日本の知恵「発酵」と「もったいない」の心  〜300人の子どもたちへ、おから味噌づくり体験を届けたい〜

支援先

任意団体 和食文化伝承会

日本の知恵「発酵」と「もったいない」の心  〜300人の子どもたちへ、おから味噌づくり体験を届けたい〜の画像

和食文化伝承会

支援総額

380,212円

/ 200,000円

190%
100%

支援総額

380,212円

支援者数

106人

残り

開始前

開始日

終了日

支援する

「これ、捨てられちゃうものなの? もったいないね」

おから味噌づくり教室で、ある子がポツリとつぶやきました。

手元にあるのは、お豆腐を作る過程で生まれる「おから」。

私たちは思わず顔を見合わせました。

子どもは時々、大人が見落としていることを教えてくれます。

栄養豊富な食材です。しかし、その多くが十分に活用されず、飼料や肥料として利用されたり、廃棄されたりしています。

けれど、おからに麹(こうじ)と塩を混ぜ、時間をかけて発酵させることで、味わい深い「おから味噌」へと生まれ変わります。

「もったいないね」

「お味噌になるなんてすごい!」

そんな子どもたちの声が教室に広がります。

仕込んだお味噌を持ち帰った子どもたちからは、

「色が前と違う!」

「お味噌の匂いが変わってきた!」

「生きているみたい!」

そんな声が届きます。

私たちが届けたいのは、味噌づくりの技術だけではありません。

身近な食べ物の中にある知恵や循環に気づき、自分の目で見て、自分の手で触れ、心が動く体験です。

今回のプロジェクトでは、300人の子どもたちへ「おから味噌づくり体験」を届けるための費用を募ります。

子どもたちの

「もったいないね」

という気づきが、

「おいしいね」

という感動につながるように。

そして、その体験が未来へつながっていきますように。

皆さまのお力をお借りできましたら幸いです。

ストーリー

私たちは誰か

私たち和食文化伝承会は、農林水産省から認定された和食文化継承リーダーを中心に活動しています。

ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化を、体験を通して次の世代へ伝える活動を全国で行っています。

