「朝ごはん、ちゃんと食べた?」
そんな何気ない会話が、実は「当たり前」ではなくなっている家庭が、私たちのすぐ隣に増えています。
ワーキングマザーにとって朝の1分は、昼間の1時間と同じくらい重い。
自分の身支度、子どもの準備、保育園や学校への送り出しが終わったら仕事。
そんな怒涛のような時間の中で、栄養バランスの取れた朝食を毎日用意することが、どれほど過酷なことか。
「もっとちゃんとしてあげなきゃ」と自分を責めてしまうお母さん。
エネルギー不足で、午前中の授業に少し元気がない子どもたち。
私たち一般社団法人miraie(ミライエ)は、B-R サーティワン アイスクリーム株式会社によって設立された、
小さな子どもを育てながら働く「ワーキングマザーの支援」を目的とする団体です。
私たちは今、品川区内の子ども食堂や地元の企業の方々と手を取り合い、翌朝の栄養を考えた「朝食パッケージ」を届ける活動を続けています。
朝食を届けることは、単に空腹を満たすことだけではありません。
それは、お母さんの肩の荷をふっと下ろし、家庭に「ゆとり」という名の笑顔を届ける。
これまでは企業様のご支援を中心に活動してきましたが、この支援の輪を「文化」として根付かせるためには、一人でも多くの「個人」の皆様の力が必要です。
子どもたちが「明日の朝が楽しみ!」と思える社会を。
お母さんが「働くって楽しい」と心から思える未来を。
私たちと一緒に、この「Happy」の連鎖を作っていただけませんか?
ストーリー
子ども食堂の現場で気づいた「小さなサイン」

「最近、午前中の授業で少し元気がない子がいるらしいです」
子ども食堂のスタッフの方々と対話をする中で、私たちはある現実に直面しました。
朝食を食べない子どもは、脳や体へのエネルギーが不足し、集中力が途切れやすくなったり、イライラしやすくなったりすることがあります。また、一般的に朝食欠食の子は怪我をしやすい傾向があるとも言われています。
しかし、これは決して「親の愛情不足」といった、単純な言葉で片付けられる問題ではありません。
今の日本で、18歳未満の子どもを持つ女性の就業率は80%を超えています。そんなワーキングマザーの朝の時間は、まさに”戦場”です。
「朝食は、ごはんとお味噌汁、おかずを揃えなければならない。」
そんな理想と、現実の時間のなさとの板挟みになり、お母さんたちは人知れず罪悪感を抱えています。
結果として、手軽に食べられるお菓子で済ませてしまったり、何も食べずに送り出さざるを得なかったりする現実があるのです。
お母さんが大変なら、社会全体で支えればいい
そのシンプルな想いが、私たちの活動の原動力です。
私たちが、なぜ「朝食」を支援するのか

▲一緒に朝食支援セットを準備してくれているB-R サーティワン アイスクリーム(株)社員の皆さん
私たち「一般社団法人miraie」は、2022年にB-R サーティワン アイスクリーム株式会社によって設立されました。B-R サーティワン アイスクリーム株式会社のモットーは、
“We make people happy.”(アイスクリームを通じて、人々に幸せをお届けします。)です。
アイスクリームは、日常の中にある「ちょっとした幸せ」の象徴です。けれど、その幸せを支える「土台」である毎日の暮らしが、余裕のないものになっていたら…。
サーティワンの店舗で働く従業員の多くは女性です。そして、来店されるお客様も女性が多く、またお子様を連れたお母さんたちです。
だからこそ、店舗の中だけでなく、日常の困りごとを一緒に解決したい。お母さんが笑顔になれば、子どもも笑顔になる。子どもが元気になれば、社会全体が明るくなる。
そんな「Happyの循環」を作るために、私たちは「品川発!朝から元気、楽楽プロジェクト!」を立ち上げました。
このプロジェクトは、品川区との協働事業としてスタートしました。私たちの本社がある品川区の地域課題を解決したいという想いに 企業、そして子ども食堂の皆様が賛同してくださり、
昨年度は7,470人のワーキングマザーを支援することが出来ました。
朝食支援は、単なる食事提供ではありません。それは、お母さんの時間を生み出し、心のゆとりを作る「ギフト」なのです。
「明日はこれを食べるね!」子どもたちの瞳に宿る光

