を降りてからさらに長く歩かなければたどり着けない場所にありました。
別のCBCCでは、屋外に簡素なキッチンがあり、小さな教室が一つだけ。トイレや給食の保管場所も十分ではありません。
また、井戸がなく、地域の人たちが水を運びながら運営を続けている場所もありました。

環境は、決して整っているとは言えません。
それでも朝になると、子どもたちは集まってきます。
手を洗い、絵を描き、数字やアルファベットを学び、歌ったり踊ったりしながら過ごします。
そして、給食を食べて家に帰っていきます。

日々の生活が厳しく、親たちが「子どもを教育施設に通わせる」ことの意義を感じにくい地域でも、給食があることで「子どもを預けよう」というきっかけが生まれます。
私たちは、これまでこうしたCBCCへの給食支援を行ってきました。
けれども、CBCCは「海外から支援されるだけの場所」ではありません。
子どもたちを迎え続けようとする先生や保育士がいて、運営を支える地域の人たちがいます。
倉庫が壊れても、給食を止めないために自宅の一部を貸してくれた村長がいます。
水を運びながら、子どもたちを迎え続けるコミュニティがあります。
例えば、ジョイス・フィリーさんは、裁縫の仕事をしながら、地域の子どもたちのためにCBCCを運営している女性リーダーの一人です。

現地には、子どもたちを守ろうとしている人たちがいます。
私たちが届けたいのは、その努力を支える給食です。
1食約15円。小さな給食が、1日の流れを変えていく
マラウイのCBCCで提供する給食は、1食あたり約15円で届けることができます。
1つのCBCCでは、35〜40人ほどの子どもたちが給食を待っていることもあります。場所や人数によって必要な金額は異なりますが、1校あたり年間約6万5,000円〜10万円で、子どもたちの1年間の給食を支えることができるケースがあります。
たとえば、3,000円のご支援で、約200食分。
15,000円のご支援で、約1,000食分。
60,000円のご支援で、1つのCBCCの子どもたちに1年間給食を届けることができます。

数字にすると、小さな金額に見えるかもしれません。
でも、その一食があるから、子どもはCBCCへ来ることができます。
その一食があるから、保護者は安心して子どもを送り出すことができます。
給食は、空腹を満たすだけではありません。
学びの入口をつくり、家庭の時間を支え、地域の子育てを支えるものです。
せいぼが届けてきた、約340万食の給食
せいぼはこれまで、マラウイで学校給食支援を続けてきました。
2025年には、幼稚園・小学校・CBCCを含む約55校で、約2万人の子どもたちに給食を届けました。年間で届けた給食は、約340万食にのぼります。
給食があることで、子どもたちが学校やCBCCに通い続ける理由が生まれ、出席率の維持にもつながります。

一方で、支援を必要としている場所は、まだ多くあります。
特にCBCCは、地域の人たちの努力によって運営されている一方で、建物・水・給食の保管場所・調理環境など、十分に整っていないことも多い場所です。
だからこそ、私たちはCBCCへの給食支援を続けたいと考えています。

今回のご支援で実現したいこと
給食を通じて、子どもたちの安心を作りたい。地域の人々の努力を支えたい。
そう願って立ち上げた今回のクラウドファンディングでは、100万円を目標に、マラウイのCBCCに通う子どもたちへの給食支援を行います。
いただいたご支援は、主に以下の用途に活用します。
- 給食の食材費
- 給食提供のための調理器具・食器費用
- 手洗い用の石鹸や衛生管理用品
- 給食の配布・管理に関わる現地での運営費
支援するCBCCの数や対象人数は、各センターの規模や必要な給食量、現地の状況に応じて最終調整します。
今回の目標は、単に一度だけ給食を届けることではありません。
せいぼとして、今後も継続してCBCCの給食支援を広げていくための、次の一歩にしたいと考えています。
一つのCBCCに給食を届けられても、次に給食を待っている子どもたちがいます。
一つの地域で支援が形になっても、まだ支援が届いていない地域があります。
だからこそ、今回のクラウドファンディングを通じて、給食支援そのものに共感し、応援してくださる方々と出会いたいと思っています。
遠い国の話ではなく、同じ時代を生きる子どもたちの話として
マラウイは、日本から遠い国です。
日々の暮らしの中で、マラウイの子どもたちのことを思い浮かべる機会は、決して多くないかもしれません。
けれど、子どもがお腹を空かせること。
安心して過ごせる場所が必要なこと。
学び続けるために、まず今日を無事に過ごせる土台が必要なこと。
それは、どこの国の子どもにとっても変わりません。
私たちが届けたいのは、特別なものではありません。
一食の給食です。
でも、その一食が、子どもたちにとっては学校へ行く理由になり、保護者にとっては安心して送り出す理由になり、地域にとっては子どもたちを育てる土台になります。
仲間と一緒に、CBCCの給食支援を広げたい
今回の目標金額は100万円です。
たとえば、5,000円のご支援が200人分集まれば、100万円に届きます。
もちろん、金額の大小に関わらず、一つひとつのご支援が、子どもたちの給食につながります。
ご支援は、子どもたちの一食になります。
その一食は、子どもたちがCBCCに通うきっかけになります。
そして、学び続けるための土台になります。
マラウイの小さなCBCCで、今日も子どもたちが給食を待っています。
どうか、子どもたちの食事と学びを支える仲間として、このプロジェクトにご参加ください。
そしてたくさんの方々が、私たちと一緒にマラウイの未来へ思いを馳せ、アクションを起こしていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
NPO法人聖母
代表理事 山田 真人
NPO法人聖母とは
NPO法人聖母は、アフリカ南東部にあるマラウイ共和国で、学校給食支援を行っている団体です。
2015年から活動を開始し、現地パートナーと連携しながら、幼稚園・小学校・CBCCなど、子どもたちが学び、安心して過ごすための場所に給食を届けてきました。
マラウイでは、教育へのアクセスは少しずつ広がっている一方で、貧困や食事の不足により、子どもたちが学校に通い続けることにはまだ大きな壁があります。

せいぼは、その中でも「食」を通じて教育を支えることを大切にしています。給食は、子どもたちの空腹を満たすだけでなく、学校やCBCCに通い続けるきっかけとなり、保護者が安心して子どもを送り出すための支えにもなります。
2025年には、幼稚園・小学校・CBCCを含む55校で、約2万人の子どもたちに給食を提供しました。年間で届けた給食は、約340万食にのぼります。
また、学校給食支援に加え、日本の学校・企業・個人の方々と連携しながら、マラウイの現状を伝え、共に支える仕組みづくりにも取り組んでいます。
私たちは、給食を一時的な支援で終わらせるのではなく、子どもたちが学び続け、地域の人たちが子どもを育てる力を支え続けるための土台として、これからもマラウイの学校給食支援を広げていきます。
◎2025年度の活動ハイライト








