2024年から白老港の一角を開き、のべ2,200人が訪れた『SHIRAOI Beach&海の家』。この夏は磯遊びエリアやBBQなど新しい挑戦を実証し、2027年の一年中集える海辺の常設拠点へつなぐ勝負の年に向けて、支援をお願いします。
ストーリー
北海道白老町。アイヌ文化の発信地・ウポポイがあり、太平洋に面したこのまちには、白老港——漁業と物流のために整備された働く港があります。普段は立入禁止の場所ですが、港の一角にはとても心地よい海岸があります。
私たちは2024年から、この海岸を、誰もが集える遊び場に変える挑戦を続けてきました。3年目を迎える今年、その挑戦を一緒に育ててくれる仲間を募集します。
■ はじめに(ご挨拶)
はじめまして。そして、いつも応援くださっている皆さま、ありがとうございます。一般社団法人 SHIRAOI PROJECTS(通称SHIPS)代表理事の山岸奈津子です。
私は4年前にご縁あって白老町に移り住み、地域おこし協力隊として活動をスタートしました。白老町を知る中で、海の町でありながら、海と暮らしの距離が遠いことを感じました。そんな中、白老港の海岸に立ったとき、「ここはもっと多くの人が過ごせる場所になるはずだ」と感じたことが、すべての始まりでした。
働く人のための港は本来、人を寄せつけにくい場所です。近年は特に立入が制限され、看板も注意書きも多くなっています。でも、白老港には経済と歴史・文化があります。この場所のポテンシャルを、地域のみなさんと少しずつ形にしてきたのが「SHIRAOI Beach & 海の家」です。

■ 「泳げない海」を遊び場に — このプロジェクトの原点
白老には遊泳できる海水浴場はありません。実は泳げる海岸の方が稀(特に北海道では)なのだと、この活動を通して気づきました。SHIRAOI Beach&海の家では、海を泳ぐだけではない、「眺める」「磯で遊ぶ」「海岸で食べる」「テントを張って過ごす」——そんな海での時間を楽しむ場を提案してきました。
私たちは、立入が難しかった港の一画を期間限定でお借りして、安全に過ごせる仕組みとともに「海の家」として開いてきました。すると、地元の家族連れやカップル、まちの外から来た若者、ご近所の地域住民まで、多くの人が足を運んでくれました。海で初めて遊んだという子どもたちもいて、この場所が海と地域を繋げるきっかけになっていることを感じました。
白老は縄文後期から漁労が行われ、アイヌの人たちも豊富な海の資源を得て生計を立てていました。現代も漁業が町の基幹産業としてあり、そこには暮らしがあり経済があります。白老には、海の資源によってまちとして成り立ってきた場所という歴史的な背景があります。土地の成り立ちと切っても切れない白老の海にポテンシャルを感じています。
さらに白老には2020年に「ウポポイ」が誕生し、年間30万人が白老を訪れています。しかしその来訪者の流れはなかなか町の中にまで及んでいないのが現状です。ウポポイの「次の目的地」を、この港につくりたいと考えています。

■ これまでの2年間 — 手探りの中で見えてきた手応え
「SHIRAOI Beach & 海の家」は、2024年・2025年の2年間にわたる試験運営からスタートしました。多くの方の力を借りながら、一歩ずつ続けてきました。
- 2年間で 来場者は累計 約2,200名(2025年は前年比193%の1,450名)
- 33団体が協力し、延べ 106名 のスタッフが運営に参加
- メディア露出は20件以上
- 来場者アンケートでは 87%が「海への関心が高まった」 と回答
数字以上に大きかったのは、「白老にこんな場所があったんだ」という声が、毎年確実に増えていることです。手探りの2年間で、この海辺には人を惹きつける力があると確信しました。

■ 未来のかたち — 年間を通して楽しめる観光文化拠点へ
私たちが本当に目指しているのは、夏のイベントではありません。
年間を通じて「食・買・遊・眺(景)」が楽しめる、海辺の観光文化拠点をつくることです。それがこのプロジェクトの本当のゴールです。
白老町とは海岸エリアの活用について協議を重ねており、海岸に隣接する土地の取得についても調整を始めています。商業エリアと海辺の憩いの空間が一体となった、年間を通じて人が集う"みんなのみなと"を構想しています。
□海岸エリアの(実質的な)海浜公園化と、共有財産としての利活用
□隣接する土地の取得と観光文化拠点としての飲食や体験プラットフォーム化