活動を続ける中で、忘れられない光景があります。
ある子ども食堂で、翌朝用の朝食パッケージを手渡した時のことです。それを受け取った子が、本当に嬉しそうな顔をして、「明日はこれを食べるね!ありがとう」と言ってくれたのです。
その子は、それまで朝食を食べる習慣があまりありませんでした。けれど、自分で受け取ったパンや野菜ジュースが手元にあることで、「明日の朝が楽しみ!」という小さなワクワクが芽生えたようでした。
アンケートには、お母さんたちからの切実な、そして温かい声が溢れています。
「朝のバタバタしている時に、サッと出せるパッケージは本当に助かります」
「小魚まで入っていて、不足しがちな栄養への配慮に感激しました」
「仕事が朝早く、準備が難しかったので、これで子どもにしっかり食べさせられます」
中でも印象的だったのは、「朝食って、こんなに手軽なものでもいいんだと気が楽になった」という言葉です。
私たちは、朝食パッケージに「ランチパック」を2種類、野菜ジュースやゼリードリンク、そしてカルシウムを補うための小魚やドライフルーツなどをセットにしています。
「しっかり作らなきゃ」というお母さんの肩の荷を下ろし、まずは「食べること」を習慣にする。その一歩が、家庭の中に穏やかな空気をもたらしています。
2025年度の1年間で、私たちは延べ12,951食を配布し、7,470名のワーキングマザーを支援してきました。クリスマスには家族みんなで楽しめるチョコレート菓子を添えるなど、少しでも「Happy」を感じてもらえるような工夫をおこなってまいりました。
頑張っている"すべて”のワーキングマザーのために

私たちメンバーが現場に足を運んで感じるのは、
サポートするべき人は、どこにでもいる「普通」のワーキングマザーということです。
街ですれ違っても、家事・育児に加えて仕事に追われているワーキングマザーとは分からず、その家庭に朝食の時間がないとは誰も気づかないでしょう。
しかし、その「普通」を維持するために、お母さんたちは一生懸命頑張っています。
社会にいるすべてのワーキングマザーの「時間のひっ迫」が、現代の親子のゆとりを無くしていっています。
だからこそ、私たちのメッセージは一貫しています。
「これは、頑張っているワーキングマザーのための『時間節約プロジェクト』です」
特定の困っている誰かを助けるというスタンスではなく、現代の育児という過酷な環境にいるすべてのワーキングマザーを、社会全体でエンパワーメントしたい。
「朝食を配っているから、ちょっと楽をしに来てね」
そんな軽やかな誘い文句が、結果として子どもたちの健康を守り、お母さんのメンタルヘルスを支えるセーフティネットになっているのです。
誰が助けを求めているか分からないからこそ、常に助けられる準備をしておかなければならない。
私たちは、この品川でのモデルを、さらに強固なものにしていきたいと考えています。
なぜ今、クラウドファンディングなのか

これまで、miraieの活動は、サーティワンのフランチャイズ法人様やビジネスパートナー様といった、企業様からの賛助会費によって支えられてきました。
しかし、活動を継続し、さらに支援の頻度や内容を充実させていくためには、大きな壁があります。
現在、朝食パッケージを配布できているのは、月に一度です。
しかし、本来であれば朝食は毎日食べるものです。支援を必要としている子どもたちからは、「もっと回数を増やしてほしい」という切実な声も届いています。また、配布する内容も、季節に合わせてより栄養価の高いものへとアップデートしていきたいと考えています。
そのためには、「企業からの支援」という枠組みを超え、広く一般の方々にこの課題を自分ごととして捉えていただき、仲間になっていただく必要があると考えました。
「自分も子育て中、朝の時間は本当に辛かった。今のママたちを支えたい」
「自分の子どもはもう大きくなったけれど、次世代の子どもたちの力になりたい」
そんな想いを持つ方々とつながることが、この活動を「一過性の支援」ではなく、日本の「文化」に変えていけると信じています。
今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、以下の用途に大切に活用させていただきます。
- 朝食パッケージ費用(2,000食分):約63万円
- 配送・デリバリー経費:約6.0万円
合計:69万円
この資金があれば、品川区内の子ども食堂を通じて、さらに約2,000食以上の朝食を届けることができます。それは、+ 2,000回の「お母さんのゆとり」と、+ 2,000回の「子どもの元気」を、あなたと一緒に作ることと同義です。
私たちが描く「未来」

私たちが描きたい未来、それは、「子どもを持つ母親が、働くことが楽しい!と感じられる社会」です。
お母さんが「仕事も育児も一人で完璧にやらなきゃ」と孤独に戦うのではなく、地域や企業、そして顔の見える誰かが「朝ごはん、これ使ってね」と手を差し伸べてくれる。
そんな温かい社会の眼差しがあれば、お母さんはもっと笑顔で、子どもと向き合えるはずです。
今回の挑戦は、私たちにとって新たな一歩です。
単にお金を集めるだけでなく、この活動を通じて「朝食の応援団」を増やしたい。
「お互い様」の精神で、次世代の親子を支え合うチームに、あなたも加わっていただけませんか。
子どもたちが、お腹いっぱいの元気な体で「行ってきます!」と家を出る。
お母さんが、少しだけ軽くなった心で「いってらっしゃい」と送り出す。
そんな当たり前で、最高にHappyな朝を、私たちと一緒に作ってください。
皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

