「ここは命の恩人です」——卒業生がくれた一言を胸に、2周年の春、サポート校を開校します

支援先

NPO法人 こども未来機構

「ここは命の恩人です」——卒業生がくれた一言を胸に、2周年の春、サポート校を開校しますの画像

おのだ先生

支援総額

150,142円

/ 1,500,000円

10%

支援総額

150,142円

支援者数

14人

残り

開始前

開始日

終了日

支援する

「アスノルームは私にとって、命の恩人です」

手作りの卒業式。中学3年生の女の子が、照れくさそうに、でも真っ直ぐにそう語ってくれました。小学6年生から中学2年生まで、家から出られない日々を過ごしていた彼女。私たちのフリースクールの門を叩いてくれたのは、中学3年生の時でした。

ここへ通う中、彼女は通信制高校への進学を決め、前を向いていました。

その姿を見て、私は胸が熱くなると同時に、ある種の怖さも感じていました。もし、中学を卒業した「その先」で、彼女がまた一人きりになってしまったら——。

こんにちは。

特定非営利活動法人こども未来機構の小野田純です。静岡でフリースクールを運営し、この春でちょうど2年。3期目を迎えました。

2年間、目の前の子どもたちと向き合って確信したことがあります。それは、中学卒業という「出口」で手を離してしまえば、せっかく取り戻した一歩が、またふりだしに戻ってしまうこと。

だから私たちは、この4月、通信制高校の「サポート校」を新たに開校しました。

慣れ親しんだこの場所で、仲間と一緒に高校卒業を目指せる環境です。今、3名の生徒が新しい生活をスタートさせています。

けれど、開校したばかりの今が、正念場です。

子どもたちが安心して通い続けられるように。

この1年を走り抜け、次の世代にバトンを渡すために、どうか力を貸してください。

ストーリー

卒業式のあの日、僕たちが救われた言葉

「ここは命の恩人です」

私たちのフリースクールで行われた、小さな卒業式。

挨拶に立った中学3年生の女の子が口にしたその言葉に、私は思わずグッときてしまいました。

彼女は小学6年生の頃からおよそ3年間、不登校の状態にありました。部屋の中で一人、出口のない不安と向き合っていていました。

中3で入会した当初の彼女は、どこか緊張した様子でしたが、ここで自分のペースで過ごし、好きなことに没頭する中で、少しずつ、本当に少しずつ表情が和らいでいきました。

卒業式のあと、彼女は自分の言葉で、これまでのことと、ここでの出会いを語ってくれました。

本人から当時のことを聞いて、本当にギリギリだったんだなと改めて実感しました。

「もしここがなかったら、どうなっていたかわからない」


その言葉の重みを受け止めながら、私はこの活動を続けていく責任を、静かに、けれど強く感じました。

彼女のような子は決して特別ではありません。

今もこの地域のどこかで、誰にも「助けて」と言えず、一人で不安を抱えている子がきっといるはずなのです。



「歌の先生」が感じた、制度の隙間

私はもともと、教育の専門家ではありませんでした。

若い頃はバンド活動に明け暮れ、ギターを抱えて歌い、音楽の世界で生きてきました。その後、歌の先生として子どもたちに教えていた時期があります。

また、それと並行して個人事業主として仕事をする中で、中学を卒業したばかりの若者や、学校をドロップアウトして行き場をなくした若者たちを、仕事の現場に受け入れる活動も続けてきました。

社会に出る一歩手前で立ち止まってしまった彼らと寝食を共にし、働くことを通じて向き合う。そんな日々の中で、学校でも家庭でもない「第三の居場所」がいかにその後の人生を左右するかを、身をもって知ったのです。

活動の決定的なきっかけは、歌の教室に不登校の子たちが通ってくるようになったことでした。コロナ禍を経て、学校に行けなくなった子、孤立を深める子が身近に増えていきました。地域の議員さんや知人からも、「地元で不登校の子が増えている。何かできないか」という相談をいただくようになったのです。

最初は自分に何ができるか悩みましたが、現場で親子と接するうちに、ある現実に気づきました。

行政も学校も、先生方も、本当に一生懸命に向き合っています。それでも、どうしても制度の網目からこぼれてしまう瞬間がある。どこに相談していいか分からず、ようやく見つけた窓口でも「様子を見ましょう」と言われて途方に暮れてしまう。そんなケースが、あまりに多いのです。

「だったら、地域の『お節介な大人』である僕たちが、その隙間を埋められないだろうか」

個人事業主として若者を受け入れてきた経験と、音楽を通じて心を通わせてきた時間。それらすべてをつなぎ合わせ、子どもたちの力になりたい。そう決意して、各地のフリースクールを見学させてもらいながら「こども未来機構」を立ち上げました。

