紛争の“その後”を生きる人たちへ。シリアの帰還民・避難民を共に支えてください

支援先

NPO法人 特定非営利活動(NPO)法人シリアの友ネットワーク(シリとも)

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シリアの友ネットワーク

支援総額

135,638円

/ 500,000円

27%

支援総額

135,638円

支援者数

10人

残り

開始前

開始日

終了日

支援する

ニュースで「シリア」という言葉を目にする機会は、ほとんどなくなりました。

けれど、報道が減ったことは、困難が終わったことを意味しません。

紛争や大きな政治的転機のあとにも、難民や国内避難民の問題は続きます。

国外から故郷へ戻る人、国内の避難先から戻る人、日本での生活を余儀なくされている人。

それぞれの場所で、生活を立て直すための支えを必要としている人たちがいます。

私たちシリアの友ネットワークは、現地の協力者を通じて、シリア国内の帰還民・国内避難民に一時支援金を届けてきました。また、日本国内で言葉や制度の壁に直面するシリア人の方々へのサポートも行っています。

今回のプロジェクトでは、シリア国内と日本、それぞれの場所で再出発しようとする人たちを支えるために、50万円を募ります。

「戻れたから、難を逃れたから、もう安心」ではありません。

報道が少なくなった今だからこそ、もう一度、シリアに目を向けていただけないでしょうか。

ストーリー

こんにちは。NPO法人シリアの友ネットワーク、通称「シリとも」の青山弘之です。

私は大学でシリア政治の研究をしながら、シリアの人々と日本の人々を草の根でつなぐ活動を続けています。


いつも私たちの活動に関心を寄せてくださり、本当にありがとうございます。

今日は、シリアで今も続いている「見えにくい困難」についてお伝えしたく、このクラウドファンディングを立ち上げました。


ニュースが減ったあとにも、暮らしは続いています

シリアについての報道を、以前ほど見かけなくなったと感じる方も多いかもしれません。


大きな紛争、震災、政変。

そうした出来事が起きた直後には、多くの関心が集まります。

けれど、時間が経つにつれて報道は減り、人々の関心も少しずつ遠ざかっていきます。

しかし、報道が減ったことは、困難が終わったことを意味しません。

(首都ダマスカス郊外に今も残る破壊の跡)


紛争の収束や大きな政治的転機は、難民や国内避難民の問題を一瞬で解決するものではありません。むしろ、関心が薄れたあとにこそ、生活を立て直すための長い時間が始まります。


今、シリアでは、国外に逃れていた人や、国内で避難していた人の中に、少しずつ故郷へ戻る人たちがいます。

けれど、「戻れた」からといって、すぐに暮らしが戻るわけではありません。

仕事や生活基盤がすぐに整うとは限りません。


家庭用品、医薬品、通院のための費用など、日々の暮らしを立て直すために必要なものがあります。

帰還は、ゴールではありません。

もう一度生活を始めるためのスタートに過ぎません。

そして、そのスタート地点に立った人たちほど、大きな支援の枠組みからこぼれ落ちやすくなっています。


支援が届きにくい人へ、現地の協力者を通じて届ける

シリアの友ネットワークは、現地の信頼できる協力者を通じて、支援が届きにくい人たちに一時支援金を届けてきました。


大規模なインフラ整備や、長期的な生活保障ではありません。

けれど、今必要な薬を買う。病院に通う。家庭用品をそろえる。生活をもう一度始める。

そのための最初の一歩を支えるお金です。


目安として、約1,000ドル、現在の為替ではおよそ15万円で、約20人に一時支援金を届けることができます。

一人ひとりに届く金額は、決して大きなものではありません。

それでも、帰還後の生活を始める人にとって、必要なものを整えるための大切な支えになります。

 (支援金を受け取る帰還難民)


現地からは、支援金が家庭用品や薬、通院費などに使われていること、そして感謝の言葉が届いています。

ただ、安全上の理由から、支援を受けた方々の名前や顔、具体的なやりとりを詳しく公開することはできません。

語れることには限りがあります。


それでも、確かに必要としている人がいて、確かに支援が届いていることを、できる範囲で丁寧にお伝えしていきたいと思っています。


日本国内にも、支援を必要とするシリアの人たちがいます

支援が必要なのは、シリア国内だけではありません。

日本国内にも、シリアから避難してきた人たちがいます。

(国内避難民)