とはいえ、私たち自身も最初から和食文化を十分に実践できていたわけではありません。

あるメンバーは、日々の忙しさに追われ、だしも顆粒だしに頼ることが多く、「便利だから仕方ない」と思っていました。

そんな中、改めて和食文化について学び、丁寧にだしを取った茶碗蒸しを孫に食べてもらった時のことです。

ひと口食べた孫は、

「おいしい!」

と目を輝かせました。

その一言が心に残りました。

忙しさの中で後回しにしていたものの中に、子どもたちへ手渡したい大切な文化があったのではないか。

そんな思いが、私たちの活動の原点の一つになっています。

私たちは、完璧な和食を伝えるため「昔ながらの丁寧な暮らしを実践しましょう」としているわけではありません。

「発酵って面白いね」

「お味噌ってこうやってできるんだ」

「もったいないって大切なんだね」

そんな小さな気づきや感動を、体験を通して届けたいと思っています。


和食文化は、特別な場所だけにあるものではありません。

毎日の食卓の中に息づく、日本人の知恵と心です。

私たちは、その魅力を次の世代へ手渡していく活動を続けています。


なぜ今、この活動が必要なのか

〜誰が悪いわけでもない、けれど置き忘れてきたもの〜

活動を続ける中で、私たちは多くの「驚き」と出会ってきました。

「おからって何ですか?」

講座の中で、そんな質問を受けたことがあります。


「だしを飲んだことがない」

「お味噌は買うものだと思っていた」

という子どもたちも少なくありません。

最初は私たちも驚きました。


けれど、それは誰かが悪いわけではありません。

共働き家庭が増え、忙しい毎日を送る中で、家庭の中だけで和食文化を伝えていくことは難しくなっています。


便利な調味料や加工食品のおかげで、忙しい日々の食卓は支えられています。

その一方で、昔は家庭の中で自然に受け継がれていた

だしの香りを感じること

旬を味わうこと

食べ物ができるまでの時間を知ること。

そうした体験に触れる機会は少しずつ減っているように感じます。

私たちは、それを「失われた文化」とは思っていません。

ただ、出会う機会が少なくなっただけだと思っています。

だからこそ、学校や学童、地域の活動の中で、その体験を届ける場が必要だと感じています。


「知らない」ことは恥ずかしいことではありません。

ただ「知る機会」がなかっただけ。

私たちは、子どもたちが和食文化に出会う最初のきっかけを届けたいと願っています。


現場で起きた変化

〜夢中になったのは子どもだけではありませんでした〜

私たちが届けたいのは、知識だけではありません。

「楽しかった」

「またやってみたい」

そんな体験の積み重ねです。

和食文化親子教室では、おから味噌づくりのほかにも、だしや鰹節について学ぶ体験を行っています。

ある日の講座で、親子で参加していたお父さんが鰹節削りに挑戦されました。

最初はお子さんの体験を見守っていたお父さんでしたが、削り始めると、その楽しさに夢中になり、気が付けばずっと削り続けていたのです。


あまりに熱中されていたので、私たちが思わず

「そろそろお子さんにも代わってあげてくださいね」

と声を掛けたほどでした。


ふわりと立ち上る香り。

薄く削れた鰹節の美しさ。

その場には、子どもだけでなく大人の驚きもありました。


そして、おから味噌づくりでは、

「色が変わったよ」

「お味噌の匂いが変わってきた」

「生きているみたい」

そんな報告が届きます。

私たちが守りたいのは、おから味噌づくりそのものではありません。

子どもたちが本物に触れ、

驚き、発見し、心を動かす体験です。

知識は忘れてしまうかもしれません。

けれど、自分の手で触れ、自分で感じたことは心に残ります。

その体験が、いつか誰かの食卓につながっていくことを願っています。


今、私たちが直面している課題

〜体験を届け続けるために〜

ありがたいことに、学校や学童、地域団体などから、

「子どもたちに体験させたい」

というお声をいただく機会が増えてきました。


その一方で、活動を続けるための課題もあります。

おから味噌づくりに欠かせない麹。

鰹節削り体験で使う本枯節。

私たちは、子どもたちにできるだけ本物に触れてほしいと思っています。

香り、手触り、

発酵による変化。

そうした体験は、本物だからこそ伝わるものがあります。


しかし、こうした食材や教材には費用がかかります。

また、全国各地で活動する講師たちの交通費も必要です。

多くの講師が、自身の時間と持ち出しによって活動を支えているのが現状です。

子どもたちへ体験を届け続けるために。

そして、この活動を無理なく継続していくために。

皆さまのお力をお借りしたいと思っています。


ご支援で実現すること

〜300人の子どもたちへ「発酵」と「もったいない」の心を届けるために〜

今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、主に以下の用途に大切に活用させていただきます。


1.300人の子どもたちへの材料費

今後の講座において、子どもたちが費用の心配なく「おから味噌づくり」を体験できるよう、おから味噌づくりに必要なおから・麹・塩・保存袋などの材料費として活用いたします。

