こんにちは。香川県高松市で活動している、一般社団法人ぬくぬくママSUN'Sの中村香菜子です。
月に一度開催している地域子ども食堂「ぬくぬくごはん会」には、さまざまな人が集まります。学校に行っていない子、家事や育児をがんばるママやパパ、ひとり暮らしのおじいちゃん、仕事帰りの独身男性、障害のある人やLGBTQ+の当事者。毎回約100人が、世代や立場を越えて、同じテーブルで同じごはんを囲んでいます。
そこにあるのは、支援する側・される側、という壁ではありません。「普通はこうでしょ」「親なんだから」——そんな透明な枠に、少しだけ疲れてしまった人たちが、ふっと肩の力を抜いて、お互いに甘え合える関係です。
私たちは15年以上、かたちは変わっても、「誰もがありのままでいられる居場所」をつくり続けてきました。子育てサークルから始まり、今は地域子ども食堂「ぬくぬくごはん会」や不登校支援事業など、共生社会実現のための活動へ。 いま、この活動を毎月支えてくださるマンスリーサポーターは、50名ほど。今回、この輪をもう少し広げて、誰もが「ここにいていいんだ」と思える景色を、一緒に守ってくれる仲間を募ることにしました。
ストーリー
共に生きる仲間として
私たちの立ち位置を、スタッフの一人が、こんなふうに話してくれたことがあります。
「これまでの支援が、子どもが落ちないように見張っている『アスレチックの見守り役』だとしたら、私たちは、下にセーフティネットは張っているけど、基本は一緒にアスレチックを登って遊んでいる『仲間』だよね」と。
誰かが転びそうになったとき、「あ、あぶない!!!いま助けに行くよ」と手を伸ばす。
でも普段は、同じ景色を見て、一緒に汗をかいて、笑い合っている。そこに「助ける人」と「助けられる人」の区別はありません。
私たちが大切にしているのは、「自立とは、依存先を増やすことだ」という言葉です。
ひとりで完璧に立つことなんて、誰にもできません。
誰もが周りが真っ暗になって何も見えずに涙が零れ落ちる日もあるでしょう。
そんな時、家族に、友だちに、地域の人に、ときには見知らぬ誰かの善意に。たくさんの依存先を持って、迷惑をかけ合い、甘え合えること。
立ち止まったり休憩してもいいんだよと、言ってもらえること。
そうすれば、人は何度でも笑顔になれると、私たちは信じています。


「普通」って、本当に必要ですか
「普通はこうだよね」。私たちは、この言葉にどれだけ縛られているでしょうか。
不登校の子どもたち、既存の枠に馴染みにくい大人たち。一見、社会になじんでいるような方でも、「自分は普通じゃない」と、自分を責めてしまうことがあります。でも、「普通」の枠にぴったり収まる人なんて、本当にこの世にいるのでしょうか。
ある男の子の話があります。
その子は本当は、うす紫色のランドセルが欲しかった。でも、まわりの大人の顔色を察して、結局、黒いランドセルを選びました。
子どもは、大人が思う以上に鋭く「正解」を読み取ります。
だからこそ、親でも先生でもない「第三者の大人」がいる場所が必要なのだと思います。
「うす紫が好きなら、うす紫でいいじゃん」
「学校に行きたくないなら、ここでおったらええんやで」
そんなふうに言える場所。学校に行かないことも、人と違うことも、「枠からはみ出してしまった」わけじゃない。まだ世間の価値観の枠が、少し狭いだけなのかもしれません。
もしかしたら、時代や今の社会がまだついてこられていないくらいちょっと未来に飛び出してしまっただけかもしれません。
ここでは、自分のままで、白か黒かの答えを急がずにいていいのです。
もちろん、答えの色はひとりひとりの心の中に無限にあるのです。
現場という名の「証拠」
こうした話が、ただの理想論ではないという「証拠」が、日々の現場にはあふれています。
7年目を迎えた「ぬくぬくごはん会」。
かつて学校に行けず、怒ってばかりで隅っこにいた男の子が、いまでは揚げ物も見事にこなせるようになりました。
「こうやるとサクサクになるんだよ」と、大人にコツを教えています。
ごはん会で赤ちゃんを抱っこしたとき、強張っていた表情がふっとほどけ、少女のような笑顔を見せてくれた、地域のおばあちゃん。
「かわいいのお」というその笑顔に、忙しそうにしていたママの顔もほころびます。
「このくらい大丈夫や、ゴミ捨て場近いから」
帰り際、みんなのゴミを当たり前のように持ち帰ってくれる参加者。
「なにしたらいいですか?私でもできることあるかな?」

進んで調理や片づけを手伝ってくれる方たち。
そこには、自分たちの居場所を、自分たちで守ろうとする、誇らしい姿があります。
その考え方が表れている仕組みのひとつが、「ぬくぬくリボン」です。誰かがリボンを一つ寄付してくれると、ごはん会に来た子ども一人分(参加費300円)の食事が無料になります。誰かの善意が、そっと次の誰かに手渡される仕組みです。
この仕組みを運営する中で、メンバー同士で話すことがあります。
「誰に、このリボンを使っていいよと声をかけるべきだろう」と。でも、しんどそうな人にだけ声をかけることは、その人に「あなたは助けが必要な、かわいそうな人」というレッテルを貼ることになるのかもしれない。だから、線は引かないことにしました。困っているかどうかにかかわらず、誰もが気がねなく受け取れる。それが、私たちの考える本当の安心です。

