「もう無理かもしれない」
そう思うほど追い詰められていても、すぐに逃げられるとは限りません。
行く場所がない。頼れる人がいない。
子どもを連れて泊まれる場所がない。手元にお金がない。
周囲に知られるのが怖い。
家庭内の暴力や精神的な支配、虐待、生活不安の中で、声を上げることすらできず、限界まで我慢している女性や子どもたちがいます。
NPO法人オフィス・マハロは、愛知県小牧市を拠点に、DVや家庭問題、児童虐待、生活不安などに悩む女性や子どもたちの相談支援を行ってきました。
私たちが大切にしているのは、ただ一時的に避難できる場所を用意することだけではありません。
逃げたあとも、ひとりにしないこと。
安心できる場所で心と体を休め、これからの生活を一緒に考えていくこと。
行政手続き、子どもの学校、医療、法律相談、住まい、仕事、お金のこと…。複雑に絡み合う課題を、一つひとつ整理しながら伴走することです。
今回、私たちはクラウドファンディングを通じて、DVや虐待から逃れた母子が安心して生活を立て直すための場所を守り、必要な支援を届け続けるための資金を募ります。どうか、皆様のお力添えをお願いいたします。
ストーリー
声をあげられないまま、苦しんでいる人がいます
DVや虐待、家庭の中での精神的な支配は、外からは見えにくいものです。
殴られている。怒鳴られている。生活費を渡されない。行動を制限される。子どもを理由に脅される。
そうした状況にあっても、すぐに「助けて」と言える人ばかりではありません。
「自分が我慢すればいいのではないか」
「子どものためには、今の生活を壊さない方がいいのではないか」
「相談したことが夫や家族に知られたらどうしよう」
DVや虐待から逃れることは、とても大きな一歩です。
けれど、本当に大変なのは「逃げたあと」です。
住む場所をどうするのか。
子どもの学校や保育園をどうするのか。
お金がない中で、明日からどう暮らしていくのか。
離婚や親権、面会交流、弁護士への相談をどう進めるのか。
心身ともに疲弊した状態で、いくつもの行政手続きをどうこなすのか。
逃げてきた方の多くは、深く傷つき、混乱し、これから何をどう進めればよいのか分からない状態にあります。
行政の支援制度はあります。
しかし、制度は分野ごとに分かれており、教育、福祉、子育て、医療、法律など、相談先も手続きもバラバラです。
「次に何をすればいいのか」
「どの手続きを優先すべきなのか」
「この先、どうやって暮らしていけばいいのか」
その全体を一緒に見ながら、継続して支える人が必要です。
オフィス・マハロは、そうした制度の隙間に立ち、当事者と子どもたちの生活再建に伴走してきました。

小さな自治体だからこそ、民間の相談先が必要です
大きな都市では、女性福祉相談員など専門的な窓口が整っている場合もあります。
一方で、地域によっては、DVや虐待に専門的に対応できる体制が十分ではないこともあります。
小さなまちでは、市役所に相談へ行くこと自体が大きなハードルになることもあります。
窓口に知り合いがいるかもしれない。
夫の知人が働いているかもしれない。
相談していることが誰かに知られるかもしれない。
そんな不安から、相談に行けない人もいます。
また、カウンター越しに話を聞かれるような環境では、「夫から暴力を受けています」「お金がありません」「子どもを連れて逃げたいです」とは、とても言えません。
だからこそ、地域の中に、安心して話せる民間の相談先が必要です。
オフィス・マハロは、市民活動の中から生まれた団体です。
専門家が上から支援するのではなく、「困っている人が目の前にいたら、自分たちにできることをしたい」という思いから始まりました。
同じ地域に暮らす市民として、隣にいる誰かをひとりにしない。
それが、私たちの活動の原点です。
いま、支援を届けるための資金が足りません
現在、相談件数は増えています。
しかし、安心して避難し、生活を立て直すための場所や、そこに伴走する人手は足りていません。
特に必要としているのは、ステップハウス・シェルターの家賃や光熱費、生活備品、そして相談支援に関わるスタッフの人件費です。
避難される方の多くは、突然家を出るため、十分な荷物を持って来られません。
着替え、寝具、食器、調理器具、洗剤、衛生用品など、生活を始めるための最低限のものが必要です。
そして何より、安心して暮らしを立て直すためには、話を聞き、手続きを整理し、必要な場所へ同行し、子どもたちの状況も見ながら支える人が必要です。
相談支援、カウンセリング、ソーシャルワーク、行政や医療機関、弁護士との連携。
これらはすべて、継続的な人の関わりがあって初めて成り立ちます。
けれど、現在の資金状況では、必要な人件費を十分に確保できていません。
家賃や光熱費、維持費も継続的にかかります。
本来、活動を安定して続けるためには200万円以上、実際には300万円規模の資金が必要です。
しかし、今回が初めてのクラウドファンディングであることも踏まえ、まずは第一目標として100万円を目指します。
達成できた場合には、ネクストゴールとして、さらに必要な運営費・人件費・生活支援費を募らせていただきます。

