2025年4月3日に始まった「会いに行くシスター」は、しんどさや孤独の中にいる人のもとへ、日本全国どこへでも、実際に会いに行き、話を聴き、祈り、ときに一緒に食事をし、その人がもう一度“生きていていい”と感じられる時間を届ける活動です。
本当に助けが必要なとき、人は「正しい情報」より先に、
「誰かが来てくれた」
「自分のために時間を使ってくれた」
という事実に支えられることがあります。
だから私は、必要としている人のもとへ、これからも会いに行きたいと思っています。
その働きを継続していくために、今回、マンスリーサポーター100人募集を始めました。
ストーリー
第1期に寄せられた応援メッセージ
第1期「送り出すシスター・ブラザー」募集では、24名の方が会いに行くシスター基金を支えてくださいました。
ご支援とともに寄せていただいた言葉は、私にとって大きな励ましであり、この働きが一人ではなく、共に送り出されているものなのだと感じさせてくれるものでした。
- とてもしっかりした取り組みで、好感が持てます。応援しています!
- 尊いお働きが守られますように、応援しています。お身体と御心がいつも主にあって守られますように。
- 送り出すシスターに加えて頂き感謝です。まいこさんの働きによって依頼者の方がイエス様の愛を知り心に平安が与えられますように。
- まいこさんのお働きが祝福されますように。多くの必要を抱えている方々にイエス様の愛が届きますようにお祈りしています。
- まいこさんはじめまして!お会いしたことはまだありませんが、いつも動画見させてもらっています。送り出すシスターになれて嬉しいです。いつかお会いするの楽しみにしてます!
- 微力ながら応援しています!
- 恵みが豊かにありますように。
この一つひとつの言葉に励まされながら、会いに行くシスターの働きは今日も続いています。
第2期では、この支えの輪をさらに広げ、100人の「送り出すシスター・ブラザー」とともに、会いに行くシスター基金を育てていきたいと願っています。
必要としている人のもとへ、これからも会いに行くために
「会いに行くシスター」は、苦しさや孤独のただ中にいる人のもとへ、実際に会いに行き、話を聞き、祈り、食事を共にし、必要に応じて、医療や福祉などの適切な支援につなぐ活動です。
今、しんどさを抱えている人の中には、教会にも行けない、病院にもつながれない、家族や周囲にも頼れない、そんな状況の中でひとり耐えている方がたくさんいます。
画面越しでは届ききらない現実があります。
だから私は、必要としている人のもとへ、これからも会いに行きたいと思っています。
その働きを継続していくために、今回、会いに行くシスターを送り出す100人のマンスリーサポーターを募集します。
私はその仲間のことを、「送り出すシスター・ブラザー」と呼びたいと思っています。
「会いに行くシスター」は、こうして始まりました
私は、宗教2世として育ち、支配や恐れの強い環境の中で長い時間を過ごしてきました。
生きることが苦しく、心が深く傷ついていた時期もありました。
そんな中で、24歳の時にイエス・キリストの声を聞き、人生が大きく変わりました。
「わたしのために生きていなさい」とハッキリ言われた、その出来事が、今の私の原点です。
その後、教会に仕え、信仰の中で多くのことを学びました。
けれど同時に、組織の中では届きにくい人たち、制度や教会の枠からこぼれ落ちてしまう人たちがいることも、何度も見てきました。
だから私は、建物の中で待つのではなく、必要としている人のもとへ出向いていく道を選びました。
それが、「会いに行くシスター」です。

私が“シスター”を名乗る理由
私の言う「シスター」は、修道会に属する肩書きではありません。
誰かの上に立つ人でも、特別に立派な人でもなく、ただ隣人として寄り添い、必要な時にそばにいる人としての呼び名です。
制度や立場よりも、生き方としての奉仕を大事にしたいと思ってきました。
会いに行くシスターは、問題を全部解決できる存在ではありません。
けれど、孤独の中にいる人のところへ行き、「ひとりではない」と体で伝えることはできる。
その小さな働きを、私は大切にしています。
なぜ「会いに行く支援」が必要なのか
今、心の不調、トラウマ、家庭や宗教の問題、経済的困窮、孤立など、さまざまなしんどさを抱えながら生きている方がいます。
本来なら医療や福祉や地域のつながりにつながれたらいい。
でも実際には、しんどさが強すぎて外に出られない、人を信用できない、何をどう相談したらいいか分からない、ということが起こります。
そういう時に必要なのは、制度の説明だけではなく、まず安心できる誰かと出会い、少しずつ人を信じる感覚を取り戻していくことやと思わされています。
会いに行くシスターは、何でも一人で抱える活動ではありません。
必要があれば医療や福祉や周囲の支援につながるために伴走し、その“前”や“間”に立つ働きでもあります。
この1年、会いに行く中で見えてきたこと
この1年、全国でさまざまな方と出会う中で、改めて感じたことがあります。
それは、必要な支援につながる前にも、つながるための間にも、人が人として寄り添う時間が必要だということです。
ここでは、その一端を、個人が特定されない形でご紹介します。
すぐに制度につなげればいい、わけではないこと