学校などから、「シリア人の方が来ているが、アラビア語が通じず、どうサポートしてよいかわからない」と相談が寄せられることがあります。


日本にたどり着いたからといって、すぐに安心して暮らせるわけではありません。

言葉の壁、制度の壁、生活の不安があります。


私たちは、アラビア語やシリアの事情に関する知識を活かしながら、そうした相談に対応してきました。

シリア国内にいる人も、日本で暮らす人も。

置かれた場所は違っても、必要としているのは、孤立しないための具体的な支えです。


地震をきっかけにシリアを思い出してくださった皆さまへ

2023年2月、トルコ・シリア大地震が起きたとき、多くの方がシリアに心を寄せてくださいました。


地震は、日本に暮らす私たちにとっても身近な災害です。

遠いシリアで起きたことであっても、自分ごとのように胸を痛め、支援を届けてくださった方がいました。

そのことを、私たちは今も忘れていません。

(支援金を受け取る被災者)


一方で、難民や国内避難民の問題は、日本にいる私たちには肌感覚でわかりにくい問題かもしれません。

報道が少なくなると、現地で何が続いているのか見えにくくなります。


「もう落ち着いたのではないか」

「支援は必要なくなったのではないか」


そう受け止められてしまうこともあります。


でも、シリアの困難は、震災だけで終わったわけではありません。

紛争、避難、帰還、生活再建。

長く続いた危機のあとに、人々の暮らしを立て直す時間が続いています。

地震をきっかけにシリアへ心を寄せてくださった皆さまに、今度は「その後」のシリアにも目を向けていただけたらと思っています。


一人の中学生に、私自身が背中を押されました

シリアへの関心が日本で少しずつ薄れていく中で、私自身も、何をどう伝えればよいのか、考え込むことがありました。


そんなとき、奈良県の中学生が、シリアのために何ができるかを考え、私を頼ってくれたことがありました。

その姿に、私自身が励まされました。

(中学生が送った物資を受け取る子どもたち)


若い世代が、自分なりに遠い国のことを考え、行動しようとしている。

そのことに触れたとき、シリアに関わってきた大人として、研究者として、そして一人の人間として、できることを続けなければならないと改めて思いました。


私たちの団体は、小さな組織です。

できることには限りがあります。

それでも、シリアとのつながりを持ち、現地の人たちの状況を知り、日本にいるシリアの人たちから相談を受ける立場にあるからこそ、できる支援があります。


50万円で実現したいこと

今回のクラウドファンディングでは、目標金額を50万円に設定しました。

集まったご寄付は、以下のように活用します。

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30万円:シリア国内の帰還民・国内避難民への一時支援金(送金手数料等も含む)

20万円:日本に避難してきたシリア人の方々への一時支援金

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この支援は、生活のすべてを解決するものではありません。

けれど、生活を立て直すための最初の一歩を支えることはできます。


家庭用品をそろえる。薬を買う。

必要な手続きや生活の不安に対応する。


一つひとつは小さな支えかもしれません。

けれど、それがあることで、次の一歩を踏み出しやすくなる人がいます。


政治や報道の波の外側にいる人を、忘れないために

難民や避難民への支援は、ときに政治的な立場や報道のされ方に左右されます。


どの国の人なのか。

どの地域の人なのか。

今、その国がニュースになっているのか。


本来、困っている人を支えることに、そのような線引きは必要ないはずです。

けれど現実には、関心を向けられる人と、見過ごされてしまう人が生まれています。


私たちは、政治的な立場や報道量によって、支えられる人と忘れられる人を分けたくありません。

今のシリア社会には、長く続いた紛争による深い分断があります。

そのような中で、いつか「日本からの支援」が、立場の違う人たちの間でも共有できる記憶の一つになれば。


「あのとき、遠い日本にも見ていてくれる人がいた」


そう思い出してもらえる出来事になれば。

そんな願いも、この活動にはあります。


世界難民の日を前に、もう一度シリアに目を向けてください

6月20日は、世界難民の日です。

この日を一つのきっかけとして、私たちは今回のクラウドファンディングを始めます。


「戻れたから、もう大丈夫」

「報道されていないから、もう問題は終わった」


そう見えてしまう今だからこそ、もう一度、シリアに目を向けていただけないでしょうか。


紛争の“その後”を生きる人たちがいます。

帰還してから、暮らしを立て直そうとしている人たちがいます。

日本で、言葉や制度の壁の中で歩み出そうとしている人たちがいます。

政治や報道の波の外側にいる人たちを、私たちは忘れたくありません。


シリアの帰還民・避難民の再出発を支えるために、どうか力を貸してください。

皆さまからのご支援を、心よりお願いいたします。


特定非営利活動法人シリアの友ネットワーク

青山 弘之

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