東京都の郊外で、屋外飼育下に置かれていたうさぎたちの保護活動を進めています。
現場では、十分な水や適切なフード、清潔な飼育環境が整わないまま生活しているうさぎたちが確認されました。地面の多くは堆積した糞が泥のようになった状態で、夏場の蒸し暑さのなか、命を落としていた子もいました。また、食事はクズ野菜や雑草が中心で、水・ペレット・牧草が十分に与えられていない状況でした。
私たちはすでに複数回にわたり保護を進めており、これまでに33匹を保護してきました。現在も現場には2匹が残されており、7月中に第三弾保護を予定しています。保護は連れ出して終わりではありません。保護後の医療、日々の飼養管理、回復ケア、そして譲渡へとつなぐまで、長い支えが必要です。
ストーリー
今回、東京都の郊外で屋外飼育下に置かれていたうさぎたちの保護し、その全てのうさぎさんを新しい家族として迎えていただける里親さんに繋ぐことを目標に活動を進めています。
現場では、十分な水や適切なフード、清潔な飼育環境が整わないまま生活しているうさぎたちが確認されました。地面の多くは堆積した糞が泥のようになった状態で、夏場の蒸し暑さのなか、命を落としていた子もいました。
また、食事はクズ野菜や雑草が中心で、水・ペレット・牧草が十分に与えられていない状況でした。


東京都の郊外で、屋外飼育のまま増えてしまったうさぎたちの保護が続いています。
この現場では、小屋に存在していたうさぎは少なくとも36匹確認されています。
これまでに、序章として重い症状を抱えた3匹を先行して引き取り、その後、初回17匹、2回目13匹の保護が行われてきました。
また、前回別小屋で確認されていた子うさぎ1匹は、今回訪問時にはすでに姿が確認できませんでした。
現在もなお2匹が現場に残っており、さらに現場の構造上、まだ確認できていない個体がいる可能性も否定できません。
ふじみ野うさぎハウスは、この一連の保護の中で受け入れ、医療、日々のケア、そして譲渡につなぐ役割を担っています。今回も、現場から助け出したその後を支えることまで含めて、責任を持って向き合っています。
ふじみ野うさぎハウスとして、この子たちを確実に次の暮らしへつなげるため、どうかお力を貸してください。
ふじみ野うさぎハウスについて
ふじみ野うさぎハウスは、保護が必要になったうさぎたちを受け入れ、医療・飼養・社会化・譲渡までを見据えて支えていく活動を行っています。
うさぎは小さな動物ですが、保護したあとには医療費、食費、衛生管理費、環境整備費など、想像以上に多くの負担がかかります。
それでも一匹一匹の状態に向き合い、安心して暮らせる環境を整え、新しい家族へつなぐことが私たちの役割だと考えています。
今回の案件も、単に「かわいそうだから助ける」というだけではありません。
現場から引き出したあと、落ち着いて食べられること、清潔な場所で休めること、必要な治療を受けられること、そして今後は繁殖の苦しみから切り離されること。そこまで含めて、ふじみ野うさぎハウスとして責任を持って向き合っています。
この現場で起きていたこと
現場は、倉庫沿いに作られた小屋や、屋根のない小屋など、現代の基準から見て適切な飼育環境とは言えない状態でした。
雨が降れば地面はぬかるみ、外敵が侵入できる状況もあり、産まれても無事に育ちにくい環境でした。長期間にわたる繁殖も続いており、放置すればさらに頭数が増え、衰弱や死亡のリスクが高まる状態でした。
保護した子たちの中には、強い衰弱が見られる子、下痢や口元のただれが見られる子、重度の口腔トラブルを抱えていた子もいました。
また、保護したメスの中には妊娠していた子も確認されており、繁殖の連鎖を止める必要もありました。
一方で、この現場を考えるとき、私たちは飼育者個人だけを一方的に責めるべきではないとも感じています。
飼育者の方は高齢で、今のように適正飼育の情報が広く共有される時代とは異なる世代を生きてこられた方です。実際に、うさぎたちのために硬い野菜を砕くなど、その方なりに手間をかけて世話をしていた様子もありました。
だからこそ、今回の問題は単純に「悪質な飼育者がいた」という話ではなく、高齢の方が新しい飼育情報や適正飼育の知識にアクセスしづらい社会構造の問題とも深く関わっていると、私たちは感じています。
うさぎの保護は、動物福祉の問題であると同時に、情報格差や高齢化といった社会課題とも密接につながっている――今回の現場でも、そのことを強く実感しました。
しかし、数多くのうさぎさんを個人で飼育している場合には管理が行き届かないことが多く、搬送後すぐに命を落とした子もおり、その子は死後評価で、腹部に多量のガスがたまり、さらに重い虫歯や歯槽膿漏があった可能性が示されました。