今年を含めた3年間の運営で得られるデータ(来場者数・ニーズ・各コンテンツの課題)をもとに、2027年度以降の常設化・通年運用へとつなげていくための大事な1年になります。
この夏のご支援は、その未来への最初の一段になります。
■ 2026年、地域の力で挑戦する夏
2027年度以降の展開を見越して、過去2年でチャレンジできなかったことに取り組むのが2026年の挑戦です。下記のプログラムを実施し、来場者のニーズを読み取りながら、今後より強化していくべきことを知る実験の年になります。
会期:2026年7月31日(金)、8月1日(土)、2日(日)、7日(金)〜11日(火・祝)の全8日間
会場:北海道白老町 白老港 第三商港区 海岸エリア/入場無料

今年は「海を"体験"する」プログラムを新たに加えます。
- BBQレンタル — 海辺で焼き台などをレンタル。食材を持ち込んで、潮風の中で楽しめます
- デイキャンプエリア — 自分のテントを持ち込んで、海辺でゆっくり過ごす一日を
- 親水エリア(磯遊び・水遊びゾーン) — 一区画をブイで囲い、より安全に気持ちよく水と親しめる場所に
- 海洋プラスチックごみのキーホルダー制作ワークショップ — 白老の海岸で拾ったごみを、思い出の品に
人気のコンテンツも続けます。
- 初心者向け SUP(スタンドアップパドルボード)体験 + 新プログラム調整中
- マッスルコンテストなどで盛り上がる オープンステージ
同時開催としてアートプロジェクトも展開します。
- 白老の海をテーマにした アーティスト・イン・レジデンス(アーティスト:堀尾寛太)/白老町みんなの基金
■ クラファンのお願いと資金の使い道について
今年は、複数の助成金を獲得することができましたが、昨年度の大型助成に比べると1/5以下となりました。昨年とはまた違う形で実証実験を続け、次年度以降の本格事業化に向けて運営を考えています。夏のイベントへのご支援をお願いするクラファンは、今年が最後になる見込みです
この夏の開催、そして2027年度以降の通年運営に繋げるべく、ともに白老の海をつくってくださる仲間を、クラウドファンディングと協賛で募集させてください。
目標金額:100万円
- 会場の設営費用(テント・設備・サインなど)
- 安全管理体制の整備(親水エリアの安全対策、運営スタッフ体制など)
- 新コンテンツの試行運営(BBQ・デイキャンプ・ワークショップ等)
皆さまからのご支援は、この夏を安全に・豊かに開くため、そして来年以降へつなげるための運営に活用させていただきます。


昨年の開催報告書やnoteの記事はこちらからご覧いただけます
■ 応援のお礼(リターン)
3,000円/5,000円/10,000円〜
- お礼および報告書の送付(メール)&活動報告書への お名前掲載
- 白老の海岸で拾った海洋プラスチックを使った オリジナルキーホルダーの送付(5000円以上)
この海洋プラスチックゴミのキーホルダーは、昨年のイベント開催時の海岸清掃活動によって収集した海洋プラスチックゴミを用いて制作しています。キーホルダー付きの支援ご希望の場合はメッセージに「キーホルダー希望」とご記載ください!

■ 協賛企業も募集しています
クラウドファンディングと並行して、共創パートナー・協賛企業も募集しています(10,000円〜)。 会場看板への企業名掲載、実施報告書への記載などでご紹介します。詳しくは下記までお問い合わせください。
■ 最後に
3年目のこの夏は、単なる継続開催ではありません。磯遊びエリアやBBQ・デイキャンプなど新しい挑戦を実証し、2027年の常設化へ橋を架ける、いちばん大事な一年です。
私たちが目指すのは、白老版「フィッシャーマンズ・ワーフ」。サンフランシスコにあるこの港町では、漁師の営みと名物のクラムチャウダーが場の核となり、天候や季節を問わず世界中から人が集い続けています。白老の漁業や食、アートを核に、一年を通して海辺で食べて、遊んで、過ごせる場所を、この港につくりたいのです。
このプロジェクトは、行政や漁協、地元企業、100名を超えるスタッフ、そしてクラファンで支えてくださった皆さんの手で、ここまで来ました。誰かがつくった場所ではなく、みんなでつくってきた場所です。
ご支援は、その「みんな」に加わっていただくことだと思っています。金額の大小ではなく、地域が生み出すワクワクする未来を一緒に信じてくれる人がひとり増えることが、何よりの力になります。
この夏、白老の海辺でお会いできることを楽しみにしています。
一般社団法人 SHIRAOI PROJECTS 代表理事 山岸奈津子