2.教材・ワークシートの制作費

体験して終わりではなく、家庭に持ち帰ってからも発酵の変化を観察し、親子の会話につながるような教材やワークシートの制作に活用いたします。

3.地域で活動する和食文化継承リーダーの活動支援

私たち和食文化伝承会には、全国11支部で活動する和食文化継承リーダーがいます。

各地域の子どもたちへ和食文化体験を届けるため、講師の交通費や活動に必要な費用として活用いたします。


目標金額は20万円です。

これは、300人の子どもたちへ「発酵」と「もったいない」の心を伝える体験を届けるための大切な第一歩となる金額です。

集まったご支援は、一円たりとも無駄にすることなく、子どもたちの体験のために活用させていただきます。


活動報告では、味噌の変化に驚く子どもたちの姿や、「もったいないね」と気づく瞬間、「おいしい!」と笑顔になる様子を、皆さまへお届けしてまいります。


私たちが描く未来

〜毎日の食事が「和食」だと言える子どもたちを増やしたい〜

私たちが描いている未来は、とてもシンプルです。

子どもたちが、

「おから味噌を作ったことがあるよ」

「発酵って面白いよ」

「もったいないって大事なんだよ」

そんなふうに、自分の体験として語れる未来です。


和食文化は、知識として覚えるものではなく、暮らしの中で体験しながら受け継がれていくものだと思っています。

見て。

触れて。

香りを感じて。

味わう。

その体験が心に残り、

やがて暮らしの中に根づいていく。

今はまだ意味が分からなくてもいい。

ただ一度、本物に触れ、心が動く時間を持ってほしい。

その体験は、きっと子どもたちの中に残り続けます。


そしていつか、

家族のために味噌汁を作る日。

誰かと食卓を囲む日。

そんな未来のどこかで、小さな種として芽を出してくれるかもしれません。

300人の子どもたちへ届ける、おから味噌づくり体験。

その一歩を、皆さまと一緒につくることができましたら幸いです。


未来へつなぐ「発酵」と「もったいない」の心を、次の世代へ。

温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

応援メッセージ

日本の伝統的な食文化である「和食」は、自然の恵みに感謝し、日々の暮らしに寄り添いながら育まれてきました。

その根底にあるのは、素材を活かすこと、そして食材を無駄なく使うという先人たちの知恵です。

私たち和食文化国民会議でも、この素晴らしい考え方を現代に活かし、地球の未来へ繋ぐ『「和食」とSDGs』の普及活動に取り組んでおります。

大豆から豆腐を絞る過程で生まれる「おから」は、豊かな栄養がありながらも、現代では多くが廃棄されてしまうという課題を抱えています。

この「おから」に再び命を吹き込み、日本の伝統的な発酵調味料へと生まれ変わらせる「おから味噌作り体験」は、まさに私たちが目指す持続可能な社会のあり方を体現する素晴らしい試みです。

次世代を担う子どもたちにとっても、身近な食材から環境課題へ目を向ける最適な「食育」となるでしょう。

和食文化伝承会の皆様の活動が、このクラウドファンディングを通じてさらに多くの共感を呼び、持続可能な未来への架け橋となることを心より応援しております。

温かいご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

プロジェクトのスタート、心から応援しています!

お豆腐を作る過程で生まれるおからという「もったいない」素材が、子どもたちの手によって、じっくり時間をかけて豊かな「おから味噌」へと生まれ変わる。これは単なる食育を超えた、過去から受け継がれた日本の知恵と、子どもたちの未来の五感が響き合う、最高にクリエイティブな「関係性の創造」だと感じています。

子どもたちが発酵の営みに驚き、五感で感じでいくプロセスそのものが、一つの美しいアートであり、かけがえのない実験の場です。教える側も受ける側もその場の熱量に溶け込んでいくような、そんな温かい循環の輪が300人の子どもたち、そして全国へ広がっていくことを確信しています。

素晴らしい未来への挑戦を、私もワクワクしながら全力で応援しています!

管理栄養士として、食べ物を大切にする心や、地域の食文化を次世代へ伝えることの重要性を日々感じています。

いつも地元食材を活用した教室を開催され、子どもたちにも分かりやすく発酵や食の大切さを伝えてくださり、ありがとうございます。

「おから味噌づくり体験」は、発酵の知恵を学ぶだけでなく、食品ロスの削減や「もったいない」の心を育む素晴らしい取組だと思います。

体験を通して学んだことは、子どもたちの記憶に長く残り、将来の健康的な食習慣や食への感謝の気持ちにつながることでしょう。

300人の子どもたちへ、この貴重な学びの機会が届けられることを心より応援しています。

とつか区民活動センターの登録団体である「和食文化伝承会」の皆様が、未来を担う子どもたちのために挑戦されている姿を、本当に嬉しく、誇らしく思っております。

横浜市戸塚区を本拠地として、全国へと活動の輪を広げている皆様の熱意には、深い感銘を受けています。

伝承しているのは、自然の恵みに感謝し、素材を無駄なく活かしきる「和食の精神」そのもので、今回挑戦される「おから味噌づくり体験」は、まさにその象徴ですね。

仕込んだおから味噌の成長を、ワクワクしながら待ちわびる子どもたちの様子が目に浮かびます。

伝える人とそれを受け継ぐ子どもたち、世代を超えた新しいつながりが生まれる事も期待しています。

日本の素晴らしい文化を未来へ繋ぐプロジェクト、この心温まる食育プログラムが全国へ広がり、たくさんの笑顔が生まれるよう、一ファンとして応援しています。

https://washokubunka.jp/
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