これまでの保護と現在の対応


私たちはこれまでに複数回現場へ入り、捕獲と保護を進めてきました。
- 先行保護:3匹を保護
- 6月4日:17匹を保護
- 7月7日:13匹を保護
保護したうさぎたちは、受け入れ先や協力者と連携しながら、搬送、一時預かり、通院、日々のケアを続けています。
ふじみ野うさぎハウスとしても、受け入れ後の生活を支えるため、食事管理、清掃、健康観察、通院対応などを継続して行っています。

今回の保護では、ご協力いただいている動物病院のご尽力により、保護した全匹に対して無償で去勢・避妊手術を施していただいています。
これは繁殖の連鎖を止めるうえで非常に大きな支えであり、心から感謝しているご協力です。

ただし、保護活動に必要なのは手術だけではありません。
保護前後の診察、投薬、駆虫、体調管理、牧草やペレットなどの食費、トイレ用品やペットシーツなどの消耗品、清掃用品、搬送費、受け入れ環境の整備費など、継続的に多くの費用がかかっています。

保護された子たちは、清潔な環境、十分な牧草と食事、水、落ち着ける空間の中で、少しずつ本来の状態を取り戻していきます。
当たり前のように見えるこうした環境こそが、現場では欠けていたものでした。
ふじみ野うさぎハウスは、保護して終わりではなく、
その子が安心して過ごし、必要な医療を受け、最終的に新しい家族へつながっていくまでを支える場所でありたいと考えています。
なお、今回保護した子のうち7匹は、すでに新しいご家族へつなぐことができました(2026年7月12日現在)。
それでも、保護活動はここで終わりではありません。今いる子たちの継続ケアと、残る子たちの保護完了まで、責任を持って取り組んでいきます。
今後の活動方針
当該の屋外飼育は近隣の方々にも認知されており、当初は管理が行き届いていない状況に不安の声もありました。
一方で、引き取りが進むにつれて、現地では「子どもたちがかわいがっているので少し残してほしい」といった声も一部には出てきています。
しかし私たちは、うさぎたちにとって安心して暮らせる環境が整っていないまま、屋外飼育を継続させるべきではないと考えています。
これまで確認されてきた飼育環境や、繁殖、衰弱、死亡の実態を踏まえれば、命を守るために必要なのは「少し残すこと」ではなく、適切な環境のもとへ確実につなぐことです。
ふじみ野うさぎハウス・行田うさぎハウスでは、1日でも早く里親さんにお迎えしていただき、安心できる環境で幸せに暮らせるように全力で活動を進めています。
なお、現在も現場には残された個体がおり、全頭保護完了には至っていません。
私たちはこの子たちの捕獲に向けて、7月中に再訪問を予定しています。
幸い、飼育者ご本人は引き取りに協力的な姿勢を示してくださっているため、そのお気持ちが変わらないうちに、近隣の方々にもご理解をいただきながら、全匹の保護完了を目指して活動していきます。
すでに保護した子たちのケアを継続しながら、最後の1匹まで安全に引き出せるよう尽力してまいります。
この現場から伝えたいこと
今回の現場を通して、私たちは改めて、うさぎの屋外飼育に対する社会的な認識がまだ十分ではないことを感じています。
「かわいい」「子どもが喜ぶ」といった気持ちがあったとしても、それだけで命を支えることはできません。
まず必要なのは、安心して暮らせる住環境、適切な食事、衛生管理、暑さ寒さから身を守れる設備、そして必要なときに医療につなげられる体制です。
もしそうした環境が整えられないのであれば、飼育を続けるべきではありません。
同時に、この問題は飼育者個人だけの責任に還元できるものでもないと考えています。
高齢化が進む中で、新しい飼育知識や正しい情報にたどり着きにくい方がいること、そして周囲もそれを補えないまま、多頭飼育や不適切な飼育環境が固定化してしまうこと。
これは今回の現場だけの問題ではなく、これから先、同じような苦しみを生む現場を増やさないためにも、社会全体で考えていく必要がある課題だと思います。
ふじみ野うさぎハウスとしても、今回の保護活動を通して、目の前の命を救うだけでなく、うさぎにとって本当に必要な飼育環境とは何か、そしてその情報をどう届けていくべきかを、少しでも多くの方に知っていただきたいと考えています。
ふじみ野うさぎハウスとしての想い
私たちはこれまでも、一匹の保護の裏に、目に見えにくい多くの手間と費用、そして時間がかかることを何度も経験してきました。
それでも、保護された子が落ち着いてごはんを食べられるようになったとき、警戒していた子が少しずつ人に心を開いてくれたとき、新しい家族のもとで穏やかに暮らし始めた報告を受けたとき、「助けて終わりではなく、その先まで支えること」の大切さを改めて感じます。