ここにしかない世界観に共感してくれる仲間を増やしたい。
15年続けてきて、私たちはいま、ひとつの転換期にいます。
これまでの私たちは、「もっとたくさんの人に届けなければ」と思いながら活動してきました。
でも最近、少し考え方が変わりました。
大切なのは人数ではなく、つながりの深さなのではないか。
SNSのいいね!や参加者数だけでは測れないものが、この活動にはあると気づいたのです。
そして改めて感じているのは、私たちがやっていることが、既存の「福祉」や「事業」という枠にきれいには収まらない活動だということです。

行政でいえば、何課の担当なのか簡単には説明できません。
一見、活動は多岐に渡っていて
「一体何がメインなの?」と思う方もいるかもしれません。
でも、そのどれか一つがメインになるわけではないのです。
私たちが本当に育てたいのは、子どもも大人も、立場や年齢を超えて、たて・よこ・ななめにつながり、違いがあるままで助け合える関係性です。
だから今回のマンスリーサポーター募集も、単なる資金集めだとは思っていません。
もちろん活動を続けるためのお金は必要です。
でもそれ以上に、
「そんな世界があったらいいね」
と一緒に思ってくれる仲間を増やしたいのです。

継続していくために、これからも必要なこと
正直なところ、私たちの運営は、決して楽ではありません。
昨今の物価高騰は、毎回100食以上を用意する「ぬくぬくごはん会」を直撃しています。
お米も野菜も会場使用料も値上がりしました。法人として責任を持って活動を続けるためのわずかな人件費や交通費、税や保険は、助成金だけでは賄いきれません。
単発のご寄付も、本当にありがたいものです。
でも、居場所というのは「あり続けること」にこそ価値があります。
「またあの場所に行けば、どんな自分でもそのままで大丈夫と肯定してくれる」
——その安心の世界を守るには、継続的な土台が、どうしても要るのです。
お金が目的ではありません。でも、続けるにはお金が要るのも、事実です。
現在私たちの活動は
- 地域子ども食堂運営(ぬくぬくごはん会/ぬくぬくまんまっこプラス+)
- 乳幼児親子向け講座(ベビーヨガ/タッチケア)
- 不登校支援(保護者の相談/子どもたちの学校以外の学びの場やチャレンジ)
- 共生社会実現マルシェ開催
- 多世代交流(高齢者/高校、大学との交流)
- 自然/基本の調理実習
- 大人の対話/学び合い
- 学校以外の学びの場
など、赤ちゃんから大人まで違いを楽しみ共に生きるために、多岐にわたるものとなっています。


今回の募集期間は、2026年6月17日から6月30日までです。
現在、約50名の方がマンスリーサポーターとして支えてくださっています。
今回はまず新たに15名の方と、新しくつながれたらと思っています。
いただいたご支援は、
- 「ぬくぬくごはん会」の食材費や運営費
- 学校だけでは得られない、子どもたちの世界を広げる出会いや体験を届けるための費用
- 誰もが孤立しないためのネットワークづくり
などに、大切に使わせていただきます。
サポーターになってくださった方には、活動の裏側や、現場で起きた小さな変化を伝える中村香菜子からの心のこもったメールを毎月お届けします。

私たちは、夢を語っているだけではありません。
今すぐに、みんなの力で始められる「世界づくり」がここにあります。
もうすでに、ここ香川に「ありのままで安心できる世界」の入口を、つくり始めています。
「普通」という枠を、ちょっとだけゆるめて、自分らしく笑いたい。
誰かが自分のままでいられる瞬間を、一緒に喜びたい。そんなあなたの参加を、心からお待ちしています。
月500円、1000円。その「継続」という形が、私たちの背中をどれほど支えてくれるか。
あの子が揚げ物をしながら見せてくれた、誇らしげな顔を、絶やしたくないのです。

あなたの月500円が、誰かの「ここにいていいんだ」という確信に変わります。
私たちと一緒に、このアスレチックであそびませんか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。


小中学生のチャレンジ、不登校や学校の行きしぶりに悩む親たちの相談の場の維持費になります。
2,000円
2000円/月・・・不登校や学校の行きしぶりに悩む親たちの相談の場の維持費になります。
→お礼メール、HPへのお名前掲載、活動報告をお届けします。

子どもたちの学び(ワークショップ・社会体験)を支えます
3,000円
3000円/月・・・子どもたちの学び(ワークショップ・社会体験)を支えます
→お礼メール、HPへの名前掲載、活動報告をお届けします。

地域子ども食堂1回分の会場費・交通費になります
5,000円
5000円/月・・・地域子ども食堂の会場の使用料や食材調達のための交通費になります。
→お礼メール、HPへのお名前掲載、活動報告をお届けします。