うつの急性期で、家から一歩も出られず、医療も福祉も「頼れない、信用できない」と感じてしまっていた方と関わることがありました。
周りから見れば「早く病院に」「早く福祉につなげて」と思う状況でも、ご本人の中ではもう視野が狭くなっていて、それすら入ってこないことがあります。
そんな時、まず必要だったのは制度の案内ではなく、傾聴し、共に祈り、食事を共にし、時には温かいスープを届けるような関わりでした。
その方は後に「生きている実感を少し取り戻した」と言ってくださり、その後、受診や入院相談につながる方向を一緒に考えていきました。
この経験から、支援には、ただ制度を案内するだけでなく、その人がもう一度人を信じられるところまで、そばにいる時間が必要なのだと教えられました。
“通訳”のように、間に立つ必要があること

また、発達特性とトラウマ反応の重なりで、支援者との意思疎通がうまくいかず、生活保護を受けていても、実際には生活が立ち行かなくなっていた方とも関わりました。
ケースワーカーさんとうまく話せず、口座開設などの手続きも進まず、食べるものにも困る状況でした。
そこで、まず緊急の食料支援を行い、そのうえでケースワーカーさんとのやりとりの間に入り、通訳のような形で状況整理をしながら伴走しました。
この時に強く感じたのは、制度があっても、それを使うための“翻訳”や“橋渡し”が必要な人が本当にいる、ということでした。
会いに行くシスターは、何でも自分で抱える活動ではなく、必要な支援につながるための間に立つ働きでもあるのだと学ばされました。
小さな関わりが、孤立をやわらげること

もうひとつ印象に残っているのは、外出が難しく、教会にも行かなくなったことで、定期的に人と関わる機会を失い、孤立が深まっていた高齢の方との関わりです。
目の不自由さもあり、家にこもりがちになって、少しずつうつっぽさも出ていました。
その方とは、定期的にお電話したり、訪問したり、時にはお散歩やドライブに一緒に行ったりしました。
特別なことをしているわけではなく、本当に他愛もない雑談をしているだけです。
けれど、その中で「助かるわぁ」と言っていただけることがありました。
そのたびに、人は劇的な出来事だけで支えられるのではなく、誰かとつながっているという小さな実感によって、生きる力を取り戻していくのだと感じています。
一人では、行ける場所に限りがあります
この活動は、思いだけでは続けられません。
実際に会いに行くためには、交通費、宿泊費、食事代、連絡や調整の時間、そして訪問そのものにかかる体力と時間が必要です。
これまでは、自分の持ち出しや、単発の収入の中からやりくりしながら続けてきました。
でも、それだけでは、必要な時に必要な場所へ動き続けることは難しいです。
だからこそ今、継続してこの働きを送り出してくれる仲間が必要です。
「送り出すシスター・ブラザー」を100人募集します

マンスリーサポーターは、単なる寄付者ではありません。
会いに行くシスターを現場へ送り出し、出会いを生み、寄り添いを届け、必要な支援へつながる道を一緒につくる仲間です。
私は、その仲間のことを「送り出すシスター・ブラザー」と呼びたいと思っています。
一人の大きな支援だけでなく、たくさんの方が少しずつ送り出してくださることで、この活動はより安定して、より遠くまで届くようになります。
100人の送り出すシスター・ブラザーと共に、この働きを育てていけたらと願っています。
ご支援でできること

みなさまからのご寄付は、たとえば次のような働きを支える力になります。
・必要としている方のもとへ会いに行くための交通費、宿泊費
・訪問や相談に必要な準備、調整、連絡のための活動費
・緊急時の食料支援など、小さな実務的サポート
・継続的に伴走していくための基盤づくり
・活動報告や収支報告を行うための運営費
支援があることで、「行きたいけれど行けない」をなくし、「会えてよかった」に変えていくことができます。
寄付金の使い道と、報告について
いただいたご寄付は、主に「会いに行くシスター」の訪問活動を継続するための費用として用います。
交通費や宿泊費だけでなく、実際に動くために必要な運営費や、活動を安定して続けるための基盤づくりにも大切に使わせていただきます。
また、支えてくださる方に安心していただけるよう、活動内容や収支については、毎月公開し、わかりやすく報告していきます。
見えにくい働きだからこそ、見える形で誠実にお伝えしていきます。
ともに送り出してください
会いに行くシスターは、一人ではできません。
必要としている人のもとへ行くためには、送り出してくれる仲間が必要です。
誰かが「もう無理かもしれない」と思っている時に、
誰かが「人を信じるのはもう無理だ」と感じている時に、
その人のところへ行って、「あなたはひとりではない」と伝える働きを、これからも続けていきたいと思っています。
どうか、送り出すシスター・ブラザーの一人になってください。
あなたのご支援が、誰かの孤独のただ中に届く一歩になります。
そしてその一歩が、もう一度生きてみようと思える小さな力になることを、私はこの1年で何度も見てきました。
これからも、必要としている人のもとへ。
会いに行くシスターを、ともに送り出していただけたらうれしいです。