そしてこの春、活動は丸2年を迎えました。



2年間で見えた壁——「高校卒業」まで、手を離さないために

フリースクールを運営する中で、一つの大きな壁に直面しました。

それは、中学を卒業した後の「出口」です。

せっかく元気を取り戻した子も、高校進学という環境の変化で、再び大きな不安に襲われます。

通信制高校は自分のペースで学べる良い仕組みですが、一人でレポートをこなし、単位を取り続けるのは、不登校を経験した子にとって高いハードルになることもあります。

「せっかくここまで歩いてきたのに、ここでまた手を離すわけにはいかない」

そう考え、私たちはこの4月、通信制高校の「サポート校」を新たに開校しました。

慣れ親しんだこの場所で、仲間と一緒に高校卒業を目指せる環境です。現在、3名の生徒が、ここで新しい生活をスタートさせています。

15歳、16歳という多感な時期に、安心して失敗でき、何度でもやり直せる場所があること。それが、彼らが社会へ羽ばたくための「命綱」になると信じています。


この1年でやり遂げたい、3つの挑戦

2周年という節目に踏み出した新しい一歩を、もっと確かなものにするために。

この1年、私たちは次の3つに全力を注ぎます。


1. 居場所の安定運営

今通ってくれている小中学生13名と、サポート校の3名。一人ひとりが安心して通い続けられる環境を維持し、スタッフが余裕を持って子どもたちと向き合える体制を守ります。

2. 「興味から始まる学び」の充実

学習支援だけではなく、eスポーツやVtuber体験、創作活動など、子どもたちの「好き」を入り口にしたプログラムを強化していきます。勉強が苦手でも、自分の「好き」を誰かに認めてもらえる経験は、驚くほど子どもの表情を変えてくれます。

3. 持続可能な運営基盤の構築

開校したばかりのサポート校が軌道に乗るまでの、この1年が正念場です。継続的に関わってくださる方を増やし、次の世代の子どもたちにもこの場所を繋いでいくための土台を固めます。

静岡新聞に活動を取り上げていただいたり、ラジオでお話しさせていただく機会も増えましたが、これを一時的な活動で終わらせず、持続可能な「仕組み」にしていきたいと考えています。


150万円の使い道と、私たちの現在地

今回の目標金額は150万円です。

正直に申し上げれば、2年間走り続けてきた私たちの運営は、決して楽なものではありません。立ち上げからこれまで、私自身も個人で資金を工面しながらなんとか続けてきました。

サポート校を開校し、支援を厚くすればするほど、運営費の確保は大きな課題となっています。

今回の資金は、この1年を走り抜け、子どもたちへの支援を止めないための「命綱」として使わせていただきます。

【資金の具体的な内訳】

  • 居場所の運営費(場所代・スタッフ人件費等):50万円
  • サポート校の立ち上げ・運営強化費:40万円
  • eスポーツ・Vtuber等プログラム拡充費:20万円
  • 広報活動費(サポート校の認知拡大のためのSNS広告等):15万円
  • 活動報告・コンテンツ制作費:15万円
  • 予備費:10万円

この1年をしっかり走り切れれば、来年度の新入生募集にもつながり、より多くの子どもたちを支え続けることが可能になります。


あなたも、この活動の一員になってくれませんか

私は、「助けてもらうのは子どもたちだけではない」と考えています。

今の社会、どこか生きづらさを感じているのは大人も同じかもしれません。

「何かしたいけれど、何ができるか分からない」

そう感じている方が、寄付という形でこのプロジェクトに参加していただくことは、子どもたちの未来を支えると同時に「温かい地域社会の一員」になることだと考えています。

 「少しだけ声が大きくなった子の話」「久しぶりに外に出られた子の姿」

そんな、お金では買えない「明日への希望」を、皆さんと共有していきたいです。



「支援」という言葉がいらなくなる日まで

学校に行けなくても、親御さんが「自分のせいだ」と責める必要がない社会。

困ったときに「助けて」と素直に言える子どもたちが育つ社会。

そして、その声を拾える大人が、当たり前に地域にいる社会。

そんな景色が当たり前になった時、「支援が必要な子ども」という言葉自体が、この世からなくなっていくはずです。


私は、かつて自分を助けてくれた人たちの顔を思い浮かべます。

彼らは私に恩返しを求めませんでした。ただ、背中を押してくれました。

だから私は、そのバトンを今、目の前の子どもたちに渡そうとしています。

2周年の春、新しく開校したサポート校と共に、この1年を走り抜けたい。


次の「ここは命の恩人です」を生み出す場所を、一緒に育ててくれると有難いです。


特定非営利活動法人こども未来機構 代表理事 小野田 純

〒4380078

静岡県磐田市中泉591-1イーストスクエアビル2F

07012135600

https://asunoroom.wordpress.com

代表:小野田純

団体を見つける
  • 社会課題から探す
  • すべての団体から探す
  • キャンペーンを探す
Syncableについて
関連サービス
Syncable Logo Image
© 2021 STYZ Inc.All rights reserved