今回保護した子たちも、ここからが本当のスタートです。
不安や体調不良を抱えたまま現場から来た子たちに、安心できる毎日を用意し、二度と過酷な環境に戻ることのないよう、一匹ずつ丁寧につないでいきたいと考えています。
ふじみ野うさぎハウスとして、この活動を途中で止めるわけにはいきません。
どうか、この子たちのこれからを一緒に支えていただけたら嬉しいです。
目標金額について
今回のクラウドファンディングの目標金額は110万円に設定します。
これは、ふじみ野うさぎハウスとしてこれまで活動してきた中で、1匹を保護してから譲渡につなぐまでに、平均で約3万円の費用がかかっているという実績をもとに算出したものです。
今回は、これまでに保護した33匹に加え、現在も現場に残る2匹の保護とその後のケアまでを見込むと、単純計算で約105万円が必要になる見込みです。
さらに、クラウドファンディングの手数料等も発生するため、必要総額として110万円を目標金額に設定しました。
もし目標金額を超えるご支援をいただけた場合には、今回保護したうさぎたちの継続ケアに加え、今後発生する屋外保護や緊急保護案件の資金として、大切に活用させていただきます。
ご支援の使い道
今回のご支援は、去勢・避妊手術そのものの費用ではなく、保護した子たちを安全に回復させ、譲渡までつなぐための費用に充てさせていただきます。
具体的には、以下の用途に活用いたします。
- 保護後の診察・治療・投薬などの医療費
- 駆虫や衛生管理にかかる費用
- 牧草、ペレット、サプリメントなどの飼養費
- ケージ、トイレ用品、ペットシーツ、清掃用品などの消耗品費
- 搬送費
- 受け入れに必要な備品費
- 第三弾保護に向けた準備費用
- 里親募集までの継続ケア費用
去勢・避妊手術自体は病院のご協力により無償で実施していただいていますが、その前後に必要な医療・飼養・保護継続費用は、私たちが負担しています。
そのため、皆さまからのご支援が、うさぎたちの命とその後の暮らしを直接支える力になります。
最後に

私たちは、保護の現場を見るたびに、助け出すことの大切さと同時に、その後を支え続ける責任の重さを痛感しています。
うさぎは小さな動物ですが、命の重さは決して小さくありません。
今回も、ただ「かわいそう」で終わらせず、
一羽一羽を医療につなぎ、安心できる生活へつなぎ、最終的に新しい家族へ託すところまでやりきりたいと思っています。
そのために、ふじみ野うさぎハウスとして全力で向き合います。
どうか見守り、支えていただけたら嬉しいです。