ご支援の使い道
皆さまからいただいたご支援は、DVや虐待から逃れた母子が、安心して生活を立て直すための支援に活用します。
第一目標:100万円
主な使い道は以下の通りです。
・ステップハウス、シェルターの家賃
・水道光熱費、維持管理費
・家具、家電、寝具、生活備品
・食器、調理器具、日用品、衛生用品
・防犯設備、緊急連絡体制の整備
・相談支援員の人件費
・カウンセリング、ソーシャルワーク、同行支援にかかる費用
・緊急支援費
・クラウドファンディング手数料、広報費
これは、単に「部屋を借りるためのお金」ではありません。
暴力や支配のある環境から離れたあと、母子が安心して眠り、食事をし、これからのことを考えられる時間を守るための費用です。
ご寄付の使いみち
3,000円
避難してきた方が新しい生活を始めるための日用品や衛生用品の購入に活用できます。
5,000円
寝具、タオル、食器、調理器具など、安心して暮らし始めるための生活備品に活用できます。
10,000円
相談支援や行政手続き、医療・法律相談などへの同行支援に活用できます。
30,000円
ステップハウス・シェルターの維持費や、緊急時の受け入れ体制を整える費用に活用できます。
50,000円
家賃や水道光熱費、相談支援員の人件費など、継続的な支援体制を守るために活用できます。
100,000円
DVや虐待から逃れた母子が、安心して生活を立て直すための場所と伴走支援を大きく支える力になります。
子どもたちの未来を、ここで途切れさせないために
DVや虐待の影響を受けるのは、大人だけではありません。
子どもたちもまた、突然学校を変わらなければならなかったり、友だちと離れなければならなかったり、経済的な理由で進学を諦めそうになったりします。
けれど、どんな家庭に生まれても、どんな事情を抱えていても、子どもには安心して学び、笑い、自分の未来を選ぶ権利があります。
安心できる場所で眠ること。
大人の顔色をうかがわずに話せること。
食卓で笑えること。
学校に通い続けられること。
自分の気持ちを大切にしていいと思えること。
その一つひとつが、子どもたちのこれからを支える土台になります。
私たちは、母子が「逃げる」だけで終わらず、その先の人生をもう一度つくっていけるように支えたいと考えています。

市民の力で生まれた場所を、市民の力で続けたい
オフィス・マハロは、市民の学びと行動の中から生まれました。
DVや児童虐待の現状を知った人たちが、「自分たちにもできることがあるのではないか」と集まり、活動を続けてきました。
けれど、支援の現場は、熱意だけでは続けられません。
相談は途切れません。
夜間や緊急の対応が必要になることもあります。
ひとりの相談者を支えるために、行政、学校、医療、法律、福祉など、いくつもの機関と連携することもあります。
これまで、スタッフや関係者の献身によって活動を続けてきました。
しかし、このまま一部の人の負担だけに頼り続けることはできません。
この地域に、安心して「助けて」と言える場所を残したい。
必要なときに、すぐにつながれる場所を守りたい。
支援する人も、支援を受ける人も、孤立しない仕組みをつくりたい。
そのために、今、皆さまの力が必要です。
最後に
「助けて」と言えない人がいます。
言葉にする前に、もう限界まで追い詰められている人がいます。
子どもを守りたいと思いながら、自分ひとりではどうにもできず、苦しんでいる人がいます。
そんな人たちに、私たちは伝えたいのです。
ひとりじゃない。
逃げてもいい。
ここから一緒に考えよう。
皆さまのご支援は、DVや虐待から逃れた母子が、安心して眠り、心と体を休め、次の一歩を踏み出すための力になります。
そしてそれは、誰も孤立させない地域のセーフティネットを、市民の手で育てていくことにもつながります。
「ひとりじゃない」と思える場所を、これからも地域の中に。
どうか、オフィス・マハロの挑戦を応援してください。
NPO法人オフィス・マハロ









